オープンチャットでは、学生の質問に丁寧に答えています。慶應の受験科目の小論文の質問、オープンチャットのルールの質問、入塾に関する質問などがありました。ここ数年の質問をまとめて、FAQに載せています。
・小論文は何を鍛えればいい?
まずは 6本柱(書く力/読む力/速読/背景知識/問題発見/発想)で現状どこに課題があるかを把握。
そして弱点を重点的に鍛える。もし時間がなければ、弱点を1〜2本に絞ると良い。
・無料で添削してもらえますか?
オープンチャット内は質問対応のみ。個別添削は原則なし。添削は 体験授業→各コース で提供。メンバー同士の添削は可能。
・いつから対策を始める?
学部と学習の現在地による。SFCは早め、経済は相対的に後回し可。苦手層は 6か月、得意層は 2〜3か月を目安に。苦手かどうかが不明なら、可能な限り早めに確認。入塾希望の方は早めの入塾を推奨、秋になると希望者で混み合う可能性あり。
・学部別の傾向・難易度
SFC(総政→環情)が最難級。法・文は読解と論証のバランス、経済は相対的に易しめ(ただし英語等の配点で総合設計を)。
・過去問はいつ・どう解く?
着手は早めでOK。新しい年度→古い年度の順が基本。1本ずつ 設計→執筆→添削→再執筆をワンセットで回す。
・背景知識は何から?
現代文キーワード(こうさんは『現代文キーワード読解(Z会)』を推奨)で基礎語と周辺知識を整理。SFCは 政治・経済・国際・哲学、法・文・経は 人文・社会 を広く浅く。
・「段落・1マス・改行・字数カウント」など書式ルール
公的な公的な統一ルールはないが、読みやすさが最優先。
段落を作るなら1マス空ける、作らないなら空けない。200字前後は段落なしが実務的。句読点は行頭に置かない。
字数については、「○字以内」は厳守(改行空白は除外のことが多い)。「○字程度」は±1割目安。下限未満は大幅減点リスク。
・問題提起から?主張から?
設問が問いを明示していれば主張から。明示されていなければ自分で問題提起→主張 の順。
・時間配分はどう決める?
個人差前提。「読む速さ×書く速さ」に合わせて配分調整。例えば、読むのが速く、書くのが遅いなら書く時間を厚めに。
・要約のコツ/情報の取捨選択
意味段落→見出し化→段落関係の把握で全体像を先に掴む。具体例段落は原則カット、主張の重複は削る。
慶應の小論文の対策について
A. 慶應の小論文に、6つの力が必要です。
①書く力(小論・説明・要約):課題文を踏まえ、設問に論理的かつ客観的に答える。
②読む力:現代文の力(文構造・キーワード・語法等)。
③速読力:必要情報の効率的インプット。
④背景知識力:具体例の列挙や問題提起に役立つ。読む際には内容の理解に繋がる。
⑤問題発見力:テーマ・課題文を踏まえて適切な問いを立てる。
⑥発想力:解決・深掘りのアイデアを出す。
まずは自分がどこまでできているか、どこを伸ばすかを自己分析することを推奨します。
A. SFCは特に難しく、背景知識が要るタイプです。中心は政治・経済・国際関係・哲学。
高校科目でいえば「政治経済」「倫理」「現代社会」の良書でインプットを進めるのが良いです。
A. 総合政策は政治・経済など社会科学系が出やすく、設問も比較的典型的。因果で論を立て、政策提案や比較検討、反論処理をきっちり積む型がハマりやすい。背景知識で、政治・経済・国際関係・哲学(とくに社会科学の語彙と因果の型)が重要。
環境情報はメディア・アート・哲学など枠にとらわれない文章が出やすく、発想力が求められることが多い(王道に乗せにくい)。 抽象⇄具体の往復で新しい切り口を示す設計が要る。 背景知識で、哲学(倫理)寄りの人文系に手がかり。抽象概念の整理と事例を結び直す訓練が効く。
