定家本系統でありながら注目すべき独自本文を具備した鎌倉時代中期写本、学習院大学蔵『源氏物語』「藤袴」帖の全編を高精細のカラー画像にて影印。
さらに、全編の翻刻および僚帖である国文研蔵「榊原本」をはじめ、諸本との比較検討による考察を記した研究篇を収載。
書誌学的知見を活かした『源氏物語』研究における新たな礎を提示する。
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「文を見たがる人々─『うつほ物語』における聖婚関係─ 」
「榊原本僚帖『源氏物語』「藤袴」帖における巻末独自本文の〈読み〉の可能性」
「『あさぢが露 』の書誌再検討――書写状況と巻末の脱落を考える」
「俊蔭物語の翻案としての明石入道の文 」
「『源氏物語』はなぜ中世に学問となったのか 」
コラム14「碁の場面の『源氏物語』引用」
哈爾濱(ハルビン)――東洋の小パリ
台北――「南進」の拠点
台中――台湾第二の都市
【旅の道標】
②船と航路 ⑦シリーズもの絵葉書 ⑧一九一九年の学習院北満旅行 ⑭台湾の絵葉書発行元 ⑯台湾随一の湖・日月潭
【あの作品の舞台】
④漫画『フイチン再見!』
『東方』451号
◆梗概【意義】 「吹上・上」巻、「国譲・中」巻
◆登場人物 一条北の方、忠こそ、橘千蔭、源実忠
◆享受史 学習院大学日本語日本文学科蔵『うつほ物語』(絵入版本)紹介(共同執筆)
◆テーマ 手紙論
◆モチーフ 宴一覧表(共著)、禄、車、夢、垣間見、折枝・付け枝、色彩
◆附録 『うつほ物語』主要研究論文目録(一九九七年以降)
「「手」の相承――仲忠が若宮に送った「手本四巻」——」
〈見える/見えない〉の物語学「うつほ物語における手紙――人間関係を可視化する手紙の機能」