サイトマップ追加しました。 プロジェクト「キャンバー翼」シリーズ「キャンバー翼を飼い慣らしたい」
紙
ペーパーグライダー用の紙として「オススメ」されるケント紙だが、数あるケント紙の中から強度、重さ、コシの強さ、変形しにくさなどの要求を満たすものとして、ピーチケント紙が仲間内でよく使われている、他紙に比べ繊維が長いことが先の要求に合致しているらしい
個人的にはケンラン紙を使うことが多い。白色度が高く、プリンター印刷での発色が良いのが決め手、紙飛行機デザイン工房で入手可能
かつては定番だった二宮先生推奨のAGケント紙(アオゾラケント紙)は廃番になった
<追記07’25>先達は実に様々な種類の紙を使っていた。それはこちらの紙のはなし(1)をご覧下さい。
<追記08'25>紙の強さについての実測結果はこちら
<追記08'25>ピーチケント紙は2022年にホワイトピーチケント紙に統合・廃番となっていた。白色度が増し、インクジェット印刷結果も良好。曲げ剛性、ねじれ剛性ともにピーチケントと同等との試験結果が得られた。ケンラン紙から乗り換えようか・・・・。
<追記04'26> ホワイトピーチケント紙
紙の厚さ
主翼は180kg〜225kgの厚さの紙を2枚張りが一般的
360kg紙での1枚主翼も可だが、紙のクセが歪みとなり、飛行に影響することがある
尾翼の軽量化を目指す人は180kg、強度を考えると225kg
垂直尾翼は水平尾翼より一段軽い紙を使う人もいる
オールペーパーの胴体の場合、二宮機は180kgの6枚重ねが多い。360kgの3枚重ね+部分補強もアリ、ただし瞬間接着剤での硬化補強は必須
紙の種類、塗装方法によって強度・コシの強さが変わるのであくまでも目安
紙の目
紙の繊維の並んだ方向をタテ目、それに直交する方をヨコ目と呼ぶ
長い方(翼の場合はスパン方向)がタテ目になるように図面を準備する
購入した紙のタテ目ヨコ目が不明な場合、1枚の紙から縦横の2方向に切り取った同じ大きさの短冊を、片方の端を揃えて曲がりを比較する。大きく垂れ下がった方がヨコ目。タテ目方向の短冊は曲がりが少ない。(写真参照)
紙には表と裏もあリ、表と裏で紙の反りの強さが異なる。2枚張りの主翼や、数枚の紙を重ねて胴体を作る場合、表と表、裏と裏を向き合うように貼ることで紙の反りを最小限におさえる。表か裏の一方に偏らないように図面を工夫する。
バルサ
軽くて工作しやすく、厚さ1.5~3mmのバルサを胴体の芯として用いる
問題は商品の個体差が非常に大きいこと。カットの部位、方向で強度・重さ・反りに差が出る
Cカットと呼ばれる柾目にカットされたものが、適度な重さと強度などの面から好まれる。見た目も美しい
DIYショップや模型屋等で商品を確認して購入した方が良い
ヒノキ
細身の胴体用に2mm厚のヒノキを使うことも多い
購入時のポイントは目の揃った柾目であること、工作し易く反りも出にくい
実物を見て・選んで買う方が良い、通販でのまとめ買いはコストパフォーマンスは良いが、質のばらつきがリスク
同じ紙から同じサイズで切り出した2枚の短冊
タテ目(右)とヨコ目(左)でこんなに強度が違う
翼のスパン(長い方)をタテ目と平行に配置する
木村バルサさんの説明を拝借
Aカット:年輪に対して平行して製材
硬さや重さが平均していて割れにくく、良く曲がる
Bカット:年輪に対して斜めに製材
Aより曲がりにくく、全体に少し硬め
Cカット:年輪に対して直角に製材
軽くて板に硬さあり
板に狂いが生じない反面、曲げに弱く割れやすくなる
