チケット販売中
加茂慶太郎
『フロアB』
2026.10.24-25
THEATRE E9 KYOTO
風が吹けば/演劇が起これば──桶屋が儲かる/何がどうなる?
チケット販売中
加茂慶太郎
『フロアB』
2026.10.24-25
THEATRE E9 KYOTO
風が吹けば/演劇が起これば──桶屋が儲かる/何がどうなる?
加茂慶太郎による新作演劇公演。京都市のTHEATRE E9 KYOTOにて開催。
加茂は近年、「演劇の再開発」を活動テーマに掲げ、現在まで進化してきた演劇の手法、すなわち派手な舞台装飾や強いドラマ性、音響や照明を活用した観客の没入度を高める演出などをあえて排したシンプルで原初的な演劇を起こし、その可能性を模索してきた。
今作では新たなメソッドを導入し、出演者の行為一つひとつを「そのように見せる」意図から切り離すことで「演技」の解体を試みる。公募によって集まった4名の出演者とともに、あくまでも事実に立脚しながらフィクションを積み重ね、空間に、時間に、あるいは観客を含めた集合体に、仮設の性格を与えてゆく。演劇が起こるさまそのものの体験、あるいは演劇行為そのものの実践。
新作『フロアB』によせて
現金の出番が今ではだいぶ少なくなったように、これから先の未来では、身のまわりのいろいろな事柄が少しずつ実体を消してゆくのだろう。生きること自体の質量が軽くなって、身体が浮ついてしまって、どこか心もとない感じがする。根を張る、あるいはアンカーを下ろすように人や土地と接続しながら日々を送ることが安らかさに結びつく気がするし、その繋がりのなかで互いに交わされるエネルギーこそが生の推進力なのだと思う。昨年くらいからそんなことばかり考えながら私は、艶(つや)やかな生命体に憧れている。作品を作るとき、「自分に必要だが足りていないサービス」を自ら提供するようなつもりが私にはある。いま必要としているのは、鮮やかな生の目撃、そしてそれに起因した自らの想像を際限なく発散できる時間そのものだ。「(THEATRE E9 KYOTOという)劇場で1時間ちょっとを過ごす」という現実が、上演によって別の体験を同時に兼ねる──演劇とはただそれだけのことだと思うが、しかし鑑賞する自分なしでは起こり得ない。すなわち、演劇の発生するとき、それは自らの生を認めることとイコールなのだと思う。その繰り返しで艶をまとっていける気がする。だから、演劇は希望だ。初めて京都で作品を発表する。演劇を起こしたい。
加茂慶太郎
出演
辻佑介
BC. (森脇彩弓)
福田桜子
三浦環
日時
2026年
10月24日(土) 14:00 開演*
25日(日) 12:00 開演* / 18:00 開演
上演時間75分程度
受付開始・開場は開演の30分前
*⋯⋯終演後アフタートークあり(30分程度)
24(土) 14:00回ゲスト:倉田翠さん(演出家、ダンサー、akakilike主宰、まつもと市民芸術館芸術監督)
25(日) 12:00回ゲスト:泉宗良さん(劇作家、演出家、うさぎの喘ギ主宰)
会場
京都市南区東九条南河原町9-1
JR・地下鉄「京都」駅八条口から徒歩約 14 分
JR・京阪「東福寺」駅から徒歩約 7 分
京都市営地下鉄「九条」駅から徒歩約 11 分
京都市バス「河原町東寺通」(16 ,84 系統)から徒歩約 3 分
京都市バス「九条河原町」(16,202,207,208,84,88系)から徒歩約 6 分
料金
通常チケット:3,000円
お土産つきチケット:4,000円
福岡のお菓子3個セット付き(内容は選べません)
小学生以下:無料
各種割引あり(併用可)
※受付にて証明書、他演目のチケット、予約画面等をご提示ください
U30割:500円引き[対象:30歳以下の方]
KEXハシゴ割:500円引き[対象:KYOTO EXPERIMENT 2026の他演目をご覧の方(有料演目のみ・フリンジ演目含む)]
−割引適用例−
「通常チケット」に U30割 & KEXハシゴ割 適用の場合:2,000円
「お土産つきチケット」に KEXハシゴ割 適用の場合:3,500円
チケットお取り扱い
チケット販売サイト teket からお求めください
公演前日の24時まで購入可能です
手数料不要
クレジットカード払い・コンビニ払い対応
>> https://teket.jp/13342/76838
*全席自由
*当日精算(当日窓口での料金お支払い)をご希望の方は、当日券をお求めください
当日券は、公演当日に残席がある場合に限り、会場にて販売するチケットです(teketでの販売価格と同額・各種割引適用可)。当日券の有無についてはX・Instagramでお知らせします
作・演出 - 加茂慶太郎
制作 - 八木志菜
演出助手 - 渚ひろむ
舞台監督 - 西村和祥
宣伝美術 - 永淵大河(劇団不労社)
写真・映像撮影 - 中谷利明
主催 - 加茂慶太郎
提携 - THEATRE E9 KYOTO(一般社団法人アーツシード京都)
THEATRE E9 KYOTO U30創造支援事業
関連企画
会場:THEATRE E9 KYOTO
10月22日(木) 19:30~21:00
「U30ミーティング」
THEATRE E9 KYOTO「U30創造支援事業」に採択され2026−27年度に同劇場での公演開催を予定している団体のうち、有志が集ってトークイベントを開催!京都で活動する30歳以下世代の演劇・ダンスの作家たちが様々なトピックで意見を交わします。
