月記 アーカイブ
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2025.7
ワークショップ「じまんクラブ」3都市ツアー(大袈裟)が終了しました。めでたい!!! 本当に楽しかったです。やってよかった!!! 私が自己紹介をして「演劇についてこう思っている」を少し喋ったあとに、「じぶん語り」のその場の定義から始めてみる。その後は場の関心の赴く方向にずんずん向かってみる、そんなやり方でした。毎回同じ入口から入ってみても終わる頃に取り組んでいることがだいぶ違くて、それはそうなんだけど、それはそうなんだって分かったことが嬉しい。同じワークショップを複数回やるのも初めてで、その意義も感じました。最初の京都開催は「稽古会」さんにお世話になり、その企画趣旨としてもワークショップ自体のブラッシュアップに充ててよいということだったので気楽に取り組めました。そこから、場は毎回初めてなのに自分の中では少しずつ進んでいる感覚があって、「じぶん語り」への解像度が上がり、遊び方が変わる。経験値そのままパラレルワールドにいくみたいな感じでした。京都も横浜も活動拠点じゃないのに、参加してくれる方が何人もいて、、、(涙) これまでの活動が線になって今まで繋がっているんだという実感、最終地横浜でジーンとしてしまいました。ここに書いてもしょうがないかもだけど、参加してくださった皆さん本当にありがとうございました。さあ8月、いったん今年のメインイベントです! 公演よろしくお願いします。翌日のACFでのイベントも必見です! ほんとに来てほしい!(2025.07.31)
2025.6
つい先日まで京都に居ました。新しく知り合えた方がたくさんでとても嬉しい。『ちょうどいい入り口』は関西滞在していた約1週間のブレイクを挟み、先日からクリエイションの第2クールがスタートしています。第1クールは、「出会う」期間だったように思います。喋りメインで、お互いを見て、知る、そんな時間を多く過ごしました。第2クールは「試す」期間です。実際の行為・振付を採集するなかで、本作の裏テーマ的な? むしろ本筋と言うべきか? 舞台上での出演者の行動原理を探って固めていきたい。並行して、次回作、次々回作、次々々回作、その他実現したいことモロモロの構想を広げています。「広げなきゃ」モードでなくても勝手に広がっていってしまっているので、たぶん刺激多めの、いい日々を過ごせているんだろうと思います。私は日頃、いろいろと並行してうっすらと考えを進め続けているタイプ。ぼんやりと考えて、というかずっと消えない後悔みたいに考え事が頭に残り続ける感じで、どうしようかなあれもいいなと悩んで、少しずつ組み合わさるというか、輪郭が見えるというか、やっぱりこれだなって考えが固まるとき、急にパッと色がついて頭の真ん中に出てくるみたいな感覚があって、それがとっても気持ちいい。シャワーを浴びてるときに起こりがち。生きるの楽しい。それでまだモヤモヤしている話題の一つに、「演劇をアートのように売買可能にしたい」というものがあります。公演とかじゃないかたちで、個人とかでも所有できて、しかも時間が経てばだんだん価値が上がっていくみたいな、資産にもなりうる、アートのそういう側面を演劇も勝ち取れないか。まだしばらく晴れなさそうだけど、入り口は見えているような気がしている。そういえば29歳になりました。20代のうちにやっておきたいこと、ぜったいに全部やる!!!(2025.06.30)
2025.5
あたらしくプロジェクトを始めることになりました。「上演映像を見てそれを再現する」という振付からなる上演を再演していくプロジェクトです。今後いろんなところで実施できたら嬉しい。「はてしなく」って、どれくらい続くんだろう……。50回? 100回? 死ぬまで? それまで続けても面白いだろうか? 意義とかあるんだろうか? そんなことを集まった人で話してみたいという場所が、6/15にあるキックオフイベントです。共同プロジェクトなので、つまりは菅本さん紗羽さんのお二人と「はてしなく」手を合わせ続けるということで、さらっととんでもないことを始めてしまっているのかもしれません。Artist Cafe Fukuokaには名前のとおりカフェもあります。