はじめに、一つの雫があった。
雫は、大いなる混沌の中に零れ落ち、七つに割れて、それぞれの中に世界が生まれた。
七つの世界には『神』が生まれ、『神』は『人』を生み、七つの世界はそれぞれの進化の道を歩んでいった。
あるとき、一つの世界が滅んだ。進化と文明の極みに達した人が、発展の果てに滅び、世界そのものを崩壊させた。
神々は驚き、焦った。雫の世界の中で、彼らは絶対の存在であった。だが、雫そのものが壊れたとき、彼らは何の力も持たなかった。
《在り続けたい》
その願いを叶える方法は一つしかなかった。在るべき世界が無いならば、まだ在る世界を奪えば良い。
かくて、世界を失った神々は、まだある世界を奪うため侵略を開始した。侵略は世界の法則を乱し、また世界が一つ崩壊した。またひとつ、またひとつ、またひとつ……。雫は次々に弾け、とうとうただひとつとなった。
滅び去った六つの世界の神々は、ただひとつ残った世界を目指した。己が在るべき世界を奪い取るために――。

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 サイト管理者によるセッションは現在Discordの特定サーバーでのみ開催しています。また、下記ルールを採用して「カルカミ」のセッションをしていただくことは自由です。内容は定期的な更新が行われております。ご注意下さい。

カード概念

オンラインテキセをスムーズに行う為の、乱数・ギャンブル性を高める為の概念/ルール

Ⓐエリアカード

戦闘フィールド。初期裏向き。PCたちが上に乗ることで、カードが捲れる。ダイスボット[PPd]でカードを捲れる。

Ⓑ人材山札

人材カード置き場。後述【布教】による行動によって捲れる。ダイスボット[HUd]でカードを捲れる。

Ⓒ所有人材

事前に手に入れている人材の山札。個人個人が所有。CSのチャットパレットで作成される、CHOICEダイスによって毎ラウンド頭に捲れる。

Ⓓ人材ストック

人材置き場。個人個人が所有。とっておける人材の最大値は神格に依存する。

前提/行動順決定

<神>…PC、異神が該当する

<従神>…神々の下級神族が該当する(人間などもここに含まれる)

・一柱あたり、AP(行動点)を2点持っている

 これは「タイプ:メイン」行動でのみ消費する。

 基本アクションの中では「移動」「攻撃」「治癒」「布教」が該当する

・MP/APは上限を超えてよし、VP/FPは上限まで

 ただし異神のFPのみ上限を超えることが可能

・1d100でイニシアティブを決定

 <従神>は必ず<神>の後に行動する

・ディレイ採用

 APを2点所持している時のみ可能。行動順は<神>の中で最後の順となる(<従神>より前の行動となる)。

・スキップ採用

 行動の完全放棄となる。APが2点以下の時可能。

・AP0時は行動手順が無いとして、スキップ処理

 APを削られるような行動がとられた場合等で、AP0の状態で手順が来た場合は、スキップとして処理される。

・ファストアクション撤廃/先制行動として受理

 フリー等と混同するため「ファスト」表記を撤廃。タイプ「先制」として扱う。

 R頭に誰かが行動するより前に、積極的に宣言をいれることで「先制」タイプの行動が可能。

・同時に複数体への効果が発生する場合は、能動者側が処理順を決定

 全体攻撃など複数の対象が選択される場合、処理の順番は効果を与えた側が決定する。

 R頭に誰かが行動するより前に、積極的に宣言をいれることで「先制」タイプの行動が可能。

神業使用回数

神業を使用できる回数。以下の2種が存在する。

原則として、同じ神業を同一の処理で重ねがけで使用できない。

[1] X回/R

 手番が一巡するまで(=R)にX回まで使用可能。次のRの開始時にリセット。


[2] X回/S

 セッション(=S)中にX回まで使用可能。次のセッションor戦闘の開始時にリセット。(GM判断)

