抑うつ症群
[実験系]
大芦 治・平井 久(1992).抑うつの素質ーストレス・モデルの実験的研究 健康心理学研究,5, 24-31.
坂本 真士(1993).自己に向いた注意の硬着性と抑うつとの関係 教育心理学研究,41, 407-413.
坂元 桂(1998).抑うつ者および高不安者のネガティブ情報に対する潜在記憶 性格心理学研究,6, 71-81.
坂元 桂・坂元 章(1998).抑うつ傾向と自己関連情報の顕在記憶 性格心理学研究,7, 46-47.
烏丸 佐知子(1999).軽度の抑うつ状態における性格特性形容詞の自己関連付け評定 心理学研究,70, 143-148.
田上 恭子(2002).抑うつにおける自己関連的な認知のネガティブ・バイアス―気分一致効果に着目して― 心理学研究,73, 412-418.
烏丸 佐知子(2003).抑うつ傾向と自己注目が情報処理に及ぼす影響 心理学研究,74, 201-208.
鳥丸 佐知子(2004).あいまい状況の物語作成時における自己関連付け効果―抑うつ傾向の差を指標として― 感情心理学研究,11, 1-12.
服部 陽介・川口 潤(2009).抑うつ者における思考抑制時の侵入思考と注意の焦点化方略の関係 心理学研究,80, 238-245.
服部 陽介・唐澤 穣(2009).抑うつ者に見られる思考抑制時の認知資源の不均等な配分 パーソナリティ研究,17, 220-222.
上田 紋佳・寺澤 孝文(2011).高不安者のネガティブ語に対する推測バイアスの検討 パーソナリティ研究,20, 53-56.
勝倉 りえこ・伊藤 義徳・根建 金男・金築 優(2011).日本版メタ認知的気づき評定法の開発 心身医学,51, 821-830.
伊里 綾子・望月 聡(2012).感情喚起語からの注意解放におけるバイアスと抑うつ傾向の関連 感情心理学研究,19, 81-89.
西口 雄基・丹野 義彦(2012).抑うつ的注意バイアスに対する刺激の自己概念関連性の影響 パーソナリティ研究,21, 91-93.
西村 春輝・望月 聡(2013).高反すう者におけるワーキングメモリ更新時の干渉制御過程 感情心理学研究,21, 1-10.
松本 昇・望月 聡(2013).抑うつによる自伝的記憶の具体性の減少―アナログ研究のための教示法の検討― 感情心理学研究,21, 11-18.
神原 広平・尾形 明子(2015).認知機能がネガティブな自動思考・スキーマに与える影響 行動療法研究,41, 215-223.
伊里 綾子・望月 聡(2016).情動的情報が記銘に与える影響と抑うつ傾向の関連 感情心理学研究,23, 105-115.
佐藤 秀樹・竹林 唯・巣山 晴菜・伊藤 理紗・鈴木 伸一(2017).brooding が言語性ワーキングメモリ容量におよぼす影響の検討 Journal of Health Psychology Research,30, 19-25.
小林 正法・大竹 恵子(2018).主観的幸福感と抑うつ傾向がノスタルジア状態の喚起に与える影響 ―音楽によるノスタルジア状態喚起を用いて― パーソナリティ研究,27, 155-158.
高橋 佳史(2022).抑うつ傾向が感情刺激の記憶のモニタリングに及ぼす影響―抑うつ傾向者は不快情報を後で思い出せると判断するか?― パーソナリティ研究,30, 164-166.
[調査系]
坂本 真士(1994).抑鬱者の性格特性の自己評価におけるネガティビティ・バイアス 心理学研究,65, 156ー161.
大谷 佳子・桜井 茂男(1995).大学生における完全主義と抑うつ傾向および絶望感との関係 心理学研究,66, 41-47.
桜井 茂男・大谷 佳子(1997).“自己に求める完全主義”と抑うつ傾向および絶望感との関係 心理学研究,68, 179-186.
井沢 功一朗(1997).抑うつ症状におけるパーソナリティスタイルーストレス交互作用仮説とライフイベント対応一致仮説の検討 性格心理学研究,6, 1-14.
佐藤 徳(1999).自己表象の複雑性が抑鬱及びライフイベントに対する情緒反応に及ぼす緩衝効果について 教育心理学研究,47,131-140.
