2019アワード受賞団体の発表
九州若手劇団アワード受賞団体が決定いたしました!
今、もっとも注目してほしい九州の若手劇団5団体の中から選ばれたのは果たして・・・・・・!!!
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「九州若手劇団アワード!」受賞団体は!!
授賞の言葉
宇宙水槽さん、おめでとうございます。
最終候補となった5団体は、いずれも魅力的な団体でした。
宇宙水槽さんの団体としての結束や継続性、成長していこうという団体の意思、積極的な公演姿勢が高く評価され、今回の結果となりました。
宇宙水槽さんは、脚本・演出の宮田さんが第9回九州戯曲賞の最終選考に残るだけではなく、熊本の演劇バトルDENGEKI(早川倉庫杯)では2年連続の最優秀賞となるなど、お客さんに楽しんでもらえるクオリティの高い作品成果を出しています。地元である鹿児島だけの公演にとどまらず、熊本(DENGEKI)・北九州(劇トツ)などの公演もあり、12月には2度めとなる他県での単独公演を果たすなど、意欲的な活動をされています。このような劇団の体力が充実している点も、高評価でした。 地元鹿児島では400人近い動員があり、九州の若手劇団としてはトップレベルの動員です。制作や広報面でもがんばっておられるのだろうと思います。
北九州や福岡など地域演劇が盛んであったり行政の支援が手厚い地域もありますが、そういう環境にはない鹿児島でのこういった活躍は、第一回目となる九州若手劇団アワード!の受賞にふさわしいと考えました。近年旗揚げし、あるいはこれから旗揚げするような若手劇団の目標となり、九州7県の最南端の地から九州の演劇シーンを盛り上げてくれることを期待します。
最後になりますが、今回の受賞を団体のPRにも活用し、地域での新たな観客や活動資金の獲得にもつなげていってほしいと思います。
賞金について
アワードとなった演劇集団宇宙水槽様には、賞金4万4千円が贈呈されます。
(寄付は、7件、14,000円でした。ありがとうございます。)たくさんの方から、若手劇団への期待の気持ちをこめたご寄付をいただきました。
心より感謝申し上げます!
受賞団体について
演劇集団宇宙水槽とは?
鹿児島で芝居をやりたい人間が集り、2012年に結成。演劇だからこそできる表現方法を模索しながら、SFやファンタジーなど不思議な世界を描く。 「宇宙水槽」という団体名は、過去作品『君の忘れた水槽』(第0回公演)の中に出てくる、想像力は水槽の中の世界を果て無く広げ、宇宙の端っこにだって行けるだろうという世界観に由来。2017年・2018年、熊本の演劇バトルDENGEKI(早川倉庫杯)にて2年連続優勝。
受賞のコメント
この度は九州若手劇団アワードにお選びいただき、ありがとうございます。
鹿児島市という地方都市では演劇をする人も観劇する人も少ないと言われていて、そんな場所だからこそ負けてなるものかと活動を続けてきました。その活動がこうして評価していただけた事を、とても光栄に思います。
地元鹿児島でもまだまだ知名度の低い宇宙水槽ですが、この賞をきっかけに興味を持った方々にも宇宙水槽のお芝居を観ていただけるよう、県内外問わず積極的に活動してきたいと思います。応援よろしくお願いいたします!
今後の活動予定
2020年8~9月 本公演
2020年11月頃 演劇イベント開催予定
最終候補に残った団体の今後の活動予定
劇団言魂:第7回公演「新作(タイトル未定)」2020年4月25,26日 北九州芸術劇場小劇場
CONTE&ACT 噐: オムニバス形式コント集♯4「あれやこれや」2020年5月16-17日 熊本市現代美術館アートロフト
ぜひ皆さまのご声援をよろしくお願い致します!!
★2019年度選定委員のみなさま★(50音順)
大澤寅雄((株)ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室准主任研究員)
塚崎謙太郎(西日本新聞記者 )
松岡優子(yum yum cheese!所属・公益財団法人筑後市文化振興公社プロデューサー )
三坂恵美(制作)