様々な接着剤が使われているが、それぞれ長所短所があり、「これ1本」というわけには行かない。
共通するのは片面に接着剤を置きヘラで薄く伸ばすこと。はみ出し汚れ・誤接着を防げる。
セメダインC
みんなが一度は使ったことのあるセメダインC。適度に速乾で、貼り合わせ時の微調整も効く
さっさと作ってさっさと飛ばす紙飛行機教室には最適・最強
その一方で、多めに塗って貼り合わせ、はみ出た分を拭き取る方法では仕上がりが汚くなる。かといって時間を掛けて翼全体に薄く伸ばしていると、硬化が始まってしまい接着不良を引き起こす
年単位で徐々に劣化が進むので、久しぶりに飛ばそうとするとパリッと剥がれるリスクあり
溶剤の匂いがキツ目なため自宅での使用禁止の方。
カネスティック
第1印象は匂いのキツくないセメダインCだが、性格は大違い
速乾性に乏しい分、貼り合わせ時の調整は容易。紙の繊維に染み込んで紙のクセを解いてくれるので、一旦うまく接着できれば翼の反りや曲がりが抑えられる(らしい)
アセトンで容易に剥がれるので翼と胴体の接着に使えば、翼の張り替えに便利というメリットもある
一方、硬化に時間がかかるため、飛行可能な状態までに最低数日を要する
一旦硬化した後も高温になると再び柔らかくなるため、炎天下のケースに放置した機体が変形する事故のリスクあり
水性ボンド
ヒノキやバルサの接着には欠かせない水性ボンド。強い接着力と硬化後の研磨性にも問題がない優れもの
ただし紙同士の接着は、よれて、ねじれるので使えない
セメダイン社とコニシ社から良く似たパッケージで販売されている。後者の方が良いという意見もあるが真偽は不明
タイトボンド
米国製の水性ボンド、日本製より速乾・強力という評判。研磨性も問題なし
色が黄色いのが難
100円ショップで買える日本製にくらべ高価
トンボ社製のスティックのり。白い本体に白いキャップ、ハイパワーの文字が目印
速乾性でニオイもなく、片面に満遍なく薄塗りして貼り合わせれば、はみ出して機体を汚す事がない
ラッカー等で剥離する事もなく、水性接着剤のように紙がヨレる事もない
欠点は一旦貼り合わせると修正が効かないこと
無理にズレを修正しようとすると紙に捩れを生じるので、貼り合わせは一発勝負
事前にキッチリ位置決めし、テープで仮止めすれば失敗は大幅に減る
水性速乾でペーパークラフト用と銘打たれた接着剤。少量でもしっかり貼れ、速乾性に優れるので確かにペーパークラフト用と納得
水性なので大量に使うと紙がよれる。主翼の2枚張りなどには使えない
その一方で、翼と胴体の接着といったピンポイント接着には欠かせない
一旦接着すると剥がれることはまず無く、瞬間接着剤との相性も良い
瞬間接着剤
工作の様々な場面で重宝する瞬間接着剤
100均ショップで入手できるものからプロ用の高価なものまで多彩
さらさらタイプとゼリータイプに大別され、
さらさらタイプは接着だけでなく胴体の強度を上げるための硬化剤として使われる事もある
ゼリータイプは翼と胴体の接着に使われる
さらさらタイプは高級品ほど粘度が低い傾向があり、気づくと指と機体が完全接着のリスクあり
ポリ袋やポリエチレン製の手袋をはめ、防御メガネで目を覆う事
万一の時用に剥離剤の購入もお忘れなく
水分と反応して硬化するため、一旦封を切って放置した結果、次回は使えないこともある
100均ショップの少量使い切りタイプや、キャップの代わりにノズルをはめて置くといった工夫も有効
水に濡れたティッシュに多量に垂らすと硬化時の発熱と刺激性のガスが発生するので注意
瞬間接着剤の効果促進剤なるものも存在する