高比良 美詠子(2000).抑うつのホープレスネス理論における領域一致仮説の検討 心理学研究,71, 197-204.
勝谷 紀子(2000).他者からの評価が抑うつ者の認知的・感情的反応に及ぼす影響 性格心理学研究,9, 52-53.
伊藤 拓・竹中 晃二・上里 一郎(2001).うつ状態に関与する心理的要因の検討―ネガティブな反すうと完全主義、メランコリー型性格、帰属様式との比較― 健康心理学研究,14, 11-23.
伊藤 拓・上里 一郎(2001).ネガティブな反すう尺度の作成およびうつ状態との関連性の検討 カウンセリング研究,34, 31-42.
伊藤 拓・上里 一郎(2002).ネガティブな反すうとうつ状態の関連性についての予測的研究 カウンセリング研究,35, 40-46.
伊藤 拓・上里 一郎(2002).完全主義およびネガティブな反すうとうつ状態の関連性―抑うつの脆弱要因としての完全主義についての再検討― カウンセリング研究,35, 185-197.
小堀 修・丹野 義彦(2002).完全主義が抑うつに及ぼす影響の二面性―構造方程式モデルを用いて 性格心理学研究,10, 112-113.
杉浦 知子・馬岡 清人(2003).女子大学生における認知的統制と抑うつとの関連 健康心理学研究,16, 31-42.
佐々木 淳・丹野 義彦(2003).自我漏洩感を体験する状況の構造 性格心理学研究,11, 99-109.
杉浦 知子・杉浦 義典(2003).認知的統制のストレス緩衝効果―抑うつとの関連 パーソナリティ研究,12, 34-35.
大谷 保和(2004).自己志向的完全主義の2側面と自己評価的抑うつ傾向の関連の検討―統制不可能事態への対処を媒介として― 心理学研究,75, 199-206.
家接 哲次・小玉 正博・田上 不二夫(2004).抑うつ因果モデルの検討―抑うつスキーマと抑うつの関連― 心理学研究,75, 353-358.
伊藤 拓・竹中 晃二・上里 一郎(2005).抑うつの心理的要因の共通要素―完全主義,執着性格,非機能的態度とうつ状態の関連性におけるネガティブな反すうの位置づけ― 教育心理学研究,53, 162-171
友野 隆成・橋本 宰(2005).抑うつの素質―ストレス・モデルにおける性差の検討:対人場面におけるあいまいさへの非寛容を認知的脆弱性として 健康心理学研究,18, 16-24.
佐々木 淳・丹野 義彦(2005).自我漏洩感の体験様式―強迫的侵入思考・抑うつ的自動思考との比較から パーソナリティ研究,13, 275-277.
杉山 崇・坂本 真士(2006).抑うつと対人関係要因の研究:被受容感・被拒絶感尺度の作成と抑うつ的自己認知過程の検討 健康心理学研究,19, 1-10.
義田 俊之・中村 知靖(2007).抑うつの促進および低減プロセスにおける自動思考の媒介効果 教育心理学研究,55, 313-324.
田中 誠一・佐藤 寛・境 泉洋・坂野 雄二(2007).自己注目と抑うつおよび不安との関連 心理学研究,78, 365-371.
勝谷 紀子(2007).重要他者に対する再確認傾向は抑うつ,不安,自尊心を変化させるのか―抑うつ特殊性仮説の検討 パーソナリティ研究,15, 161-170.
城月 健太郎・笹川 智子・野村 忍(2007).ネガティブな反すうが社会不安傾向に与える影響 健康心理学研究,20, 42-48.
桾本 知子・山崎 勝之(2008).大学生における敵意と抑うつの関係に意識的防衛性が及ぼす影響 パーソナリティ研究,16, 141-148.
小西 瑞穂・山田 尚登・佐藤 豪(2008).自己愛人格傾向についての素因ーストレスモデルによる検討 パーソナリティ研究,17, 29-38.
齋藤 路子・沢崎 達夫・今野 裕之(2008).自己志向的完全主義と攻撃性および自己への攻撃性の関連の検討―抑うつ,ネガティブな反すうを媒介として パーソナリティ研究,17, 60-71.
加曽利 岳美(2009).抑うつ傾向大学生に見られる自動思考の特徴 心理臨床学研究,27, 17-28.