A. 法学部は人文・社会系が主戦場。高校科目でいえば倫理・政治経済・歴史(特に世界史)・現代文キーワードを体系的に押さえるのが王道。とくに西洋哲学史(古代〜現代)は武器になります。いわゆる「ネタ本」は必須ではありません。加えて、日経社説など日常的な要約練習は“有益だが十分ではない”という位置づけ。というのも慶法の課題文は時事よりも理念・理論寄りが多く、倫理などアカデミック寄りの積み増しが必要だからです。実務面では、まず要点の抽象化と捨象→意味段落ごとの要旨メモを習慣化しましょう。
A. 優先度は下がる。余裕があれば読む価値はあるが、時間が無いなら無理にやらなくてもよい。総合政策志望なら社会科学系キーワードに絞るなど、学力や学習状況に合わせて戦略化を。
A. 特に不要。 (もちろん、あって損はない。)
コミュニティ回答
目安として「60点前後」を狙うとの助言(年次差あり)。いわゆる文章+数的思考”問題は設計と計算の両立が鍵。
時間配分の設計図(読み→方針→計算→検算)を紙に落とし、途中式の可読性を意識する。
A. 高度な数式は不要。ただし 図表の読み取りと因果説明 は必須。
注:経済学部の小論文は2027年2月実施の一般選抜から廃止。
小論文の力を伸ばすには
コミュニティ回答
英語や他科目が安定して高得点なら配分で押し切る戦略もあり得ますが、英語が過去問で常に8割に届かないなら小論文は絶対やったほうがいいという意見が多数派。
逆に「二教科で合格点を超えていれば小論文は…」という楽観的な声もありますが、判定方式は非公開で年次差もあるため過信は禁物。
A. 人によりますが、基本的に添削は必要。SFCを含む慶應の小論文では6つの力(書く力、読み力、速読力、批判的思考力、問題発見力、発想力)が要るので、まずは自己分析から始めるのが良いです。
A.
①書く力(小論・説明・要約):課題文を踏まえ、設問に論理的かつ客観的に答える。
②読む力:現代文の力(文構造・キーワード・語法等)。
③速読力:必要情報の効率的インプット。
④背景知識力:具体例の列挙や問題提起に役立つ。読む際には内容の理解に繋がる。
⑤問題発見力:テーマ・課題文を踏まえて適切な問いを立てる。
⑥発想力:解決・深掘りのアイデアを出す。
A. まずは説明文/要約文/小論文を実際に書けるように。添削は必須です。背景知識の強化は、政治経済・倫理・現代文(+西洋哲学史)の勉強が特に有効。
A. 読解そのものはもちろん、論理・レトリック・段落構成・要約などの観点を重視します。設問アプローチの型も学び、語彙や背景の補強もしましょう。
A. 具体例:「衆院解散の与党メリット」。立場を固定 → 目的(勝利確率の最大化) → 手段(人気のあるタイミングでの解散) → 帰結(議席増の可能性)という因果の連鎖で説明すると、事実と主張が整理され説得力が出ます。立場/前提/根拠/帰結の順で“飛躍のない線”を引くのがコツ。
A. 受験の優先順位としては低いです。その代わり、背景理解を底上げするキーワード本のほうが汎用性が高くなります。
具体的にはZ会『現代文キーワード読解』を強く推奨します。 使い方としては「左ページを覚えて→右ページ上の文を自分で要約→下の要約で答え合わせ」もアリ。
ただしデメリットが3つ:①文章難度が初学者には高め、②設問が無くアウトプットが限定、③全キーワードに対応する過去問文章があるわけではない。
対処として難度低めの過去問や自作ストックを組み合わせ、書いた要約は添削を受けるのが推奨です。
A. こうさん自身は自作教材中心で、新書の網羅的な推薦はしていない。ただしSFC対策なら先述の背景分野(政治・経済・国際・哲学)に通じる良書を選ぶのは有効。