スプレータイプと刷毛塗りタイプがあるが、匂いがキツイのでスプレータイプの屋内使用はオススメしない
刷毛塗りタイプも匂いはきついがスプレーほどの苦情は飛んでこない
接着する部分に促進剤を塗った後に瞬間接着剤を垂らすという順番を違いさえなければ悲劇は起こらない
ペーパーグライダーは塗装する事で、防水効果と機体の強度増加が期待できる。
シーラーで下塗りをした後、ラッカーで上塗りするのが一般的なようだ。
塗装剤の種類、塗装方法、塗装回数など各人のこだわりや工夫がある。油性であることが最低条件。水性では機体がヘナヘナになる。
シーラー
シーラーは紙の表面や紙の隙間に微細なラッカーに混ぜた粉を染み込ませることで、凸凹をなくし強度を増す。
様々な製品があるが、ラッカーとの相性、容量が適当なので和信の油性サンディングシーラーを使用。
ハケ塗りが一般的で、シーラーを薄め液で1:1程度に混ぜたものを3回~4回ほど塗り重ねる。
毎回600~800番程度の紙ヤスリをかける人もいれば、
先ずは塗り、最後に紙ヤスリという簡便派もいる。
ドブ漬けという徹底+簡便派は、シーラー液を入れた容器内にしばらく漬け置きする。
漬け置き時間の目安は1~2時間から一晩までお好みで。
紙の表面から泡が出なくなるまでという目安も参考になる。紙の隙間をシーラーで埋め尽くすという目的に適って説得力あり。
ドブ漬けの課題は容器の選択。
主翼をドブ漬けする場合、高さが最低20cm、幅(直径)が5cm程度の密閉容器が必要となる。
材質はガラスがベストだが、ポリエチレンでも溶剤耐性があるので大丈夫。
ガラス容器のイメージはチョウヤの梅酒の瓶がサイズ的にはピッタリ。これに密閉性の高い蓋が付いていれば、横置きにすることで少量のシーラーで翼全体を浸して置けるので理想的だ。
蓋がない場合は、縦置きのままたっぷりのシーラーを注ぐ事になる。もっとも半身浴にして時々ひっくり返せばシーラーは節約できるが。
代案はポリエチレンの密閉容器。
Nakaya科学産業社の容器が100均ショップSeria入手できる。密閉性も高く少量のシーラーで効率良く漬け込める。
容器はポリエチレンで溶剤耐性も問題ない。蓋がポリプロピレンなので若干変形する。3週間放置したが容器密閉性は問題なし。
<追記 半年経過し、若干の変形は見られるが使用には全く問題なし>
細身の胴体の場合は、ペットボトルでも代用可。PET(ポリエチレン製)との記載があることを確認。
上塗り
シーラー塗装とヤスリ掛けの次はラッカーによる上塗り。
最初は薄めのラッカーを2回ほどハケ塗りし、そのたびごとに800~1000番の紙やすりをかけ、最後に濃いめのラッカーをハケ塗りした後、さらに細かい番目のヤスリで仕上げるという方がいる。
薄めで3回、濃いめだけで2回などこれもまた人それぞれに流儀がある。
共通しているのはハケ塗りの毎にヤスリをかけて、表面をツルツルに仕上げること。抗力を極力抑えるのが目的。
機体の組み立てを全て終えた後にスプレーラッカーを吹きかけて、防水対策を施すという簡便な方法もある。
これを真似て、ハケ塗り後の組み上がった機体に、お化粧としてスプレーすると見栄えは上がる。
接着剤あれこれ
胴体用どぶ着け容器
翼用どぶ着け容器
クリヤラッカー
ハサミ
切れのいいハサミは欠かせない。
直線部分は長めの刃の大振りなハサミでスパッと切るのが良い。
曲線部や細かい切り取りには先のカーブした小ぶりのハサミを使っている。
切れ味よく、使い心地の良いメーカーを探して何本かのハサミに投資したが、未だにこの1本には巡り会えていない。