高野 慶輔・丹野 義彦(2009).抑うつと私的自己意識の2側面に関する縦断的研究 パーソナリティ研究,17, 261-269.
長谷川 晃・金築 優・根建 金男(2009).抑うつ的反すうに関するポジティブな信念の確信度と抑うつ的反すう傾向との関連性 パーソナリティ研究,18, 21-34.
齋藤 路子・今野 裕之(2009).ネガティブな反すうと自己意識的感情および自己志向的完全主義との関連の検討 パーソナリティ研究,18, 64-66.
上野 真弓・丹野 義彦・石垣 琢麿(2009).大学生の持つ抑うつ傾向と攻撃性との関連―攻撃性の4つの下位尺度を踏まえ パーソナリティ研究,18, 71-73.
長谷川 晃・金築 優・根建 金男(2010).抑うつ的反すうを促す反すうする利益に関する信念の内容 パーソナリティ研究,18, 248-251.
高野 慶輔・丹野 義彦(2010).反芻に対する肯定的信念と反芻・省察 パーソナリティ研究,19, 15-24.
盛田 真理子(2010).女子青年における強迫性,アレキシサイミア,抑うつと神経性食欲不振症傾向の関連 心身医学,50, 857-862.
長谷川 晃・根建 金男(2011).抑うつ的反すうと関連する信念の内容 感情心理学研究,18, 151-162.
狩野 武道・津川 律子(2011).大学生における無気力の分類とその特徴―スチューデント・アパシーと抑うつの視点から― 教育心理学研究,59, 168-178.
黒田 祐二(2011).対人関係の抑うつスキーマ,主観的な対人ストレスの生成,抑うつの関係 心理学研究,82, 257-264.
長谷川 晃・金築 優・井合 真海子・根建 金男(2011).抑うつ的反すうに関するネガティブな信念と抑うつとの関連性 行動医学研究,17, 16-24.
長谷川 晃・根建 金男(2011).抑うつ的反すうとネガティブな反すうが抑うつに及ぼす影響の比較 パーソナリティ研究,19, 270-273.
松浦 隆信・亀山 晶子・坂本 真士(2011).過度な注意の持続と不安・抑うつとの関連―不安と抑うつの識別を考慮に入れた検討 パーソナリティ研究,20, 32-40.
川人 潤子・大塚 泰正(2011).大学生の肯定的自己複雑性と満足感,幸福感および抑うつとの関連の検討 パーソナリティ研究,20, 138-140.
村山 恭朗・岡安 孝弘(2012).女子大学生を対象としたネガティブな反すうの安定性およびストレッサーとの相互関係に関する縦断的検討 健康心理学研究,25, 67-76.
松田 幸久・田山 淳(2012).抑うつにおける推論の誤りを測定する自己・他者志向的誤推論尺度 (Self-Other Focused Thinking Error Scale: SOFT) の作成 心身医学,52, 835-844.
内田 知宏・川村 知慧子・三船 奈緒子・濱家 由美子・松本 和紀・安保 英勇・上埜 高志(2012).日本版 Brief Core Schema Scale を用いた自己,他者スキーマの検討―クラスターパターンの類型化および抑うつとの関連 パーソナリティ研究,20, 143-154.
渡辺 伸子・今野 裕之(2012).重要他者に対する再確認傾向と気質および抑うつの関連 パーソナリティ研究,20, 229-232.
高垣 耕企・岡島 義・坂野 雄二(2012).大学生の認知行動的特徴と抑うつ症状の変化との関連性 パーソナリティ研究,21, 63-73.
内田 香奈子・山崎 勝之(2013).女性における感情表出コーピングが抑うつに及ぼす影響の予測的研究―感情表出のシグナリング機能に着目して― 健康心理学研究,26, 18-27.
村山 恭朗・岡安 孝弘(2013).女子大学新入生を対象としたメタ認知的知覚がもたらす抑うつ低減効果―ストレッサーの軽減による媒介モデル― 健康心理学研究,26, 28-37.
西川 大志・松永 美希・古谷 嘉一郎(2013).反すうが自動思考と抑うつに与える影響 心理学研究,84, 451-457.
服部 陽介・川口 潤(2013).集中的気晴らしに関するメタ認知的信念と抑うつの関係に関する検討 パーソナリティ研究,21, 267-277.
