つけペン(DipPen)とは、読んで字の如く、インク壺からペン先にインクをつけて書くペンです。
ニブ(ペン先)はいろいろなタイプがありますが、日本での一般的なものでは、スクールペン、さじペン、Gペン、日本字ペン、丸ペン等の他、特殊なものではカリグラフィなどがあります。
余談ですが、昔は(私がご幼少のころ)、漫画描きはGペンと相場が決まっていて、インクも墨汁を使ってました。
今は漫画もPCで描く時代になって、すっかり影が薄くなりましたが、好きな色をコンスタントに変えて描く事ができるペンとして、ガラスペンと同じく?少しづつ見直されているようです。
ペン先を簡単に付け替えられ、色も簡単に変えられるので、カラフルで個性的なものが描けます。
私の作るペン軸は、鍛金加工で作ったものです。
真鍮または銅を600℃以上まで加熱して焼き鈍しし、芋槌などで叩きながら加工する鍛金加工で作っています。
鍛金加工で絞った後、槌目を削ってフラットにしたタイプ。
さらに、改めて槌目(化粧槌)をつけたタイプ(現在試作中)です。
ニブ受けも真鍮のパイプと丸棒をから作っています。
ペン軸の頭にロゴマークを入れてます。
普通のプラ製ペン軸は5g程度の重さですが、このペン軸は20g近くあります。
ペン自体の重さで筆圧をカバーできるので、書き味が柔らかく感じます。