近年、電子化が急速に進んでいます。ある社会調査によると、社会人の読書時間の56%、書く時間の59%が電子機器を利用したものとなっているそうです。これは、持ち運びのしやすさ、印刷にかかるコストを削減できることが理由として多く挙げられています。
そんな電子化の波は教育業界にも押し寄せてきており、電子機器を用いた学習が注目を浴び始めています。ミールエドでは、先生からの指導報告管理や生徒の学習状況の管理にいち早くIT化を進めてきました。その一方で、生徒の学習においてはいたずらに電子機器を用いることはしていません。例えば、ある調査によると、物語文の読解では電子機器と紙での理解度に差はないにも関わらず、説明文の読解では紙の方が理解度が高いことが示されています。これは、紙ではページをめくる操作がしやすく、複数のページを見比べることや、前の内容に戻って確認する速度に優れているためだと考えられています。
さらに、電子機器を使った文書作成は便利な一方で、構想を十分に練らずに書き始めることが多いため、文章の質に影響することが知られています。
紙と電子メディアはそれぞれ異なる強みを持っており、適材適所で使い分けることが大切です。
特に学習時、複数ページにまたがる文章を読むときなどは、紙で学習する方が良いでしょう。
入試や学校のテストはまだまだ紙で行われています。このため、ミールエドでは生徒たちには紙での勉強を推奨しています。普段と同じ環境で試験を受けることで普段と同じようなパフォーマンスを出すことができるためです。
次回も脳科学・教育学の視点から皆様の学習をサポートするお話を紹介します。お楽しみに!
ミールエドではこのような教育ノウハウに基づいて、先生の研修や、日々の指導を行っています。
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