カッター
二宮先生は黒本の中で、カッターでの部品の切り取りではめくれ(バリ)ができて飛行性能に悪影響があると注意されている。
確かにそうなのだが、長い直線部分を正確にカットする場合などカッターを使いたくなる場面は多い。
塗装の際にバリ取りも兼ねてしっかり紙ヤスリで研磨する事。
厚手(300Kg以上)のケント紙を3~4枚重ねて胴体にする場合など、切り取り前に貼り合わせておいた方が仕上がりは格段に綺麗になる。
流石にその厚さの重ね紙をハサミで切るのは難しく、普通のカッターでも刃先がブレて上手くいかない。
そんな時はトラスコ中山(TRUSCO)社製の「刃先のブレなし」をうたうカッターがおすすめ。
価格は高いが一度使うと手放せない。普通のカッターってこんなに刃先がふらつくのかと気づいた今では、薄い紙のカットもこれ。
ヒノキやバルサのカットも当然これ。
中翼のプロファイル機のような場合、胴体に翼を差し込むスリット工作をしたくなる。そんな時に役立つのが2枚刃カッター。
手持ちのカッターに刃を2枚差し込めば良い。カッターのデザインと刃の厚さで相性があるだろうが、手持ちのカッターでは上手く行った。
このアイデアは美しい先尾翼機で有名な斉藤武夫さんの受け売り。
胴体用のヒノキの工作に重宝しているのがローラーカッター。胴体の曲線部の切り出しにはこれが威力を発揮する。
折りスジを正確につけてキッチリ折ることが、正確な機体に仕上げるコツの1つだ。
折りスジ器
ガリ版用の鉄筆が使える。
インクの出なくなったボールペンでも良いというアドバイスもあり。
ポイントは先端が適度に丸くなっていること。
尖りすぎた先端では紙の表面へのダメージが大きく、仕上がりが汚いし強度の問題も出かねない。
丸すぎると折位置の精度が下がる。尖り気味の鉄筆を、紙ヤスリで好みに合わせて研磨するのが良い。
デザインナイフの刃先を紙やすりで研磨したのも良い。
刃先を定規に沿わせることで、主翼の上反角用の折りスジを正確につけられる。
折り器
ペーパークラフト用の折るツールとして購入したのが写真の木片。
カシの木片にテーパーをつけたもので、折りスジに合わせて置いた定規に当てる要領で使い、長年重宝している。
予備が欲しいと嘗ての購入先であるハンズやネットで時々探すのだが、見つからない。
販売先をご存知の方が居れば教えて頂きたい。
紙ばさみ
QTシリーズと呼んでいる折り紙式ペーパーグライダーの、長い折り目をつけるのに使っている。
ピンセット
塗装時や細かい部品の取り付けに欠かせない。100均グッズで十分。
重心位置合わせ用ピンセット
ペーパーグライダーの性能、特に沈下率を左右する重心位置。その位置決めに欠かせないのがこのピンセット。
100均のピンセットを折り曲げて作成した先達のお手製の頂き物。
万力があれば容易な工作だが、そうでなくてもペンチで注意深く曲げればOK。
主翼接着時の固定器具
1cm幅、2㎜厚のヒノキを適当な長さに切った木片。
これ2本で主翼と主翼取り付け部分の接着部を挟み、クリップで固定しておくもの。
ミソは木片に貼り付けた養生テープ。はみ出した接着剤による木片の固定を防止。
クリップは洗濯バサミ、メガネクリップ、重さでの変形に気を配ればプラスチック製が良し。
ペンチ
圧着時にギザギザなしのペンチが活躍する。
ギザなしで適度なハサミの長さを持つFUJIYA社製のペンチは軸のガタつきもなく優秀。
できればもう少しハサミ部の長いものも欲しいのだが、同社製ではこれが最長。