A. 同じ文章は基本的に再読しません(モチベ面でも)。その代わり、なぜ間違えたかの要因分析に時間を使い、次に活かします。
試験での書き方について
A. 鍵は①意味段落の把握と②文章構成の把握です。読みながら意味段落ごとの要点をメモし、ディスコースマーカー(例:「例えば」「したがって」「一方で」)で段落機能を見分けます。具体例の段落は原則カット、主張段落は採用、重複主張はカット。これで「どこを捨て、どこを拾うか」の判断がクリアになります。
コミュニティ回答
「最後の要約が合否を分ける」との体感。意味段落ごとの要点→段落関係(対比・因果・言い換え)の把握→圧縮の順で練習。
具体例段落や装飾は原則カット。主張の重複は削り、立論の骨(前提→主張→根拠)を残す。
A. 200字程度だと、結論まで十分に展開する余地がないことが多いです。無理に「序論・本論・結論」の三段落にせず、要点を圧縮して一段落または二段落で、問いへの直接解答→根拠(要点化)までを確実に。
A. 具体例がなくても合格答案になり得ます。鍵は、論点設定が妥当で、論理の筋道が明瞭で、段落内での主張—根拠—結語が崩れていないこと。
もちろん、適切な具体が入れば説得力は上がります。抽象と具体の往復を前提に、「具体を入れるべきか」ではなく、その具体が論証の質に資するかで判断するのが良いです。
コミュニティ回答
現状分析を長く書くより、解決策を具体に掘る方が伸びたという事例が複数。採点コメントも「解決策を詳しく」の指示が多かった。
解決策は実施条件/制約/副作用(トレードオフ)まで書き、比較(A案vsB案)で妥当性を示すと強い。
弊塾やオープンチャット、教材について
A. こうさんによる無料添削はやっていません。ただし、メンバー同士の添削は自由です。
A. ベストなタイミングはありませんが、早ければ早いほど良いです。11月~2月は、学生で混み合い、希望する時間の受講が難しくなります。(混み合う時期には、深夜受講をする人がいるくらいです)
A. 「書き方や課題文の読解の仕方から知りたい」なら個別指導、「基本はできているので添削と解説がほしい」なら添削コース、という切り分けです。添削コースでも添削だけでなく解説が付くので、書き方の骨格が固まっている人には効率的。逆に、まだ“読み方〜設計〜書き方”の一連の型が固まっていない場合は、個別で読む→考える→設計→書くをセットで身につけるのが近道です。
A. 現代文を単元に要素分解(文章構造・文構造・語彙・背景知識・段落・推論・レトリック等)。初回授業では全体像を見せて学びの見通しを持たせる設計。
A. 教材は授業で配布します。販売はしていません。
A. まず背景→問題提起→主張→根拠→まとめの流れを基本にしつつ、設問により要約→自分の主張→具体の分析→総括のように段取りを切る形が良いです。
具体例は「主張や課題文の意図を具体化・検証する段で使い、最後は再び抽象に戻して一般化する」、いわゆる「抽象→具体→抽象」の往復が有効だ、という立場です。
A. 抽象と具体は二者択一ではなく相補関係です。具体は説得力と理解の深さを、抽象は適用範囲の広さを担います。実戦的には「抽象→具体→抽象」で、冒頭で枠組みを置き、事例で検証し、最後に一般化して射程を広げるのがコツ。
A. まず自分が飛躍しやすい型を特定するのが近道です。あなたが「よく飛躍する例」をひとつ挙げて、それを材料に“因果”や“根拠→主張”の接続を検査する練習をすることをすすめます。たとえば「主張A→根拠B」の間に隠れた前提が要るのに書けていない、など。練習では三段論法に執着せず、課題文の構成(背景→問題提起→主張→根拠→まとめ など)に合わせて、主張の直前に“根拠の最小連鎖”を必ず置く訓練をしてください。