2023年
12月
・大学院生の本田くんの卒論がベントス学会誌から出版されました。詳しくは業績をご覧ください。
「エイの捕食ではアサリが減っていない」ということを定量的に検証した研究です。
・緑川上流部で予備調査を実施しました。
普段から河口部では調査をしていましたが、上流部も素晴らしい場所でした。
10月
北海道の十勝川河口域を調査しました。主な狙いは鮭稚魚の生育環境の評価です。鮭の稚魚は、川の本流とつながるワンドとよばれる部分で海に下る前に過ごすと考えられています。菱の中に大きなヨコエビが生息しており、とても面白い場所でした。
この次の日には天気が悪くなり、空撮できる日は1日だけでしたが大変素晴らしい日でした。
9月
鹿児島湾湾口部と周辺海域におけるマアジの分布と成長に関する共著論文が出版されました。
日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会(@函館)で以下の発表をしました。
・緑川河口干潟において高次捕食者がアサリに与える影響の解明(M1本田くん)
・緑川河口干潟における安定同位体比と二次生産量を用いたアサリの摂餌量の季節変動(M2山下さん)
・昼潮期と夜潮期で底生微細藻類と植物プランクトンの基礎生産の量比は異なるのか?緑川河口干潟における事例(M2尾崎くん)
・炭素・窒素安定同位体比による冬季の緑川河口(有明海)に飛来するカモ類の食性解析と干潟生態系への影響評価
・水俣湾食物網における底生微細藻類、ベントスを介した魚類への水銀蓄積(国水研 吉野さん)
5月
日本地球惑星科学連合大会で以下の発表をしました。
・緑川河口干潟におけるエイ類によるアサリ捕食量の定量的評価(M1本田くん)
・緑川河口干潟における網袋を用いたアサリ(Ruditapes philippinarum)の環境収容力の推定(M2山下さん)
・潮位差の大きい高濁度海域における光消散係数の高頻度な時系列解(M2尾崎くん)
・Microplankton community succession after the inflow of the Kuroshio Current at the mouth of Kagoshima Bay
・炭素・窒素安定同位体比および脂肪酸組成による冬季の緑川河口(有明海)に飛来するカモ類の食性解析
・八代海南部海域(水俣湾)における植物プランクトンの基礎生産量と沈降フラックスの季節変化
セッション [A-CG40] 沿岸海洋生態系-1.水循環と陸海相互作用で共同コンビーナーを務めました。
発表中の3名の写真です。緊張していた様子ですが、しっかりと発表を終えることができ、たくさんの質問を頂きました。
4月
・新年度も始まり慌ただしいですが、今年度もぼちぼちやっていきます。よろしくお願いします。
2月
・科研費が採択されました!
学術変革領域研究(A)(公募研究)鹿児島湾周辺海域で黒潮が励起するプランクトンブルームの時空間変動
・色々ありましたが、無事に4年生が卒業研究発表会を乗り切りました。4年生の皆さん(中津くん、中村さん、府高くん、本田くん、増田くん)、大変頑張って良い成果を出してくれたので嬉しく思います。おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。これからのご活躍を祈っております。
1月
・鹿児島大学の小針さん達との共著論文がProgress in Oceanographyに掲載されました。この論文はバルクの炭素・窒素安定同位体比による濃縮係数を仔魚の胃内容物や統計解析によって見直した論文です。詳しくは業績をご覧ください。