Speedwox社製で長めのものを購入したが、刃先のガタツキが大きい製品に当たり残念。
壁紙貼りローラー
主翼や胴体の貼り合わせ時の「シゴキ」に便利。
ただし力を入れすぎたり、裏表のシゴキが不均一だと反るので注意。
紙やすり
バリ取りとシーラー後のヤスリ掛けは600番から始めて、800番、1000番。
ラッカーはシーラーよりも削れやすいので細目で。
数字が大きいほど目が細かくなるのは共通だが、同じ番目でも会社によって目の粗さが異なる気がする。
特にラッカー後の研磨時は要注意。
紙ヤスリをスチレンボードに両面テープで貼り付け、短冊状に切り分ければヤスリボードの出来上がり。
クッションにヤスリを貼り付けた製品も便利。
紙やすりに比べて目詰まりしにくい。
800~1000番相当という製品は紙やすりの800番より確実に粗い。
カンナ
ヒノキ胴の整形や、その他小物木片の整形にカンナは欠かせない。
高級品でなくともOK。
DIYショップの500円程度のホビーカンナが侮れない。刃先の出し方のコツを掴めば驚くほど薄く削れる。
はさみ
左端が「ブレない」カッター
右端が2枚刃が装着できたカッター
右端が折り器
アートカッターの先端をヤスリがけした折り線器
右が重心確認ピンセット
主翼接着キット
ギザなしペンチ
壁紙ローラー
ホビーかんな、やすり、スポンジやすり
簡単・安価に用意できるチョット便利な工作用治具
ほとんどの材料は100円ショップで手に入る。 (3Dプリンター治具はこちら)
材料は木片(1.5x3.0x9.0cm)2個とヒノキの薄板
木片の長辺に沿って1cm幅のヒノキの薄板を接着する
機体の胴体の厚みに合わせて複数のヒノキ板を用意
機体を差し込んだ時にガタつかず、キツ過ぎず調整するのがポイント
主翼の固定前の上反角(の癖)設定、ねじれた主翼の補正用治具
材料:薄手の板と3mm程度厚のバルサ
長さ100~150mm、幅40~50mmの薄手の板4枚(其々主翼スパンの2分の1強、翼根翼弦長)
加工し易い桐の薄板が100均ショップでも買えるが、歪んだものは避けたい。DIYショップなどでしっかりしたものを調達
準備:上反角設定用二等辺三角形の作図
上反角を低角とする二等辺三角形を薄手の紙に作図する
斜辺は薄手の板の長辺より少し短めに、高さは寸法計算シートで計算した落差
工作
薄板の中央部に長辺に平行な目安用の直線を引く
二等辺三角形の図面をバルサ板に軽く糊付けし、カッターで三角の板を切り出す
バルサの三角板の片側斜辺に水性ボンドを塗り、薄板に引いた目安線に沿って三角板を貼り付ける
接着剤が固まらないうちに、もう一枚の薄板にも同様に三角板を貼り付ける
薄板同士が向かい合う部分にズレがないこと、バルサの三角板が目安線から大きく外れてないように微調整
薄板間の隙間を埋めるように水性ボンドを流し込む
使用法
あらかじめ折り曲げた主翼を治具に置き、フリーの2枚の薄板で抑えてクリップで固定する
2枚貼りの主翼の場合、接着後の乾燥時に使用すると上反角のクセがつき易い
主翼からはみ出た接着剤が治具にくっつく事故が心配な時は、表面にテフロン加工を施したクッキングシートを挟むとよい
使用法
機体固定台に胴体を固定
固定台を碁盤の線に合わせて位置決めし、のり代に接着剤をのばす
接着する翼の縁を胴体と直交する碁盤の線が重なるように接着
1㎜方眼紙より目の粗いpdfファイルはこちらからダウンロード⬇︎
水平尾翼の上に垂直尾翼を正しく取り付ける工夫の一例
機体固定台に、小木片、凧糸、マチ針を追加
小木片に刻みをつけることで糸を胴体と平行に導く
