このコラムによく登場する孫のSくんが1年生になった頃の話です。
元気に学校に通っているけれど、嫌な事もあるようです。
ママは、学校でどうだったのかを聞きたくなりますが、Sくんは「嫌な事があったけど詳しくは話したくない」と口をつぐむそうです。そうなると頑固なSくんは、口をつぐんだまま話そうとしません。話したくない気持ちってあるよね、とSくんの気持ちを受け止めつつ、でも聞きたい!と考えたママが編み出したのが、「お風呂ミーティング」でした。
お風呂の中でゆっくり話したり聞いたりするという「お風呂ミーティング」。
これが大好評で、楽しみにするようになっていきました。そして6月、3歳のKくんも保育園に通うようになり、発言者が増えて、楽しみがさらに広がったようです。
話題は、「今日楽しかった事」「困った事」「給食で一番美味しかったもの」。
お兄ちゃんのSくんは、「自分のお花に水をあげたのが楽しかった」「今日は困ったことはなかった」と具体的に発表します。
「自分のお花」というのは、学校で育てている朝顔で、種も自分で蒔き「全部芽が出ているんだよ!」とうれしそうに話します。Sくんはもともとおしゃべりが大好きなので、話は盛り上がります。
一方、弟のKくんは、どの質問に対しても「ぜんぶー!」の一言で答えていきます。
「楽しかったことは?」「ぜんぶー!」、「困ったことは?」「ぜんぶー!」、「美味しかったのは?」「ぜんぶー!」。
なんと、「ぜんぶー!」一つでなんでも答えられるんですね。
「お風呂ミーティング」にKくんが加わったことで楽しさは倍増。お風呂タイムがどんどん長くなりそうですが、格別に楽しい時間なんだと思いました。
ある時、「子どもが話に割り込んできて困る」「割り込んでくる子どもにどう対応すればいいか分からない」という悩み相談を受けたことがあります。大人同士が話しているところに子どもが割り込んでくることが許せないという発言は、子どもの話を聞くのが大好きな私にとっては驚きで、理解するのに時間がかかる悩みでした。考えに考えて、次のように答えました。
子どもたちが「聞いて、聞いて」とやってくる時は、話したいことが体の中にいっぱいになっている時。その思いを一番安心できる相手に聞いてもらうことで、子どもたちは、次の段階へ進んでいきます。子どもが「聞いて!」と言ってきたら、大喜びで聞きましょう。
「聞いて!」の気持ちをしっかり受け止めましょう。
自分の中にある大事な思いや気づき、体験をそばにいる誰かに話す、それって本当に大事なことなのです。お風呂ミーティング、おすすめです!ぜひやってみてください!
「聞いて!」の気持ちをしっかり受け止めましょう。
自分の中にある大事な思いや気づき、体験をそばにいる誰かに話す、それって本当に大事なことなのです。
お風呂ミーティング、おすすめです!ぜひやってみてください!