メインアクション

これらの行動は自行動時に行う事ができる「タイプ:メイン」のアクション

それぞれ1行動につき、APを1使用する

「移動」

 隣接エリアに移動/PPを獲得する。

 裏向きのカード上にいる場合、「その場に留まる(移動扱い)」を行うことでPPを獲得する。

「攻撃」

 命中判定は存在しない。

 以下3つのアクションがとれ、ダメージはそれぞれの方法で算出する。

 ダメージは相手の「防御力」に防がれ、FPを使うなどして「抵抗力」で更にダメージ軽減される可能性がある。

♠【闘撃】 
[タイプ:メイン|対象:近/1U|消費 FP:0]

 肉体や武器を使った直接攻撃

 威力構成:{(PP:♠信心)+1}UB6[6]+(闘撃力)

範囲補足:自分がいるマスと、その周囲6マス(基本対象ユニット1体)。周囲対象時は自身が必ず中心になる。

♣【霊撃】 
[タイプ:メイン|対象:遠/1U|消費 FP:1]

 魔法や霊力を使った遠隔攻撃

 威力構成:{(PP:♣理性)+1}UB6[6]+(霊撃力)

範囲補足:自分がいるマスと、その周囲6マス以外の全てのマス(基本対象ユニット1体)。

♦【天撃】 
[タイプ:メイン|対象:任/1U|消費 FP:2]

 天候や気象、精神波を操って行う万能攻撃

 威力構成:{(PP:♦文明)+1}UB6[6]+(天撃力)

範囲補足:フィールド上どこでも、全てのマス(基本対象ユニット1体)。

治癒

 自分/味方の体力(VP)あるいは、運命点(FP)の回復。

♥【治癒】 [タイプ:メイン|対象:近/1U]

 威力構成:2UB6[6]+(治癒力)+{PP:♥繁栄)*2

★<布教> [タイプ:メイン|回数:1/R]

 人々に異神の脅威/自身の正統性アピールをし、信仰を獲得する。

 FPを7点消費することで[タイプ:Mフリー]として使用可能。

 得た〈一時PP〉は神業の代償として使用不可。 効果は以下の3つから選ぶ。

①【一時PPの獲得/エリアカードの交換】

 エリアカード山札からカードを[2]枚引き、〈一時PP〉として一時的にPPを得るか、

 引いたカードの中から[1]枚を選び、既に表向きになっているエリアカード[1]枚と交換し、PPを定着させる。

 定着させる場合は即時宣言。選ばれなかったカードは即時破棄となる。

 定着を選択した場合は、2枚引いたうちの片方のカードと、定着位置にあったカードは即時破棄される。

 また、〈一時PP〉は、エリアカードと同じようにPPを変動させるが、エンドフェイズに廃棄されてしまう。

②【人材カードの獲得】

 人材カード山札からカードを[1]枚引き、ストックに加える。

 結果、手札の人材カードが[神格] 枚を超えた場合、即座に [神格] 枚になるまでカードを廃棄する。

 ※人材カードは1つの処理につき1枚までしか使用できない点に注意。

③【人材カード譲渡】

 ストックしている人材カードを[2]枚まで、他の譲渡する

「<タイプ:メイン>の神業

 【調伏】【聖断】などが該当する。

フリーアクション

これらの行動はいつでも行う事ができる「タイプ:フリー」のアクション

主に防御行動が該当する

前提として、ダメージは基本「[ダメージ値]-[防御力]」で計算し、1つのダメージに対しての重ねがけは不可

★<抵抗> [タイプ:フリー|対象:自分|消費 FP:3|回数:神格/R]

 受けるダメージを[抵抗力]点分軽減。敵の[防御力無効]効果も、[抵抗力]による軽減は有効。

★<かばう> [タイプ:フリー|対象:近 /1U|消費 FP:3|回数:神格/R]

 近接範囲にいる対象ダメージを肩代わりする。

 ダメージは庇ったユニットの「防御力」で軽減され、さらに追加で「抵抗」を使用しダメージ軽減可能。

 過剰に入ったダメージが貫通するかどうかは相手の攻撃方法や、その時々による。貫通、防御無視等の場合貫通しうる。

「MP使用」 [タイプ:フリー|対象:任/1U|消費 FP:0|回数:神格/S(基本)]

