あくびのしくみ

あくびのしくみ

あくびのイメージとして、眠いときに出てしまうという認識が多くあると思います。しかし、あくびは眠くないときにも出てくるそうです。では、どうしてあくびが出るのでしょうか?

あくびのメカニズム

あくびのメカニズムはいまだに解明されていません。しかし、現在唱えられている説はいくつかあります。まずはあくびが出る原因の1つとして、脳を眠気から覚醒させようとするためだと考えられています。夜遅くまで課題に取り組んでいる時や朝早くからの授業、大事な会議中などにあくびが出るのも脳を覚醒状態にしようとしているからです。2つ目の原因は、あくびをすることによって脳をクールダウンさせようとしていることです。スマートフォンやパソコンなどを長時間使っていると機体がだんだん熱くなっていくことと同様に考えるとわかりやすいです。私たちは熱が出ると思考力や行動力が低下します。そのようなオーバーヒート状態を起こさないためにあくびによって周囲の冷たい空気を吸い込み、脳を冷却しようとするしくみです。他にも、あくびのはリラックス効果があるとも言われています。極度の緊張状態に陥ったり、強いストレスを感じるとあくびが出るそうです。

あくびはうつるのか?

人のあくびを見たあとに自分もあくびをしてしまった...ということはありませんか?よく「あくびがうつる」という言葉を耳にしますが、実際にはそのメカニズムは解明されていません。現時点では、身体的な作用、他人に対する共感や行動を理解する脳の部位が関係しているのではないかという説があるそうです。