東北大学大学院
医学系研究科
医化学分野
加齢医学研究所
遺伝子発現制御分野
生命科学研究科
レドックス制御分野
レドックス代謝の生化学から遺伝子発現の理解へ
Life is nothing but an electron looking for a place to rest. これは、ビタミンCを発見して1937年のノーベル賞を受賞したハンガリーの生化学者アルバート・セント・ジェルジの言葉です。電子の動き、すなわち、酸化還元反応(レドックス反応)は生命の最も根源的な営みであることを表現したものです。レドックス恒常性の撹乱は、生体にストレスをもたらし、それに対する応答を誘導します。私たちの研究室では、急速に社会の高齢化がすすみつつある現在、健康寿命の延伸が医学にとっての極めて重要な課題であるとの認識のもと、環境にいかに適応して生命を維持するかという生体のストレス応答機構の理解を目指しています。
NRF2活性化がんの克服
転写因子NRF2が異常に活性化している難治がんの克服に向けて、代謝の視点から解析を進めています。
超硫黄分子の生体内機能の理解
近年新しい生体分子として同定された超硫黄分子の生体内での役割を解明し、炎症やがんの病態基盤の理解を目指しています。
代謝によるストレス感知・応答・適応機構
代謝の変化としてのストレス感知機構と、代謝物がもたらす細胞の機能改変に着目して、新しい細胞分化や炎症応答の制御機構を追究しています。
新しい経路の発見を目指して
ゲノム編集技術を応用したCRISPRスクリーニングによる新たな生命の制御軸の発見を目指しています。
新着情報
2024.6.21. 教授 本橋ほづみさんが、第50回生体分子科学討論会で特別講演を行いました。
2024.6.15. 教授 本橋ほづみさんが、2024年度日本生化学会関東支部例会で特別講演を行いました。
2024.6.9. 准教授 関根弘樹さんが、ビタミン学会第76回大会で招待講演を行いました。
2024.6.5. 教授 本橋ほづみさんが、The 7th World Congress on Hydrogen Sulfide in Biology and Medicineで講演を行いました。
2024.5.31. プレスリリース:新たな酸素感知機構を発見〜酸素によるビタミンB6活性調節はマクロファージの炎症応答を制御する (PNPO–PLP axis senses prolonged hypoxia in macrophages by regulating lysosomal activity)(rdcu.be/dJxsh )<---ここからダウンロードできます。
2024.5.14. 令和6年度のラボ新人歓迎会+引越し打ち上げを行いました。
2024.4.22.~4.26 1週間かけて、加齢医学研究所2階東から医学部1号館3階西へ引っ越しをしました。
2024.4.18. 准教授 関根弘樹さんを筆頭著者とする論文がNature Metabolism誌に受理されました。
2024.3.30-4.1 レドックス超分子国際先導研究 キックオフシンポジウムで、准教授 関根弘樹さん、助教 村上昌平さんが講演をしました。
2024.3.27. 医学系研究科博士課程D4 岩城英也さん、同修士過程M2 飯田謙人さん、生命科学研究科博士前期過程M2 Wang Xuanさんが、それぞれの過程を修了し、学位記を授与されました。おめでとうございます。
2024.3.24. 学振RPD研究員の河口まどかさんが、第1回日本がん免疫学会国際がん免疫シンポジウムで、招待講演を行いました。
2024.3.14. 大学院博士課程3年の武田遥奈さんが、笹川科学研究助成に採択されました。
2024.3.8. 大学院博士課程3年の武田遥奈さんが、東北大学大学院医学系研究科女子大学院生奨励賞 (七星賞)最優秀賞に選ばれました。
大学院生 募集中
研究に興味がある方は、下記、本橋までご連絡ください。
[ 所在地 ]
〒980-8575
宮城県仙台市青葉区星陵町2-1
東北大学医学部1号館3階
東北大学大学院 医学系研究科 医化学分野
本橋 ほづみ
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