滋賀医科大学 生理学講座 生体システム生理学部門(小川 研究室)
Department of Systems Physiology, Shiga University of Medical Science (Ogawa lab)
滋賀医科大学 生理学講座 生体システム生理学部門(小川 研究室)
Department of Systems Physiology, Shiga University of Medical Science (Ogawa lab)
小川研究室へようこそ!
特任助教(ポスドク研究員)を募集しています(募集内容はこちら)。
創発的研究支援事業のRAでサポートする大学院生を募集しています(2026年度入学博士課程、給与(〜20万円/月)支給有り)。
学振ポスドクの受け入れ可能です(採用実績あり。ご相談ください)。
お気軽に小川 までご相談ください。ogawam at belle.shiga-med.ac.jp (atに@)
研究紹介
「意欲」「やる気」は、目標を達成するために必須の脳機能です。適切な意欲は、各個体が「生き抜く」こと、ひいては、種の繁栄に影響します。一方、ヒトで意欲が低下したうつ症状や、意欲が異常に亢進した依存症は、大きな社会問題になっています。つまり、意欲機能を正確に理解し、その理解に基づき改善できれば、社会的インパクトも大きいでしょう。そのためには、「意欲を担う神経メカニズムを生物学的に精緻なレベルで解明し、そのメカニズムに基づいた精神疾患の理解が不可欠」です。従来、このような研究は困難でしたが、近年の神経科学分野の著しい発展により「意欲を担う神経機構を、科学的に精緻なレベルで解き明かせる時代」が到来しています。
私達は、神経科学、生理学、心理学、数理・情報科学、臨床医学などの統合的アプローチにより、従来のアプローチでは解明できなかった「意欲の生物学的神経基盤やその計算アルゴリズム」を明らかにします。それにより、意欲障害症状の理解やその新しい診断法・治療法の革新を目指します(その他、意思決定や注意などについても研究しています)。
代表論文
2023年 期待が外れてもそれを乗り越える機能を果たすドーパミン神経回路について、論文を発表しました。Ishino et al, & Ogawa, Science Advances, 2023.
私たちが解説した日本語のプレスリリースはこちら(右絵)。
読売新聞、朝日新聞、Yahoo!ニュース、日本経済新聞、産経新聞、NewsPicks、ABEMAヒルズなどで、報道されました。JST news (JST広報紙)6月号、Neuroscience News(英語)、JST Science Japan(英語)で取り上げられました。
10月 小川が、第85回日本動物心理学会大会で、特別講演を行いました。
9月 西岡さんが、学振PDとして着任しました。
8月 小川が第39回日本大脳基底核研究会で、講演(招待)を行いました。
8月 佐藤 正晃 先生(京都工芸繊維大学)にセミナーをしていただきました。
7月 小川が、立命館大学 生命医科学コロキアムで、講演(招待)を行いました。
6月 当部門主催のセミナー(第6回)を開催しました。
5月 小川が放射線医学研究所(ホスト:樋口 真人 先生)で、セミナーを行いました。
5月 小川が京都大学大学院医学研究科(ホスト:林 康紀 先生)で、セミナーを行いました。
3月 当部門主催のセミナー(第5回)を開催しました。
2月 小川が第18回ラットリソースリサーチ研究会で、講演(招待)を行いました。
1月 小川が大阪公立大学 大学院医学研究科で、医学研究セミナー(ホスト:水関 健司 先生)(招待)を行いました。
12月 当部門主催のセミナー(第2回〜4回)を開催しました。
11月 近畿生理学談話会で、小川が口演を行いました。
11月 北海道大学の医学研究院でセミナーを行いました(ホスト:藤山 文乃 先生)。
11月 大阪大学・蛋白研セミナー「意思決定の分子・回路・計算機構」で、講演(招待)を行いました。
11月 「精神医学の計算論と生物学の研究会」(主催: 東京大学・森田 賢治 先生)で、講演(招待)を行いました。
10月 小川が、Neuroscience 2024 (SfN: 北米神経科学学会)のシンポジウムで口頭発表しました。
シンポジウムタイトル: Frustrative Nonreward: Behavior, Circuits, Neurochemistry, and Disorders
10月 小川の論文を、Journal of Neuroscience誌に発表しました。SfN2024のシンポジウムで発表した内容に関連するレビュー論文です。
9月 当部門主催のセミナー(第1回)(村川 泰裕 先生(京都大学ASHBi・理研))を開催しました。
7月 小川が、Gordon Research Conference (Optogenetics)@Lucca(イタリア)でポスター発表を行いました。
7月 石野さんが、日本神経科学学会@博多で、ポスター発表を行いました。
7月 小川が第46回 日本光医学・光生物学会(静岡大学)で、講演(シンポジウム、招待)を行いました。
6月 小川が The 63rd Frontier Brain Science Seminar(富山大学アイドリング脳科学研究センター)@富山大学(ホスト:井ノ口 馨 先生)で、講演(招待)を行いました。井ノ口先生の薫陶を受け、多くのdiscussionもでき、大変刺激的な訪問でした。
6月 小川が OIST (沖縄科学技術大学院大学) Neuroscience Online Seminarsで、講演(招待)を行いました。
6月 滋賀医大生の廣岡さんと三浦さんが、加わりました。基礎研究を楽しんでいただきます!
