卒業研究配属を考える学部3年生へ
研究テーマは「臨床にも役立つし、学術的にも興味深い」を目指しています。
必要となる物理やプログラミング、データ処理技術はゼロから指導します。
これまでバラバラに学習した知識を有機的につなげて理解する研究の面白さを教授します。
「何でも鵜呑みにしてはいけない」という研究の哲学に接してもらいます。
「なぜ?」「その理由は?」、物事には根拠があるというセンスを培ってもらいます。
「単純なモデル(模型)の理解から始めて、複雑な系に応用させていく」という物理学の方針で進めていきます。
卒業研究は学内で行う実験や測定、シミュレーションがメインです。
原則、一人1テーマです。
理想的には研究室配属から春休み中にテーマを決定して、4月から各人で進めてもらいます。卒業研究発表会は9月末~10月初旬です。
研究室ゼミにおいて2週間に1度の頻度で研究の進捗報告をしてもらいます。
ゼミでは松原の担当科目(医用工学、放射線物理学等)の国家試験対策も行うので、このような科目を苦手とする人にもよいかもしれません。
歴代の卒業研究テーマはこちら。
大学院生募集
松原研究室は医学物理研究や医学物理士取得に興味のある大学院生を募集します。
他大学からの理工系学部出身者も歓迎です。医学物理未経験者もOKです。(私もそうでした)
研究室が発足したばかりなので、直接細かな指導ができます。
研究者としての素養を培えるように、理学部のセンスで研究指導します。
特に「事象の背後にある理由や根拠も誤魔化さないで追及する」という物理学的思考を大事にしています。
ゼミを通して科学英語の読み書きスキルと発表能力がアップするよう教授します。
医学物理学分野の林研究室、安井研究室と合同のゼミにも参加して放射線治療の知識を深めてもらいます。
テーマに依りますが、病院の放射線装置だけでなく下にあるような外部の加速器施設を使って実験をすることがあります。加速器は半年以上前から申請しておかないと使用できませんので、長期的なスパンでのスケジューリングやマネジメント能力が求められます。その限られたマシンタイム(加速器の使える時間)内で最大限成果が得られるよう、グループを指揮/運営しつつ時間をかけて入念に事前準備をすると同時に、実験中のトラブルにはその場で対処できる即応力(瞬発力)も同時に求められます。これらの経験は将来どのような職場や立場になろうともきっと役に立つことでしょう。
見学や相談はいつでも受け付けます。まずはメールでご連絡ください。 hiroaki.matsubara [[at]] fujita-hu.ac.jp
実験で使用する外部の加速器施設
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