 詳細は後述「MPの使い方」にて

「<タイプ:フリー>の神業」

 該当、多種。

神業

タイプに沿ったタイミングで実行可能、あるいは身に纏い続けている「神の御業」

タイプは5種類

 「パッシブ」「フリー」「メイン」「Mフリー」「先制(F)/Mフリー」の5種。

 AP消費が発生するのは「メイン」の行動のみとなっている。

以下、簡単にタイプ紹介。

「タイプ:パッシブ」

 常に発動している。

「タイプ:フリー

 どんなタイミングでも使用できる。

「タイプ:メイン

 実行時AP1消費。自行動時にのみ実行できる。

「タイプ:Mフリー

 メインフリーの略。自行動時にのみ実行できる。APの消費が無い。

「タイプ:先制/Mフリー

 先制時に宣言をいれるか、あるいは自行動時に実行可能。APの消費がない。

特殊な攻撃

ダメージ軽減に関する処理が特殊になる攻撃。主に3種

【防御無効💥】

 防御によるダメージ減少無効。貫通の表記がこれに値する。

【抵抗無効🛡️】

 抵抗によるダメージ減少無効。

【軽減無効⛔】

 防御、抵抗、神業によるダメージ減少無効。※MPによる軽減は有効とする。

代償

御業の使用により齎される多大な影響

行程は以下の順で行われる。

①神業の宣言、神業の実行

 神業のPPはこの時点で問われる。そのため、例えば「代償♡1」「必要PP♡2」だった場合、場のPPが「♡2」あれば事足りる。

代償の発生

 代償となるカードは一時PPからは選択できない点に注意。また「+2」のカードであっても1枚とみなすため、代償化した際はそのまま破棄となる。(PPが-2となる)

代償として選択されたカードは即座に破棄され、最終ダイスに影響されない

 破棄とは、裏返しとは異なる。カードを完全に取り除き、そこには新しく、裏向きのカードが設置される。

 破棄は即座に行われるため、最終的な攻撃のダイスロール等に影響しない。

人材

神に続く信奉者

あるいは同じ方向を向く者たち

MPの使い方

MP(ミラクルポイント)による奇蹟

いつでも使用でき、即座に効果を発揮する

①判定終了後、あるいは判定前に判定値に[1UB]を振り足す

 他者への振りたし時、バフがどう乗るかどうか、振りたしは誰が行うかなどは、

 MPの使用宣言タイミングや状況などをみて、GMが適宜判断する。

②受けるダメージを[2UB]点軽減

 振りたしのダイスロールは基本MP使用者が行う。

③VPかFPを[2UB]点回復

 0以下になったVPは回復しない。①~③はクリティカル/ファンブルが存在する。

④使用回数が残り[0]の神業を再度使用する

 AP、FP等のその他のリソースは別途消費する。

異神と従神

敵に思想や発想があれば、それに従い行動する

■異神の管理

〈異神〉の管理は、以下のルールに従って処理する。

・異神はPCと同じようにAP行動基準で行動する。

 メインフェイズでは、移動や攻撃を組み合わせて行動する。

・異神は〈FP最大値〉が存在しない

・ディレイ/行動放棄など採用(移動せずその場に留まることを認める)

・異神と戦う際は、神族ごとに設定された特殊ルール(特性)に従わなければならない

・異神の「移動」先が表向きのエリアだった場合、裏返し、〈PP〉を変動させる (※カード破棄ではない)

・異神の存在するエリアは、PCの「移動」によって表向きにならず、〈PP〉が変動しない

・異神もカルカミと同じく「MP」を持ち、「MP」の使用が想定されている

■従神の管理

従神〉の管理は、以下のルールに従って処理する。

・従神のメインフェイズは、〈神〉のメインフェイズがすべて終わった後。

・従神はAPを持たず、[移動回数/攻撃回数]回の「移動」と「攻撃(闘撃or霊撃)」】を行う。

・従神は基本、「抵抗」「かばう」を使用できない。※例外アリ

・従神が移動しても移動先のカードは裏返しにならず、PPの変動は発生しない。※例外アリ

能力判定

探索時の判定では「能力値UB」で判定を行う

 

リビルド

シナリオ毎にKPの振り分け(リビルド)を許可する

能力値、神業、神業レベルなど自由に取り直して良いものとする