6月 前田さんと小川(怜)さんが、技術支援員として着任しました。
5月 国際研究グループ "Frustration research group" の定期セミナーで、小川が講演(招待)を行いました。
5月 野々村さんが、助教として着任しました。猪原さんが、事務支援員として着任しました。
4月 野々村さんが、特定講師として着任しました。川村さんが、博士過程の学生として加わりました。
3月 小川が、Gordon Research Conference (Basal Ganglia)@Ventura(アメリカ)でポスター発表を行いました。
1月 小川が、京都大学ELPプログラムで講義を行いました。
11月 小川が、京都大学 こころの科学ユニット こころサイエンスカレッジ「動機〜選考・感情〜」で講義を行いました。
11月 北米神経科学学会 SfN2023 in ワシントンDCで、ポスター発表(2件)を行いました。
11月 近畿生理学談話会@大阪大学で、石野さんと向平さんが口頭発表を行いました。
11月 石野さんが、助教に着任しました。
10月 小川が、生理研のシナプス研究会2023@鹿児島で、講演(招待)を行いました。
10月 石野さんが、滋賀医科大学(同上部門)に特任助教として着任しました。
10月 小川が、滋賀医科大学 生理学講座 生体システム生理学部門(旧 細胞生理学部門)に教授として着任しました。
9月 小川が、Science Cafeで講演(Zoom)を行いました。350人以上の方に参加していただきました。
9月 小川が、共創の場形成支援プログラムの「令和私塾」で講演を行いました。
8月 小川が、日本神経科学大会@仙台のシンポジウムで、シンポジウムをオーガナイズし、講演を行いました。シンポジウム名:「なぜその行動を選ぶのか?―意思決定を担う神経回路研究の最先端― 」。その他、ランチョンでも講演、またポスター発表を3件行いました。
7月 竹内大吾先生(東京大学)のセミナーを主催しました。
6月 サロン・ド・脳(第7回、四本裕子先生)を開催しました。
3月 SKプロジェクトが終了しました(5年任期)。
3月 小川が、京都大学の濱口先生と共に、日本生理学会大会@京都のシンポジウムをオーガナイズし、講演を行いました。シンポジウム名:「不確実な外界環境に適応する動的神経機構:次世代の生理学研究」
3月 石野さんの論文の内容が、読売新聞、朝日新聞、Yahoo!ニュース、日本経済新聞、産経新聞、ABEMAヒルズなどで、報道されました。プレスリリースが京大のトップページで紹介されました。
3月 石野さんが筆頭著者の論文を、Science Advances 誌に発表しました。プレスリリース(日本語解説)はこちら。
3月 小川が、学術変革領域研究(B)「あいまい脳」の班会議で、講演(招待)を行いました。
1月 小川が、同志社大学心理学部(ホスト:田中 あゆみ 先生)で、招待講演(+特別講義)を行いました。150人程度の学生さんなどに参加していただきました。心理学部の皆さんだけあって、心理学的な面白さに共感していただけたようなのが、私にとって何よりの喜びでした。
12月 小川が、生理学研究所研究会(大脳皮質を中心とした神経回路:構造と機能、その作動原理)で、招待講演を行いました。
11月 石野さんと向平さんが、北米神経科学学会 SfN2022 in サンディエゴで、それぞれ筆頭著者のポスター発表(2件)を行いました。ポスターには、若い研究者のみならず、大物研究者も次々と訪問してくださり、とても有益な議論ができました。国際的な場で発表し議論することの大切さを、認識し直しました。
10月 石野さんが筆頭著者の論文のpreprintを発表しました。
7月 石野さんと向平さんが、第45回日本神経科学大会(Neuro2022@沖縄)で、ポスター発表を行いました。
6月 小川が、九州大学 理学研究院(ホスト: 松尾 直毅 先生)で講演を行いました。
6月 小川が、創発的研究支援事業の公開シンポジウム「融合の場」でプレゼンを行いました。
5月 小川が、同志社大学 脳科学研究科(ホスト:御園生 裕明 先生)で、講演を行いました。
5月 小川が、鹿児島大学 医歯学総合研究科(ホスト:奥野 浩行 先生)で、講演を行いました。
4月 小川が、神戸大学 医学研究科(ホスト:古屋敷 智之 先生)で、講演を行いました。
4月 小川が、オンラインセミナー(ホスト:東北大学 筒井 健一郎 先生)で、講演を行いました。
3月 小川が、Development and plasticity of neural systems (国際シンポジウム, virtual conference)でショートトークを行いました。
3月 小川が、JSTの創発的研究支援事業(合田パネル)の成果報告会で、発表を行いました。非常に刺激的で、個性豊かな研究発表が多く、創発的研究支援事業が今後もぜひ続いて欲しいと感じられる「ボトムアップの」報告会でした。