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左の写真のゾイドが「プテラス」である。
へリック共和国のゾイドで、モチーフは翼竜型
プテラノドン…では?と思うが何故かぼかしてある。
プラモとしてはゼンマイ駆動で平成基準では小型ゾイドに分類される。(昭和基準では中型)
最高速度マッハ2※
武装(平成基準)
16mmバルカン砲
空対地2連装ミサイルポッド
空対空2連装自動追尾ミサイル
などゾイドにしては少な目
※空戦ゾイドは基本的にマッハ表記になる。
今まで小型しかいなかった中、初めて登場した中型の飛行ゾイドである。
ZAC2034年にロールアウト
中央大陸戦争中期のゾイドで共和国初の本格戦闘機ゾイドとして有名。飛行ゾイド自体はすでに何機か作られていたため、初の本格戦闘機ゾイドという肩書は謎だが、地球人の技術を導入してから初のという意味だと思われる。
翼が肉抜きされていて飛べるのか?と思われがちだが、この翼はマグネッサーシステムを搭載しており、惑星Ziの磁場を利用して安定した飛行を可能にしている。
マグネッサーシステムによる飛行は後のジェット噴射を推進力にするゾイドと比べて速度が出づらいものの、ロールアウト直後は最強の空戦ゾイドとして、その後も高い旋回性能、安定した低空飛行を生かした戦いで、共和国に貢献した。
惑星Zi大異変後、多くのゾイドが絶滅する中、プテラスは数を残していたため、西方大陸戦争時、再度前線に帰ってきたといわれている。ただ、設計の古さから、戦闘機としては一線を引いており、安定飛行を生かした戦闘爆撃機に転換したといわれている。後述するが、陸戦ゾイド相手には相変わらず強かったようだ。
ちなみに、最高速度マッハ2は十分早いのではと思いがちだが、基本的に飛行ゾイドはみんなマッハでるため、その中では確かに遅めではある。
もともとの運用方法では型落ちしたのに生産したという珍しい例である。
サーベルタイガーは装甲が薄いから有利なのであって、アイアンコング相手だと恐らく勝てない。
アニメやゲームの演出で勘違いしがちだが、少なくともバトルストーリーでは空戦ゾイドは陸戦ゾイド相手には圧倒的に有利に戦うことができる。
速さで強いことで有名な「サーベルタイガー」が全盛期のころの共和国の対策が「空軍に応援を頼み撤退せよ」と言われていたことを考えるとあのサーベルタイガーでも空から攻撃されると弱かったことがわかる。
まあ、冷静に考えると、サーベルタイガーは最高速度200km/h出してすごいと言っている中、空戦ゾイドの大半はマッハ1=約1200km/h以上の速度且つ飛行していることを考えると一方的な戦いになるだろうなという気はする。
とはいえ、武装は多く付けられないので空戦ゾイドは決定打に掛けることが多い。
惑星Zi大異変後の改造パターンとして
レーダーやミサイルを増設し、完全な爆撃機に転向した「プテラスボマー」が有名。
また、敵の正確な位置を伝えるためにレドームを装備した、「プテラスレドームスペシャル」という改造もある。
アニメのオープニングでも飛んでいたため覚えている人は多そう。
アニメ「ゾイド(初代)」でも登場。
メインを張った回はなかった気がする…が、よく偵察をしているシーンで飛んでいた。愛機にしている人物はいなかったが、名前のあるキャラが3~4人乗ったことがある。ただ、名前があるキャラが乗ると大概撃墜されてしまうジンクスが…
また、アニメ「スラッシュゼロ」でも登場。
チームブリッツのメンバー、ジェミーの愛機だったが、出番があまりないまま、中盤でレイノスに乗り換えられ、フェードアウトしてしまった。※
※後継機乗り換えというと聞こえはいいが、劇中ではレイノスを買うために下取りに出されたという扱いだった、このことは当のジェミーは聞いていなかったため最初はショックを受けていた。
PSゲームの「ZOIDS メカ生体の遺伝子」でももちろん登場。
飛行ゾイド故に移動力が高く、どんな地形も無視して移動できたが、攻撃力と防御力が低いため活躍させるのは難しかった。一応回避率は高いらしいのだが…
レドームスペシャル。見ればわかるが、レドームはガンスナイパーのものを使っている。(流用?)
※ここからツキアカリの主観が入ります!
ほとんどの媒体に登場しているほか、平成ゾイド期の最初は共和国唯一の飛行ゾイドなのもあってかアニメでもゲームでも出番が多かった。
ただ、最初期の飛行ゾイド故か活躍はあまりパッとしないことが多かった。正直強いという印象を持っている人はいないだろう。
個人的にはアニメの影響か戦闘力より、ゾイドの世界で空を飛ぶ際の最も身近なゾイドという印象で、それがプテラスにとっての最大の特徴なんじゃないかと思う。
※参考資料:ゾイド公式ファンブック1~4など