※基本的にパソコン推奨、スマホの場合は横画面で画像の位置などが見やすくなる場合があります。
-注意-
オススメ度に関しては、現状買ってまでプレイしてほしいか?を5段階評価で表したものになります。星が少ないから面白くないなんてことはないのでご了承ください。(というより、私がプレイして面白かったゲームしか紹介していません)
1997年にコナミがプレイステーションで発売されたソフトで、グラディウスシリーズのひとつである。
ジャンルはシューティングゲームである。
私がプレイして面白かったのは当然として、
個人的おすすめ度は★★★
(入手が難しいがプレイしてほしい)
といったところ。
今するなら、プレステ版を手に入れて、プレステ3やプレイできるハードを探してするか、PSPソフトにある「グラディウスポータブル」をするかになると思う。
画面の表示は上記の通り
操作方法は
方向キーで自機の移動、
×ボタンでショット、
○ボタンでミサイル
□ボタンでパワーアップ、
△ボタンでショットとミサイルの連射
スタートでポーズ
ちなみに、オプションで変更可。
大まかなあらすじは、前作(グラディウスⅢ)の後に謎の敵がグラディウス星に攻めてきたので、敵の本拠地を叩くため、4機の戦闘機が向かったみたいな話。(謎とかいう割に従来の敵の面影ある敵が多いが)
進め方は、自機を操作してボスを倒すまでが一区切りのステージを9ステージクリアでエンディングとなる。要するに一般的なシューティングと同じである。
本作の紹介のためにも「グラディウス」シリーズの特徴について説明。
バクテリアンやヴェノムといった敵から、惑星グラディウスを救うためにビックバイパーを操作して戦うのがだいたいの「グラディウス」シリーズのストーリーになる。そのため、自機はビックバイパーがお約束。
他のシューティングゲームにないシステムとして、パワーアップアイテムを集めて下のゲージで欲しいパワーアップにカーソルが来た時にボタンを押してパワーアップするのが特徴。自機以外にもパワーアップゲージにも目を通さなければならないのが少し慣れが必要。
シリーズの特徴として、ビッグコアをはじめとした見たらわかる弱点を持つ機械型のボスが出てくる。また、4面くらいにモアイが出てきたり、高速スクロールステージ、細胞ステージ、旧作ボスラッシュ、要塞ステージもお馴染み。
上記のように、普通グラディウスの自機はビックバイパー一択なのだが、なんと今作は4機から選ぶことができるのである。それだけでもお得な気がする。
また、パワーアップでとれるシールドを4種類から選択可能、武器の2段階パワーアップなどもある。
ちなみに、従来シリーズでもある時はあるが、ふたり同時プレイも可能、その場合はふたりでオプション4つが最大になる。
が、なんといってもすごいのが、ゲージエディット機能だろう。ージエディット機能とは、パワーアップゲージの順番を自由に変更できるという機能で、本来ゲージの後ろに配置してあるパワーアップはアイテムが多くいるが、手前に変更することで少ないアイテムで装備ができるようになるのである。
ゲージエディット機能を使うと、強力だが本来ゲージの後ろ側でとりづらいオプションをすぐとることができるたりするので、かなりプレイの幅を広げることができた。(ちょっとゲームバランスが崩れているのかもしれないが)
※ここからツキアカリの主観がメッチャ入ります!また、ネタバレも結構あります!
