活動の基本

 

「一番苦労した人が一番幸せになる権利がある。」SHIDAは、それを教育の力で実現することに挑戦する。

 子供達が困難を乗り越え、実証を示すことにより、地域へ希望を与えい。

 困難な状況にある子供たちに、「自分も克服できる」という自信を持たせたい。


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人と人との交流、人を育てる活動を行

建物支援も大切ですが、私たちは「人への支援」を基本とします。

人は成長し、その良い影響は、家族から集落、地域へと拡大していきます。

私たちは、目の前の奨学金子供に寄り添い、子供が夢を叶えられるよう激励し、奨学金支援が終了した後も交流を続けます。


活動は、ボランティアを基本とします。(無償、無給が原則)


形式を廃し、実質的、直接的な交流を目指します。

子供と直接会い、奨学金は直接子供の口座に入金、楽器文具の贈呈は学校で直接贈呈。


支援者と被支援者は、対等の関係で交流。

支援者だからといって、上から目線は厳禁。1対1の人間と人間との交流を行います。

タイの文化を尊重し、支援している地域の向上を目的とし、日本の文化、考えやルールなどの押 しつけ等行いません。


教育支援を基本とします。

活動は、教育支援を基本とし、特別な場合を除き生活支援活動は行いません。

奨学金支援は、経済的に困窮している世帯を対象としますが、教育支援であり、経済的支援を目 的とした支援は、原則行いません。

支援は、現地の要望に沿うよう意見を聞き最大限努力。(押し付けは厳禁)


奨学金対象は、中学校、高校、大学であり、小学校は基本的には対象外。

中学校は、国の施策が充実してきているので、様子を見ながら今後のことを検討します。


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対象地域は、基本的にはタイのメーホーンソーン県を中心とした国境付近(チェンマイ県、ランパーン県等、ミャンマーのシャン州等)とする。

広範囲にわたる活動は、現実的に困難なことと活動の効果が分散する。

支援の子供が他県へ進学の場合、メーホーンソーン県と関係のある場合、現地メンバーの推薦等の事情がある場合等は当該地域を含む。また、他県等から来てメーホーンソーンの学校の寮で生活している者を含む。

メーホーンソーン県は、第2次世界大戦でのインパール作戦等日本と特別な事情があり、特にお世話になった等の経緯がある。(旧日本兵の残した交流を継続したい。)


子供等との交流(現地での交流)は、SHIDAを通じてのみとする。

現地の状況を知る理事と同行のみ。(里親等が、奨学金の支払い、子供等との交流を直接行うことは、しない。)他の子供たちと均衡の取れた支援としたい。特別扱いは好ましくない。

SHIDAの活動と異なる支援、交流が過去にあり、現地メンバーは、SHIDAの活動と混同。修正が困難なことがあった。

今まで積み重ねてきた、信頼やルールが壊れる恐れがある。

現地メンバーが、車の手配などさせられるなど問題が生じる恐れ。(クンユアン、メーサリアンでSHIDAから離れていった人たちにより組織が利用され協力者や奨学金の子供、その父母にも影響があった事例)


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里親と子供との関係は、里親は、担当する子供の資金援助者。子供への対応は、現地メンバーなど全員で行い、里親は特別な関係を持たない。


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組織の運営

「平和、文化、教育」に資する活動をする団体として、理事会など人間関係を大切にし、追求型の運営は避ける。「組織は人間関係で決まる。」ことを常に考えながら運営する。