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賞金8万円とみなさまからの寄付金が贈られます!
このたびは九州若手劇団アワード!2025大賞へ選んでいただき、誠にありがとうございます。
創作活動はもちろん、長崎の演劇文化の裾野を広げる活動にも注力してきた私たちにとって、今回の受賞はその歩みを後押ししていただいたようで大きな励みとなりました。
地域の表現活動を豊かにすることで、九州の演劇全体にも良い循環が生まれると信じ、これからも邁進していきます。
今後ともフォルクテイルを、そして長崎の演劇の応援を。どうぞよろしくお願いします。
フォルクテイル代表 中野俊太郎
フォルクテイルのみなさん、九州若手劇団アワードの受賞おめでとうございます。
今年推薦された若手団体の活動には、それぞれの地域で演劇を取り巻く環境が変化する中、自分たちの状況やオリジナリティに沿った工夫が随所に見られ、心強く思いました。新しい表現方法が次々と生まれ、地域や社会とのかかわり方を意識しながら活動されていることは、九州の演劇シーンの多様性と未来への希望を強く感じさせます。
みなさまの作品や活動には、演劇という枠組みを大きく超えた広がりも見られました。他ジャンルとの連携、地域の空間の発見、社会的テーマとの対話など、劇団ごとに異なる表現の軸と工夫があり、活動の基盤が多様化していることが印象的でした。環境の発展や、地元からさらに広がる地域での活動を志されている姿勢も、高く評価いたしました。
このアワードは「作品」ではなく「劇団」という集団そのものを評価する賞です。劇団の形態は多様化し、従来型の劇団に限らず、アートコレクティブやユニットなど、さまざまな集団の在り方が存在しますが、地域の中で創作を継続する力はどの団体にも共通して感じられました。点数では測れない魅力が随所にあり、今後の成長にも大いに期待しています。
フォルクテイルさんについては、次のような評価が寄せられました。
「地域との接点を広げていく劇団の姿勢は評価します。これからどのように化けていくのか、期待します。」
「単なる演劇でなく、様々な背景の人が集う場であるようで、芝居の基本の在り方のようにも感じます。」
「不思議な魅力のある劇団だと思いました。この集団独特のセンスがありそうで、体験してみたいと思いました。」
特に、地域社会において演劇の裾野を広げるための「継続的かつ具体的なアクション(演劇WSやこども演劇クラブ)」は、今後の期待が寄せられました。
さらに、「自分たちの作品創作だけでなく、いろいろなジャンルとの繋がりや、演劇の環境の発展や、地元から広がった地域での活動を志しておられるところ」も、評価されたポイントです。
フォルクテイルさんは、単に作品をつくる「劇団」という存在にとどまらず、地域に開かれた場として、多様な人々が集い、演劇が持つ原初的な魅力を体験できる土壌をつくっておられます。その積み重ねが長崎の演劇シーンを押し広げていく力になるだろうと感じました。
今回推薦されたどの団体にも、若手ならではの柔軟さと芯の強さがあり、これからの九州の演劇文化を担う存在です。地域に根ざしながら、新しい表現を模索し続ける若い力が、これからも各地で育まれていくことを願っています。
アワードを受賞されたフォルクテイルさまには、賞金8万円と、みなさまからの寄付金が贈呈されます。
寄付金は引き続き募集しております。どなたでも、1円から寄付が可能です。
詳しくは寄付金の募集についてをご覧ください。
フォルクテイルは2017年、長崎県諫早市の諫早独楽劇場で定期開催されていた「独楽劇場のシアターバー」という企画の為に発足した。
オリジナル脚本の上演を中心としながらもオスカー・ワイルド作「ナイチンゲールとバラの花」など童話の改作や、岸田國士の「紙風船」の上演にも挑んできた。
脚本が存在せず全て即興で物語を紡いでいくインプロパフォーマンス企画「ちゃちゃっと一品」を幾度も実施し旗揚げから三年で約15本以上を上演。戯曲の物語を深く掘り下げ、出演した役者達の成長を大事にしつつ観客を楽しませることを第一の指針として作品作りをしている。
2021年からは演劇ワークショップを毎週定期開催し、こども演劇クラブを発足し活動に尽力している。
2017年
2018年11/30-12/1 全3ステージ
「ナイチンゲールと紅い薔薇」作/演出 中野俊太郎
会場:諫早独楽劇場 動員約100名
2019年3/15-16 全3ステージ
即興演劇パフォーマンス企画
「ちゃちゃっと一品~超突猛進篇~」
会場:諫早独楽劇場 動員約50名
2019年6/22-23 全3ステージ
「ひなたと紫陽花」作/演出 中野俊太郎
会場:諫早独楽劇場 動員約70名
2019年9/21-22 全2ステージ
「フォルクテイル喜劇短編集Vol.1」
会場:諫早独楽劇場 動員約40名
2019年11/23-24 全3ステージ
即興演劇パフォーマンス企画
「ちゃちゃっと一品~真進気鋭篇~」
会場:諫早独楽劇場 動員約50名
2020年3/21-22 全3ステージ
「もしもアナタが黒ならば」作/演出 中野俊太郎
会場:諫早独楽劇場 動員約70名
2022年4/16-17 全3ステージ
「惑星“F”」作/演出 中野俊太郎
会場:アトリエPentA 動員約80名
2023年 5/20-21 全3ステージ
「オド×オド」 作/演出 中野俊太郎
会場:アトリエPentA 動員約100名
2025年 1/18-19 全3ステージ
「売春捜査官—熱海殺人事件—」
作 つかこうへい
演出 中野俊太郎
会場:諫早独楽劇場 動員約110
2025年12月 6-7日
タイトル「らばらきら」作/演出 中野俊太郎
会場:アトリエPentA(長崎県長崎市五島町)
劇団怜:今年度未定(次回2026年度7月以降予定)
CONTE & ACT 噐:予定なし
演劇空間ロッカクナット:公演ではありませんが、仮設建築物の建設・展示及び映像作品の製作を予定しております 2025年11月〜2026年1月 山口県宇部市にて
ユニットろむ:2026年に第2回公演予定(日時は未定です)
ぜひ皆さまのご声援をよろしくお願い致します!!