選択できる4機の自機の紹介をしていくが、その前に、共通の装備の説明を先にします。
パワーアップは標準だと最初から順番に「スピードアップ」「ミサイル」「ダブル」「レーザー」「オプション」「シールド」の順。ミサイル、ダブル、レーザーが機体によって変わってくる。
その中でスピードアップ、オプション、シールドは全機共通で使用可能。
スピードアップはその名の通り自機の速度を上げる。
オプションは自機と同じ攻撃をしてくれるユニットを装備、自機に追従して操作する。シリーズ共通だが、オプションの操作がグラディウス攻略の鍵である。
シールドは下記の4種類から機体とは別に選択可能。
上記はパワーアップ設定。セミオートにすると、特定のパワーアップゲージにカーソルが来た時点で自動で装備を行う。その順番は、「スピードアップ」1回、「ミサイル」、「オプション」1回、「レーザー」、「オプション」3回、「シールド」。ダブルや2段階装備は自分でとる必要あり。
便利だが、カーソルが合わさったら勝手に装備する都合上、最初にシールド取りたくても取れない事態になったりする。
シールド。
前の攻撃を12発防ぐ
フォースフィールド。
全方位を3発防ぐ
ガード。
地形接触ミスを防ぐ(無制限)、正面3発防ぐ
リミット。
とってから3秒無敵
一機目はお馴染み「ビックバイパー」
装備は斜め下前に攻撃する「ミサイル」
斜め上前に攻撃できる「ダブル」
敵を貫通する「レーザー」といつもの。
2段階装備でミサイルが貫通、ダブルが後ろにも攻撃、レーザーが照射時間が延びる。
いつものグラディウスの武器すぎて、新鮮味がないが、ダブルの2段階装備が前、斜め上前、後ろとミサイルまで入れるとほぼ全方位対応可能。全方位対応自体は他の機体もできるが、その中でも火力が高いので、思っている以上に安定して使用することができる。
結論として初心者から上級者まで使うとかなり強い機体である。
4機とも共通だが「ダブル枠」と「レーザー枠」は同時装備できないので注意!
2段階ディスラプターは極太レーザーになるため、ものすごくパワーアップした気がする。
二機目は知ってる人は知ってる「ロードブリティッシュ」
装備は斜め上前と下前に投下する「2ウェイミサイル」
リング状のレーザーを打つ「リップルレーザー」、
照射が短いレーザー「ディスラプター」
2段階装備で2ウェイが地形を這う、リップルが残像がつく、ディスラプターが太くなる。
ディスラプターが見た目かっこよく、地味な装備が多いダブル枠はリップルレーザーなので、初心者が選びがちな、ロマンあふれる機体である。が、ディスラプターは見た目ほど威力がない他、後ろの攻撃方法がないので、実はかなり上級者向け機体である。
三機目は外伝オリジナルの「ジェイドナイト」
装備は着弾で炸裂する「スプレッドボム」
自機中心の円型レーザー「ラウンドレーザー」
2連装のショートレーザー「パルスレーザー」
2段階装備でスプレッドが途中でわかれて2発に、ラウンドが射程が延びる、パルスが3連装になる。
スプレッドボムで対地火力があり、パルスレーザーで正面もそこそこ強いが、何よりラウンドレーザーを使いこなせるかにかかってる機体。ラウンドレーザーで全方位対応できるが、打つたびに視界が悪くなるため、そこに慣れるかにかかっている。中級者向けの機体といったところ。
ラウンドレーザーを取れば最低限戦えるため、復帰にも強い
グラビティバレットは連射すると、だんだん射程が短くなるので定期的にショットを止める必要あり。
最後も外伝オリジナルの「ファルシオンβ」
装備は真下に投下、前と後ろに分かれる「ローリングミサイル」
前から真上まで自動で攻撃する「オートエイミング」
爆発が起きる重力弾を打つ「グラビティバレット」
2段階装備でミサイルが射程が延びる、オートが後ろまで攻撃可、グラビティが爆発が大きくなる。
グラビティバレットの正面火力がすごいので、ボス戦では最強の機体。ステージ道中もミサイルとオートエイミングを駆使すれば対応可能。ただ、ザコ敵が多いときにレーザーがないのが意外に響いてくる。ボスが短い時間で倒せるのは大きいため、初心者~中級者向けの印象。
下記からステージの紹介をしていくが、その前に他の「グラディウス」シリーズにない特徴として、なんとステージひとつひとつに名前があったりする。せっかくなのでステージ名も添えて紹介します。
(ボス名は調べたらわかると思うのですが、当時の私の雰囲気で説明したいのであえて見た目の印象を書いてます。)