及川 恵・山蔦 圭輔・坂本 真士(2013).抑うつ対処の自己効力感による抑うつ低減プロセス―気晴らしへの集中に着目して パーソナリティ研究,22, 185-188.
森 正樹・丹野 義彦(2013).抑うつとストレッサーの関連に対する省察の調整作用 パーソナリティ研究,22, 189-192.
瀧井 美緒・上田 純平・冨永 良喜(2013).トラウマ体験の違いによる外傷後ストレス反応,身体症状,抑うつ症状,不安感受性の差異に関する研究 不安障害研究,4, 10-19.
島津 直実・越川 房子(2014).反応スタイルと抑うつに関する因果モデルの検討 心理学研究,85, 392-397.
服部 陽介・川口 潤(2014).抑うつ者にみられる侵入思考経験が集中的気晴らしに関するメタ認知的信念に与える影響 パーソナリティ研究,22, 277-280.
安部 主晃・川人 潤子・大塚 泰正(2014).再確認傾向が対人ストレスイベント及び精神的健康に及ぼす影響 パーソナリティ研究,23, 29-37.
嘉瀬 貴祥・大石 和男(2015).大学生におけるタイプA行動様式および首尾一貫感覚(SOC)が抑うつ傾向に与える効果の検討 パーソナリティ研究,24, 38-48.
松本 昇・望月 聡(2015).Leuven Adaptation of the Rumination on Sadness Scale (LARSS) 日本語版の作成と信頼性・妥当性の検討 パーソナリティ研究,24, 77-87.
川村 綾・及川 恵(2015).認知的統制の媒介による行動的対処と抑うつとの関連 パーソナリティ研究,24, 155-158.
黒田 祐二(2016).非機能的態度と抑うつ的推論スタイルはポジティブな出来事を予測するか? 心理学研究,87, 415-420.
及川 恵・菊池 由華・田渕 梨絵(2016).接近回避志向と省察・反芻,抑うつとの関連 パーソナリティ研究,24, 222-224.
長谷川 晃・服部 陽介・西村 春輝・丹野 義彦(2016).抑うつエピソードの経験者と非経験者における社会的問題解決と反すうの差異―日本人大学生を対象として.パーソナリティ研究,25, 162-165.
市川 玲子・外山 美樹(2016).対人恐怖心性-自己愛傾向2次元モデル類型間の失敗経験後に生じる感情の差異―自己呈示欲求からの影響― 教育心理学研究,64, 228-240.
村中 昌紀・山川 樹・坂本 真士(2017).対人過敏・自己優先尺度の作成 ―「新型うつ」の心理学的特徴の測定― 心理学研究,87, 622-632.
池田 寛人・宮崎 球一・松野 航大・根建 金男(2017).大学生における、心配の影響を含めた抑うつのメタ認知モデルの検討 行動医学研究, 23, 24-31.
陶山 和美・石﨑 淳一(2018).不安と抑うつの併存群に対する反芻および否定的自己認知の関連 心理臨床学研究, 36, 452-457.
磯和 壮太朗・野口 直樹・三宮 真智子(2019).大学生の Sense of Coherence が抑うつと主観的幸福感に及ぼす影響に対する自発的な自己観の好ましさによる媒介効果の検討 Journal of Health Psychology Research,31, 155-164.
増永 希美・杉浦 義典(2019).ネガティブなメタ認知的信念と全般性不安症状および抑うつ症状の関連に対するウェルビーイングおよび感謝感情による調整効果 パーソナリティ研究,27, 200-209.
村中 昌紀・山川 樹・坂本 真士(2019).対人過敏傾向・自己優先志向が対人ストレスイベント,抑うつに及ぼす影響についての縦断的検討 パーソナリティ研究,28, 7-15.
石川 遥至(2020).適応的・不適応的な形式の反応スタイルと能動的注意制御の関連について 感情心理学研究,28, 11-21.
服部 陽介(2022).抑うつが思考抑制と反すうの関係に与える調整効果についての概念的追試 パーソナリティ研究,31, 12-14.
高山 智史・佐藤 寛(2022).完全主義が抑うつに及ぼす影響 ―不安の影響を統制した再検討 ― 認知行動療法研究 48, 183-191.