ゲスト:片山寛都さん(ゆうそーど。)、後藤禎稀さん(Super D)、駒和樹さん(ぃぃ・駒和樹・森田拓夢共同企画)
10月24日(土) 16:00~17:00
ワークショップ「フロアBを体験する」
加茂慶太郎による、今作で用いている演技手法・理論の解説および体験を目的としたワークショップ。創作過程のシェアもおこないます。翌日ご観劇予定の方にもおすすめです。
お問い合わせ
メール kamokeitaro.info@gmail.com
電話 070-4217-4361(制作)
未就学児入場可
会場には駐車場はございません。公共交通機関、もしくは自転車等でご来場ください
車椅子でご来場のお客様、鑑賞にあたりサポートが必要なお客様は、お問い合わせ先までご連絡をお願いいたします
プロフィール
加茂慶太郎 - 作・演出 -
1996年生まれ。演劇作家。神奈川県川崎市出身、福岡県福岡市在住。演劇を起こすこと、およびその過程をデザインすることを活動の主としている。近年は「演劇の再開発」をキーワードに、極めて少ない演出からなる原初的な演劇を活用。ときに他アーティストと協働しつつ、作品形態や企画設計までをも検討の範疇に含みながら、現代において演劇のもつ潜在的な可能性を最大限有効化する手だてを模索している。過去作品に、『ちょうどいい入り口』(2025 福岡)、演劇空間ロッカクナット×加茂慶太郎『ひとときのベンチ』(2025 ※造形作品)、マルレーベル『一等地』(2023 福岡・大阪・横浜)など。国際交流基金/YPAM共催 2025年度舞台芸術専門家派遣事業バンコク派遣アーティスト。ブルーエゴナクのメンバー。
辻佑介 - 出演 -
山梨県生まれ、奈良在住。会社員。12年前、都内のアートプロジェクトにて立体造形作品の制作と運営に携わる。そこで芸術表現に関係することの面白さと奥深さを知り、その後も公共性のあるワークショップやプロジェクトに参加。現在は美術系のオークション会社で働くかたわら、時折子ども向けワークショップを友人と開催している。演劇との関わりは観劇が中心で今作品が初舞台。趣味は骨董市で食器や小さな仏像を探すこと。
BC. (森脇彩弓) - 出演 -
静岡県浜松市生まれ。パンデミックの中で社会との接続がなくなり浮遊した身体が、漂うまま鴨川や近所の公園に押し出され、そこでダンスを始める。京都大学理学部卒、その後スウェーデンで2年間ダンスを実践してみる。街のシステムに影響される身体を感じ、大規模な都市変形計画が11年行われ続けているSlussenというエリアで、1人部活を始める。難しく、面白かった。最近は身体がどのようにして「ダンスの状態」へと蹴り出されるのか、どのような地形にその身体は立つのかということに興味があり、パフォーマンスやリサーチを行っている。
福田桜子 - 出演 -
1990年東京生まれ、現在は京都在住。幼少期はバレエを学び、約13年間の企業勤務を経てダンスを再開し、ジャズやコンテンポラリーと出会う。2025年からは新たに舞踏を田中誠司氏に師事。変化し続ける過程そのものに惹かれ、多様なスタイルを横断しながら身体の可能性を探求している。
(撮影:志知佳保)
三浦環 - 出演 -
2008年生まれ。京都育ち。浪人とギャップイヤーのあいだのような期間として、大学で学ぶ分野の模索、出願に向けた準備中。人への関心から、対人支援や表現活動、言語や文化、コミュニケーションに関心がある。
アフタートークゲスト
24日(土)14:00回ゲスト
倉田翠
演出家、ダンサー、akakilike主宰、まつもと市民芸術館芸術監督
1987年三重県生まれ。京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)映像・舞台芸術学科卒業。 3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。京都を拠点に、演出家・振付家・ダンサーとして活動。作品ごとに自身や他者と向かい合い、そこに生じる事象を舞台構造を使ってフィクションとして立ち上がらせることで「ダンス」の可能性を探求している。2016年より、倉田翠とテクニカルスタッフのみの団体、akakilike(アカキライク)の主宰を務め、アクターとスタッフが対等な立ち位置で作品に関わる事を目指し活動している。2023年には、akakilike初期の代表作とも言える『家族写真』でクンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル)とフェスティバル・ドートンヌ(パリ)に招聘され、初の海外ツアーを果たす。令和5年度京都市芸術新人賞。第18回日本ダンスフォーラム賞。
2024年4月より、まつもと市民芸術館芸術監督(舞踊部門)。
(写真:Bea Borgers)
25日(日)12:00回ゲスト
泉宗良
劇作家、演出家、うさぎの喘ギ主宰、ウイングフィールドスタッフ、西陽〈ニシビ〉メンバー、大阪現代舞台芸術協会(DIVE)理事
劇作家・演出家。1996年大阪生まれ。大阪教育大学 教育学部を卒業。在学中にうさぎの喘ギを旗揚げ。「現代人の実感の喪失」をテーマに、作品の創作・発表を行う。2022年よりウイングフィールド劇場スタッフ。劇評企画や、安全な稽古場運営のためのワークショップ企画等を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。DIVE 大阪現代舞台芸術協会理事。西陽〈ニシビ〉プロジェクトメンバー。