シリーズお馴染み、ステージ冒頭は宇宙もあるよ。
ステージ1、タイトルは
「BEYOND THE WHITE STORM -白い嵐を超えて-」
グラディウスでは例のない雪山が舞台のステージ、白い地表と背景のオーロラがシューティングと思えないくらい綺麗である。雪の積もった地面は見た目より低く、敵が隠れていることも。
ボスは「でかいいもむしみたいなヤツ」
画面を飛び回りながら移動する。口からは雪玉を発射、難易度が高いと背中から球も打つ。お尻が弱点。1ボスだが結構強敵。
ステージ2、タイトルは
「REQUIEM FOR REVENGERS -復讐者たちへの鎮魂歌-」
上下スクロールステージ、地形に今までのグラディウスシリーズの敵がスクラップで登場し攻撃を仕掛けてくる。シリーズファンは必見。スクラップはほとんどの場合倒すことはできないのでやり過ごすことになる。実は終盤ステージが分岐しており、ルートによってボスが違う。
ボスは下記の通り。体感蜘蛛の方が強く感じる。
わかるだけでも、「ビッグコア」「テトラン」「ビッグコアMkⅡ」「クリスタルコア」「デス」「カバードコア」などがいる。
「機械の蜘蛛みたいなの」。歩きながらレーザーで薙ぎ払ってくる。途中のジャンプも脅威。目が弱点。
「ほぼコア」。残骸を集めて攻撃してくる。背中の触手を伸ばす攻撃もある。
ファルシオンβのみレーザーがないので、クリスタルの恩恵は受けられない、残念。
ステージ3、タイトルは
「INTO THE CRYSTAL CAGE -水晶の檻の中へ-」
クリスタルが敷き詰められたステージ。このクリスタルは何とレーザーを屈折させる。自機が打った屈折レーザーは自機に判定はないので、積極的に屈折させて地形に隠れる敵を炙ろう。
ボスは「虹色レーザーを出すコア」
レーザー照射中は上下の行動が制限されるので注意。虹色の点粒を大量発射もしてくる。上下を縛る攻撃はかつてのビッグコアMkⅢを彷彿させる。
ステージ4、タイトルは
「RUINS OF SILENCE -沈黙の遺跡-」
シリーズお馴染みモアイステージ。上下スクロールもある他、通常モアイ、怒りモアイ、レーザーモアイなどの様々なモアイが襲い掛かる。特にレーザーモアイが強敵で、倒したら照射しているレーザーで薙ぎ払ってくるかなりの曲者。
いつものことだが…、もうモアイのやることを超えている気がする…
ボスは「馬鹿でかいモアイ×2」
画面が回転しながら襲い掛かかってくる。他のモアイと同じ口が弱点だが、口から超々特大イオンリングや、イオンレーザーを出すため結構よけづらい。
全体的に気持ち悪いステージである。
ステージ5、タイトルは
「ORGANIC FORTRESS -有機の要塞-」
これまたお馴染み細胞系ステージ。上下地形がグニャグニャで地形接触が怖いところ。さらに、地形に張り付いた敵が多い、アイテムも張り付いてるため、地形に近づくことを強制される。いろいろいやらしい。
ボスは「壁に張り付くでかい目玉みたいなの」
地形を揺らしながらレーザー、バウンド弾で襲い掛かる。レーザーは状況によっては揺らされた地形を盾にしないとよけれないことも、このステージは最後までいやらしい。
ステージ6、タイトルは
「GREEN INFERNO -緑の地獄-」
またまたお馴染み植物系ステージ。上下スクロールもある他、近づくと飛び出す植物、千切るとこっちに伸びてくる植物など、移動を遮断するような植物がうようよいる。陸を歩く堅い敵もいるのでやられてからの復帰は苦戦する。
ステージ5とはまた違う不気味さ(気持ち悪さ)がある。
ボスは「怪獣みたいな植物」
一度倒すと脱皮、2度倒すと子孫を残すなど3度倒す必要あり。第二形態の口を伸ばす攻撃がよけづらかったり、第三形態は吸い込み攻撃でこちらのコントロールを奪ってきたりと初見殺しがすごい。最初に戦った際は絶望感がすごかった。
このステージのみ、上下の地形以外は破壊判定が入るので正面の地形は破壊していこう。
ステージ7、タイトルは
「ON THE EVENT HORAIZON -事象の地平の上で-」
初代グラディウス1面のような…と思ったら、後ろからブラックホールが迫るというまさかのステージ。一応ブラックホール自体に近づきすぎてミスとかはないが、敵も攻撃も全て後ろに引っ張られるように動くためよけづらい。実は自機のミサイルも引っ張られてしまう。
見た目からは想像できないが、倒すと本作一番の爆発を起こす。…どうゆう構造なのだろうか?
