私たちと思いをきょうゆうしませんか?
2024/05/19
こんにちは!きょうゆうプロジェクトです。
前回に引き続き、きょうゆうプロジェクトにご依頼くださった方の声をお届けします。
今回は、オーダーメイドの音楽会の企画をご依頼いただいた名取支援学校の佐藤なほ子様にご寄稿いただきました。
「支援学校に在籍する子ども達は、実際の生活の中でコンサートホールなどに行くことはなかなかハードルが高く、本物の音楽には触れることが難しい状況・状態にあります。生のバイオリン・生のピアノ演奏を聴かせてあげたいのです。」という依頼から始まりました。
企画を進めていく中で、「演奏を聴くだけでなく、子ども達がイメージをもちながら聴くことができる演奏会にしたい」という私の思いを聞いていただき、当日に向けてきょうゆうプロジェクトメンバーの皆さんと打ち合わせをしました。
当日は、「遊園地に行こう」という設定で子ども達にイメージとなる遊園地の写真を見せた後にイメージに合わせた選曲(コーヒーカップの曲、観覧車の曲、ジェットコースターの曲)で演奏をする形で会が進みました。コーヒーカップの曲のところでは、コーヒーカップの再現をしたい子ども達が次々と前に出てきて手をつなぎながらグルグルと回り楽しみました。白鳥が登場する曲では、演奏家の皆さんが白鳥になりきって演奏してくれました。また、子ども達の実態を考慮して、下学年部・上学年部の2回に分けて開催し、子ども達の実態に合わせて演奏時間を変えてくれました。
音楽ありジェスチャーありで、子ども達は集中して楽しむことができました。聴くだけでない体で感じ取る音楽を自分自身も子ども達と共に体感しました。
当日は、みんなが集中して楽しむことができ、子ども達も教職員も心温まる素てきな会となりました。お家に帰ってからこの日の演奏会のことを楽しそうに話す子もいた、と担任から聞きました。また、演奏会当日、私が作詞した歌詞(食べましょう、
お片付け、もう少し)に曲を付けてプレゼントしてくださいました。その後の音楽の授業の中で紹介しています。現在も日常生活の中で子ども達に伝えるときに、この曲を歌う場面を設けています。
今後、本物の音楽を聴きたいけれど聴く状況を作ることが難しいという方々に、音楽と共に温かな心を届けてくださる、きょうゆうプロジェクトさんの輪が広がっていくことを期待しております。
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