ご挨拶

藤田医科大学医療科学部准教授の松原礼明（ひろあき）です。理学部物理学科出身で、加速器を使った原子核物理の実験的研究で学位を取りました。同じような加速器からのビームを使用して病気を治す放射線治療に興味を持ち医学物理に分野転向しました。医学物理士の試験合格には苦労しましたが、Ｘ線、陽子線、炭素線治療の臨床経験とBNCTの開発経験、そして原子核物理の専門性を武器にして医学物理研究を進めています。「臨床にも役立つし、学術的にも興味深い」そんな研究が目標です。

ORCID: https://orcid.org/0000-0002-8408-4234

researchmap: https://researchmap.jp/erad10598288

Scopus: https://www.scopus.com/authid/detail.uri?authorId=35393341600

学歴

2000年3月兵庫県立小野高等学校卒業
2004年3月大阪大学理学部物理学科卒業
- 卒業論文：コリメートガンマ線を用いた高純度Ge検出器の内部構造推定
2006年3月大阪大学理学研究科博士前期課程修了（大阪大学理第六三八七号）
- 修士論文：Study of M1 Quenching in 28Si by a (p,p') Measurement at zero-degrees
2010年3月大阪大学理学研究科博士後期課程　単位取得退学
2010年9月　博士（理学）取得（大阪大学　第二四一六三号）
- 博士論文：Isoscalar and isovector spin-M1 transitions from the even-even, N=Z nuclei across the sd-shell region

職歴

2008年7月～2008年9月ドイツ　ダルムシュタット工科大学　研究留学（68日間、受入教員：Peter von Neumann-Cosel 教授）
2010年4月～2012年3月東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター　教務補佐員/特任研究員　
2012年4月～2013年3月理化学研究所仁科加速器研究センター　上坂スピンアイソスピン研究室　基礎科学特別研究員
2013年4月～2015年9月放射線医学総合研究所　次世代重粒子治療研究プログラム　博士研究員
2015年10月～2021年3月東京女子医科大学医学部　放射線腫瘍学講座　助教
2021年4月～2022年3月京都府立医科大学医学部　放射線診断治療学　次世代ホウ素中性子捕捉療法研究講座　特任講師
2022年4月～現在に至る　藤田医科大学医療科学部　診断機器工学分野/医用情報工学分野　准教授

非常勤

2006年4月～2010年3月　大阪工業大学（物理学実験）
2015年4月～2021年3月　千葉工業大学（物理学実験、力学、電磁気学、相対論/量子論）

担当科目

電気工学/医用工学
電気工学実験/医用工学実験
放射線計測学実験
分担：医用工学概論、生体物性工学、画像情報学
分担（大学院）：医学物理学特論、医療ロボット工学

所属学会

日本物理学会
日本医学物理学会
日本放射線腫瘍学会

資格

2016年11月　医学物理士（第1092号）
2023年3月　防災士（第251920号）

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