まち針を胴体中心線上に差し、糸を軸と平行にする
糸をレファレンスにしながら垂直尾翼を接着する
わずかな歪みが大敵のペーパーグライダーにとって、キャリングケースは欠かせない。
皆さんそれぞれ工夫を凝らしたケースに愛機を詰めてフライトに出かける。
アタッシュケース、木製オカモチ風、段ボール、プラケースなど外枠の材質は様々だが、機体の格納法で1)横置き型、2)吊るし型、3)差し込み型の3種に大別できそうだ。それぞれにメリット・デメリットがあるが、いずれも運搬中に機体が変形しないことに気を遣っている
横置き型:アタッシュケースや薄型のプラケースに固定具をつけた基板を置いて横置き。固定具に機首と胴体後部を挟んでクリップなどで固定する形式。
機体同士が接触しないよう確実に固定できるのがメリット
ケース自体も薄いのでバス・電車等の移動時に邪魔にならない
最大のデメリットは運搬機体数が限られること
1つの固定具に複数の機体を重ね置きすることで対応するテクニックを駆使する方もいる
様々なサイズ、プロフィール機のような特異な形態の機体を混載するには工夫が必要なので、この機種一筋といったストイックな勝負師向き!?
吊るし型:ケースの上部中央に渡した梁に、機体を吊るし、クリップなどで固定したもの
基本形は二宮先生の本に紹介されている
筒状の梁に洗濯バサミを通したもの、角棒の梁に一定の間隔で目玉クリップをねじ止めし、そのクリップで機種をつまむものなど、固定方法にそれぞれ工夫がある
利点は収納機体数が多く、異なったタイプの機体収納にも融通が効くこと
デメリットは機体の固定が緩めで振動に弱く、機体同士の接触事故が起きやすい
自転車の荷台で運ぶのはリスク
サイズが大きめになるので通勤時の電車・バスでは顰蹙を買う可能性高し。
差し込み型:100円ショップで購入できる収納グッズを活用したアイデアもの
切り込み付きプラ製仕切板2枚を1cm±間隔で向かい合わせに組み合わせ、その隙間に機種を差し込む
同時に主翼は仕切り板の切り込みに差し入れるので安定感が増す
発案者は不明だが、100円グッズの秀逸なる目的外使用賞を差し上げたい
メリットは収納性の高さと高い収容状態保持性
自転車の荷台で運んでも特段問題なく、クリップから外れた機体がケースの底で手当たり次第に他の機体への体当たりを繰り返すといった悲惨な事故は起きない
ただし、機種の差し込み部にスポンジや戸当たりクッションといった緩衝材をうまく配置するなど工夫して、切り込みに差し込んだ主翼の先端が仕切り板に直当たりするリスクを上手く回避するのがポイント
デメリットとしては、仕切り板の切り込みが固定幅なので、プロファイル機・ホチキス機のような胴体が大きく、非定型な機体を混載すると途端に収納機数が低下する。複葉機も鬼門。仕切り板を厚紙で自作して対応している方もいる。
以上はあくまでも基本型。先達のキャリングケースへのこだわりは生半可ではない。実例をリンク先でお楽しみください。
ひっくり返して「吊るし収納」
仕切り収納やクリップに収まらない機体も連れて行きたい
ケーブル配線を束ねるチューブ(スパイラルチューブ、ケーブル収納スリーブ)を適当な長さに切り、キャリングケースの蓋の裏や、側面にビス留め
翼の接着、上反角設定などちょっと固定した場面で重宝
アネックス(ANEX) ミニバイス 35mm APV-35
接着後の乾燥時の板挟みで活躍
穴なしのMDFより蒸れない(気がする)
100円ショップのセリアにある(ダイソーのボードは天然木合板で反りがある)