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左の写真のゾイドが「ダブルソーダ」である。
へリック共和国のゾイドで、モチーフはクワガタ型(昭和版は昆虫型)
まあ、見てのとおりである。
プラモとしてはゼンマイ駆動で平成基準では小型ゾイドに分類される。(昭和基準でも小型)
最高速度415km/h
武装(平成基準)
ブレイクソード×2(角
4連装マシンガン
対ゾイド小口径2連装ビーム砲
レーザーセンサー×2
フレキシブルスラスターバインダー
ウイングスタビライザー
ZAC2044年にロールアウト
中央大陸戦争後期のゾイドで戦闘ヘリ型ゾイドのサイカーチスに対抗し、同じく戦闘ヘリポジションで開発されたのがダブルソーダである。
戦闘ヘリ型のゾイドが強いのかは「サイカーチスについて」で散々語ったため、今回は控えるが、非常に強力なゾイドである。
サイカーチスと比べて後発で開発されていることもあり、ほとんどの性能はサイカーチスを上回っている。
特に格闘武器装備はサイカーチスにはなかった要素である。射撃武器に関してはどっこいどっこいだが、正面火器が火力のビームではなく速射性のあるマシンガンなのは低空からの狙い撃ちを考慮した点より面を制圧する火器選択だと思われる。
では火力は低いかというと、背中にビーム砲があるため、決して低くはないと思う。射撃の最大火力こそサイカーチスに劣っているかもしれない※が、十分な火力は持っているといえるだろう。
※ビーム兵器の数はサイカーチスより少ないため、また、惑星Zi大異変後だとサイカーチスは小型とはいえ荷電粒子砲つけているため、最大火力は譲らざるえないというべきか
サイカーチスは空からゾイドを倒すことを考えた設計だが、ダブルソーダは同じ時間で多くのゾイドを半壊させることに特化している気がする。とどめは地上部隊に任せるというイメージ。
レブラプターとタイマンした場合はブレイクソードで攻めるべし。とあるが、実際は無理して戦うこと自体がなかったと思う。
センサー類も充実している他、索敵のために小型ゾイドでは珍しく、実はコックピットは複座になっている。後部座席のパイロットは索敵に専念できるためダブルソーダの性能というよりマンパワー的に索敵は得意となっている。
まとめると、全体的にサイカーチスに足りなかったもの、取り回しが効きづらい装備を後発機故に追加、変更した仕様になっているといえるだろう。
ちなみに自慢の格闘武器についてだが、戦闘ヘリ型の戦い方的に敵に接近する必要がないはずなので、実はあんまり使い道がないような気がする、同じ高度を飛んでいる対サイカーチス専用の装備なのかもしれない。
実は、ほぼ同型のライバルがいるゾイドでは珍しく、サイカーチスの10年後に開発されていたりする。おそらく、共和国の首脳部がサイカーチス対策に最初は真面目に打ち合わなかったのではないかと思う。
そんなダブルソーダだが、中央大陸戦争~暗黒大陸戦争までにどう活躍したかは正直わからなかったりする。どう活躍したか知っている人は教えてほしい。
惑星Zi大異変後、多くのゾイドが絶滅する中、ダブルソーダは数を残しており、引き続き運用された。特に装備の変更はないようである。
西方大陸戦争初期では、オリンポス山攻防戦の後、焼野原となっていたオリンポス山に生存者を探して強行偵察を繰り返すという活躍をしていた。(実際一人救助している)
二部からの新キャラだ!どんなゾイドに…え、ダブルソーダなの!?と驚くくらいはびっくり選出だと思う。
サイカーチスと同じでアニメには無縁でしょ…と思っていたら、
アニメ「ゾイド(初代)」で登場している。
第二部からの新しい敵キャラ「リーゼ」が乗る最初のゾイドとして登場した。このダブルソーダはバトルストーリーのサイズと比べるとかなりでかく「ブレードライガー」と同じくらいのサイズがあった。
さらに、リーゼのオーガノイド「スペキュラー」と合体すると「ゴジュラス」以上の大きさになるという荒業を披露した。
実際の戦いはリーゼの精神攻撃が主だったせいで、戦闘の活躍はあまりしていないのだが、「ゴジュラス」以上のでかさで襲い掛かる姿は、正直一度見たら忘れられないくらいの大活躍だとは思う。
他にも、リーゼが精神攻撃時によく使っていた、虫サイズのゾイドもダブルソーダ型だったりするなど、多くのサイズ違いがでた唯一のゾイドと言えるだろう。
(アニメに出してもらえないサイカーチスは泣いていいと思う)
後にリーゼはいろんなゾイドに搭乗するが、巨大化させたのはダブルソーダだけである。そのため、ダブルソーダだけが巨大化させることができたのかもしれない。
画像なくてスマヌ…。対峙したときの印象はライガーゼロより普通に強そうに見える不思議。
さらにアニメ「フューザーズ」でも登場。
ハイジャック犯が使うゾイドとして登場している。この個体も「ライガーゼロ」と同じくらいのサイズだったため、アニメではこのサイズが平均的なサイズなのかもしれない…と思っていたのだが。
さらにさらに「ジェネシス」でも登場。
盗賊団の使うゾイドの№2みたいなポジションで登場、最大の特徴はなんと通常サイズであること!とりあえず、通常サイズもいることが証明された瞬間である。活躍は「レインボージャーク」にサクッとやられてました。しかも、なぜかやられる直前まで飛行せずに終了…飛べよ。
※ここからツキアカリの主観が入ります!
あまり知らないと戦闘ヘリって弱そうだし、知ったら知ったで、サイカーチスのまるパクリじゃん!となってしまうためどう褒めていいか説明しづらいゾイドである。
ただ、装備の配置をよく見ると、戦闘ヘリの戦い方を生かした武器配置になっていたりして結構ミリタリー感のあるゾイドである。
また、意外にアニメでも活躍が目立つゾイドでもある。特にリーゼのダブルソーダの不気味さは記憶に残っている人も多いだろう。
サイカーチスのライバルという特徴以外も魅力があることを少しでも知ってもらえればと思う。
※参考資料:ゾイド公式ファンブック1~4など