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突発性難聴などの耳疾患について、当院の治療方針です
突発性難聴とは、ある日突然発症する原因不明の感音難聴(内耳の障害による難聴)です。
突然、
『耳が聞こえにくくなった』
『耳鳴りが止まらない』
『耳が詰まった感じがする』
『音が響く』
『めまいを伴う』
といった症状が起こることが特徴です。
突発性難聴は早期治療が重要な疾患であり、発症後できるだけ早く治療を開始することが回復率に大きく影響します。
突発性難聴は約3割が改善しにくいと言われています。
一般的な耳鼻科治療では、
ステロイド治療
血流改善薬
ビタミン剤
などの薬物療法が行われます。
しかし突発性難聴は
約30%程度の方で十分な改善が得られない
と言われています。
また、
耳鳴り
耳閉感(耳づまり)
聴覚過敏
などの症状が残る場合も少なくありません。
そのため近年では、
耳鼻科治療と並行して鍼灸治療を受ける方も増えています。
突発性難聴は原因不明とされていますが、現在ではいくつかの発症メカニズムが考えられています。
内耳には音を感じ取る有毛細胞という細胞があります。
この細胞に十分な血流が届かなくなると、細胞の機能が低下し難聴が起こると考えられています。
血流低下には、
ストレス
自律神経の乱れ
血管の攣縮
などが関係すると言われています。
ムンプスウイルスや単純ヘルペスウイルスなどの感染により、内耳の聴覚細胞が障害される可能性があります。
風邪や体調不良の後に突発性難聴が発症するケースも少なくありません。
近年では細胞内の炎症反応やストレス応答も関与していると考えられています。
転写因子 NF-κB などの異常な活性化が、内耳の炎症や細胞障害を引き起こす可能性があります。
突発性難聴では次のような症状がみられます。
聴力低下(音が小さく聞こえる・遠く聞こえる)
耳鳴り
耳閉感(耳づまり・耳こもり)
めまい
聴覚過敏
自声強調(自分の声が響く)
多くの場合、片耳に突然発症します。
突発性難聴は
発症から早いほど回復率が高い
と言われています。
一般的には
発症から1〜2週間以内
が治療の重要な期間とされています。
そのため
突然耳が聞こえにくくなった
耳鳴りや耳詰まりが急に出た
という場合は、できるだけ早く耳鼻科で検査を受けることが大切です。
回復の見込みは、
年齢
発症時の聴力
治療開始までの期間
めまいの有無
基礎疾患
などによって変化します。
当院では問診と聴力検査の結果をもとに、現在の状態や回復の見込みについてご説明しています。
突発性難聴に対する鍼灸治療は、
内耳の血流改善
自律神経の調整
炎症反応の抑制
などを目的として行います。
しかし鍼灸治療は個人差が大きい治療でもあります。
そのため私たち「鍼灸理療実践研究会」では、鍼灸治療に加えて
レーザー光治療(光線療法)
を併用する方法を研究してきました。
その結果、
鍼灸単独よりも安定した改善効果が期待できる
ことが分かっています。
当院では、
耳鼻科での治療で改善が十分でなかった方にも対応可能な治療法
を採用しています。
急性低音障害型感音難聴は、突発性難聴とよく似ていますが別の疾患として扱われます。
特徴は、
突然発症
耳詰まり
低音の聞こえにくさ
耳鳴り
などです。
突発性難聴との違いは、
低音域の聴力低下が中心
めまいを伴わないことが多い
という点です。
原因は明確ではありませんが、
内リンパ水腫
という内耳のリンパ液の異常が関係すると考えられています。
これはメニエール病と共通する病態です。
発症の誘因として、
ストレス
疲労
睡眠不足
などが関係することがあります。
聴力検査で、
低音域(125Hz・250Hz・500Hz)の合計が 70dB以上
高音域(2kHz・4kHz・8kHz)が 60dB以下
の場合に診断されます。
当院では簡易聴力検査を実施しています。
また、この疾患は自然回復する場合もあるため、必要以上の治療回数にならないよう配慮しながら施術を行っています。
当院でも簡易ながら聴力検査ができるように設置しました