ボスは「2本足コア」
2本の足からレーザーを打ってくるが、このレーザーがこちらを狙って打ってくるため非常によけづらい。それだけならまだしも、ショートレーザーやらブラックホールに吸い込まれる隕石やらもよける必要があるため、かなりの強敵。
ステージ8、タイトルは
「FORMIDABLE GUARDIANS -恐るべき守護者たち-」
Ⅱからお馴染みボスラッシュステージ。従来は今までのシリーズのボスが出てくることが多いが、今回は全てオリジナルのボスという贅沢な仕様である。シリーズをした人も初のボス達なのでパターンを覚えるのが攻略の鍵。
締めのボスは「長く丸みを帯びたビックコア」
残像付けて移動、4連マイクロリングレーザー、画面の半分を埋め尽くす極太レーザー、すごいスプレッドボムなど、全体的にスタイリッシュな攻撃、動きを行う。複合的に攻撃ではなく、パターンごとに1攻撃といった感じなので落ち着いて対処していこう。
(周回だと複合的な攻撃になっていくが)
ステージ9、タイトルは「FATE…… -宿命……-」
最終ステージ。前半は高速スクロール、後半は要塞とグラディウスお馴染みのステージが襲い掛かる。前半も後半も攻撃が激しいが、前に出ないと地形がせり上がってきてやられることも。前半はスピードが2以上ないと高速スクロールに追いつかないので注意。
ボス級の敵も多く登場。特に下記のボスは連戦となる。
「壁面要塞」。従来シリーズにも出てくるが、今作では定期的に突っ込んでくるので注意。
「大型2足歩行メカ」。背中の大砲を駆使して襲い掛かる。画面奥からの射撃はよけづらいので注意。
「ウニみたいなの」。従来のクラブ枠。足をくぐり抜けてやり過ごすしかない。
そして最後に待ち受けるものとは……
今回言いたいことはほとんど書いたのでまとめは簡潔に。
外伝の名に恥じない、斬新なシステムやステージを取り入れつつ、プレイするとグラディウスではあるという絶妙なバランスが本作の魅力である。
プレイする際は、今までのグラディウスの気分でも楽しめるし、全く別のシューティングゲームをしているような気分でも遊べると思う。そのため、個人的には横スクロールのシューティングゲームの入門にオススメである。
上記の印象上、グラディウスはあんまり好きになれないという人にも一度はプレイしてほしいと思う。
オープニングデモのビッグコア。意外だが今作ではまともなビッグコアは出てこない。
最後に今作のキャッチフレーズを送ろう。
-帰ってきたグラディウス-
「シューティングファンには満足を、初めての人には感動を。
これがプレイステーションのグラディウス外伝だ!!」
※参考資料:説明書など
今作も周回プレイが可能だが、その際に大きく変更される点が2つあるので最後に紹介。
●ステージ4のボスのモアイが増える。
本来、前後二体だったモアイが前後上下4体に増える。4体同時攻撃は流石にしないが、純粋に耐久力が2倍なので1週目よりも長期戦は必至となる。
●ステージ8のボスラッシュに真の締めのボスが出現。
1週目はビッグコア的なヤツが締めだが、周回時はなんと1週目に影も形もなかったボスがそのあとに登場する。このボスは周回限定ということもあってか、このゲーム中一番強いので覚悟して挑むこと。
名づけるなら「スタイリッシュビッグコアMkⅡ」といったところ。緑レーザーと青ショートレーザーのタイミングを絶妙にずらしてくるため、非常に避けづらい。