まず、過去数年間の小論文の問題を収集し、その傾向と対策を分析することが重要です。問題の種類、トピック、求められている答え方を理解することで、試験の形式に慣れることができます。
SFCの過去の小論文の問題から、総合政策学部は政治経済のような社会系に、環境情報学部は哲学のような人文系の知識の方に重きが置かれる傾向があります。
SFC(総合政策学部、環境情報学部)の小論文を解くには、大きく次の5つの力が必要になります。
①小論文や説明文を書く力
課題文を踏まえて、設問に対して適切に書く力が求められます。また、文章の構成(序論、本論、結論)、論理的な展開、明瞭な表現など、基本的なエッセイライティングの技術を磨くことも重要です。
②速読する力
傾向としては、多くの資料を読ませるため(ただ、近年は必ずしもそうでもない年もあります)、効率良く必要な情報だけをインプットして速く読む力が求められます。
そのため、タイマーを設定して実践的な練習を行い、時間内に質の高い内容を書き上げる訓練をすることが肝要です。
③問題を発見する力
この社会にはたくさんの問題が潜在しています。すでに顕在化している問題に関しては、後で述べる背景知識の部分の話になるのですが、まだ人々が認識していないが、いずれ顕在化するであろう問題を予測して提示する力が求められます。
④発想する力
これは③とも関連しますが、発見した問題に対して、どのように解決するのかを発想する力が求められます。
⑤背景知識力
上記の通り、総合政策学部は政治経済のような社会系に、環境情報学部は哲学のような人文系の知識の方に重きが置かれる傾向があります。背景知識がないと読めない文章も多いため、特に学部で出やすいテーマの知識が求められます。
書いた小論文を先生や友人に読んでもらい、フィードバックをもらうことも有効です。客観的な意見を参考にして、書き方や論理の展開を改善できます。
幣塾で小論文の添削もおこなっています。
徹底的に小論文を書く練習をして、高得点を目指しましょう!