新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐための臨時休校措置に対応する先生に役立つ情報をお伝えします。
ラーニング・マネジメント・システム。
教育機関で使うことを想定したオンラインのコミュニケーションツールです。
教師と児童生徒や保護者のコミュニケーションの媒体となる掲示板のようなもの。メッセージアプリのようなイメージですが、学校用の閉鎖的なコミュニティを構築することができるので安全です。
様々なシステムがありますが、多機能のものになるとグルーピングできたり、教師が課題を配信し児童生徒がデータで提出することができたり、Webテストの配信ができたり、成績が管理できたり、学びの足跡を確認することができたりします。
LMSにも、iTunes U、Google classroom、Classiなど様々なものがあります。環境や使用目的に合わせて選びたいところ。しかし、今はシステム構築に時間をかけている場合ではありません。とにかく手軽に、どの端末でも使えて、無料で、安全で使いやすいものを紹介します。
とにかく使い方が簡単。クラスの掲示板です。掲示板への書き込みで情報共有できるのに加えて、文書ファイル、写真、動画なども掲示板に貼れます。
お勧めポイント
シンプル・無料・児童生徒のメールアドレス不要
Classtingのはじめ方はこちらで紹介します
LMS(ラーニング・マネジメント・システム)を進めたいと思っても、同僚の先生や管理職の先生の理解が得られそうにない…。と悩んでいる先生も多いと思います。
頑張って説得してください。周囲の説得の仕方を考えてみました。
国難なんですよ!
何も対策しないのでしょうか?
宿題のプリント投げたらあとは児童生徒をほったらかしですか?
子どもたちのためにできる限りをしてあげませんか?
ニュースでも今、「あらゆる手を尽くすべき時」と言っています。
安心、安全で無料、LMSを使わない手はありません。
詭弁でなく、本気で子どもたちのためにできることをしてあげたいと先生も思っていらっしゃるでしょ?
LMSでもシンプルな機能のものは「教育系SNS」と呼ばれます。LMSの導入に慎重派の先生は「SNS」という言葉が嫌いな方が多いと思います。だから「SNS」と言わずに「LMS」と呼びましょう。
SNSの情報伝達力の高さはみんな知っています。でも、児童生徒や保護者とのSNSに不安がある学校や禁止している学校もあるでしょう。もしもの連絡の時は結局、先生たちは特定の生徒に「クラスのLINEに流して」と頼むと思うんです。これって「認めてないのにSNSに頼っている」という矛盾です。それってまずいですよね?
だから、学校が行うLMSです。
LMSにしますか?それともSNS認めますか?
本来は二律背反の関係ではありませんが、二律背反にすれば分かりやすく考えられます。
休校措置が明けるまでの臨時導入でもいいんです。LNSなら後で学校側から閉鎖できますから。
以前に中学校で導入時に実際に使用した手紙をベースに今月用の修正をしています。ご参考にどうぞ。
※編集される際はコピーの上ご利用ください。
逆にチャンスです。家庭訪問を行うのではないでしょうか?何回も?それは大変。
児童生徒が来なくなった学校で、LMSを先生たちで試してみて、じっくり検討し、説明用のプリントをつくって、家庭訪問に行って「次はLMSで会おうね」で良いと思います。
LMSもビデオ会議も導入したいけど、ICT環境がない家庭もあるから…。と困っている先生、大丈夫です。
経産省の「未来の教室」プログラムの中で、紹介されています。学校単位の申し込みです。LTE回線なので児童生徒の家庭にインターネットがなくても大丈夫。スマホと同じ。どこでもインターネットにつながります。
とはいえ、急に端末を配っても、児童生徒も先生も使い方が分からずに混乱するかも知れません。スマホがある家庭はスマホで十分じゃないでしょうか。すでに1人1台体制を既に整えてきた自治体の学校や私立学校は臨時休校措置でも、そんなに動じていないようです。