そこのチャイを今日初めて飲みましたが、かなりスパイシーで好きな味でした。個人的にはけっこう居心地の良い場所なので日常的に出入りしたいですが、家から少し遠いんだよな。これから演劇文脈の人たちにも馴染みの場所になっていったりするのかな? そうなったらいいなの思いも込もった共催企画です。今年のメインイベント、8月の公演のクリエイションも始まっています。まもなく情報公開です。未だにゴールデンウィークから抜け出せていないような、毎日が盛りだくさんでメリハリのない5月。Youtubeまだ始められていませんが、素材は撮り始めています。6月頭にドドッと公開? 気長にお待ちください〜(2025.05.30)
2025.4
公演終了&新作公演開催発表&出演者募集と怒涛の1ヶ月。募集に寄せて書いた文章で現状の考えみたいなものをドバっとまとめることができて、心が軽くなりました。「読んだよ」と多くの方からお聞きしてとても嬉しい。コラボ年間を経ての満を持しての公演、気合い入ってます。その次にやること、次の次にやること……と打ち合わせの続く日々ですが、今月はプライベートでもいろんな人とおしゃべりしました。1〜3月にはそういう時間が全然とれていなかった。生活と活動の両輪を回していくことの難しさにズーンと直面しつつ、前へ前へとワクワクの日々です。少しだけ余裕ができたのでカメラ用のレンズを新しく買いました。機材環境がようやく整った。もうしばらくはそういう悩みや物欲から開放されるでしょう。一つずつカタをつけて「考えなくてもいい」領域を増やしていくことで楽になれる気がする。ということで(?)おそらく来月Youtubeを始めます。演劇のこと以外にも、人と話したりとか、Vlog的なのとか。一人で活動しているので、少しでも発信を増やして見つかっていかねばという気持ちです。新しい出会いを広げていきたい。動画編集は好きではないので大したものは作れませんが、よかったら少しだけ楽しみにしていてください。いつまでも始められなさそうなのでここで宣言!(2025.04.30)
2025.3
公演直前ですが、名古屋に来ています。アートマネージャーとアートプロデューサーの違いについて思いを馳せる今日このごろ。自分は第一に作家だけれど、副属性みたいなものとしてずっと前者がついていると思っていたのが、おそらく後者の方、つまり作家かつプロデューサー的な性質を持っているんだろうなと最近腑に落ちました。作品のことや今後の活動のこと、それだけじゃなくて、「こういう企画があったらいいよな」とか「こうなっていくと楽しいよね」みたいなビジョンが常に頭のなかでぐるぐるしています。それらのビジョンを、作家の領域と切り離して考えるのではなくて、作家として、当事者の願望として持つことが大切なんじゃないかと感じています。「こうするといいと思う」と環境に提案(そして期待)するのではなくて、「こういうのが欲しい」と自ら手を動かしていくべき、とか。そうした考えごとを本当はじっくり立ち止まってやりたい気もするし、家には積んでいる本が150冊くらいあって、それはできれば今年中に読んで全部手放してしまいたいのだけれど、そういうのもすべて抱えながら突き進んでいくのが今すべきことなのかな、と思っている。なにより、作家なら作品をつくらねばならないのだ。今を見つつ、少し未来をつくり続けるマインド、それを多方面に伸ばすというのを自分はしたいんだと思う。出展していた「芸術実験」終了してしまいました。寂しいっす。つくり続けていこう。公演まもなく開幕です(2025.03.20)
2025.2
本日きちんと情報を出すことができましたが、来月に公演をすることになりました。1月末に会場からお話をいただいて、せっかくですし、もともとぼんやりと持っていた「いつかこういうのやろうかな」の構想を形にするのに会場もぴったりだったので。アクセル全開で、今日でした。告知としてはタイミングがギリギリですが、これまで丁寧に打ち合わせ/クリエイションを重ねてこれていると思っています。コラボ公演だし、チケットも一般2,000円と過去の公演よりも安価なので「自信ないんじゃないの」みたいな、番外公演的な雰囲気で把握されてしまうかもなとも思うのですが、本気ド真ん中公演です。いつも全部そうだけど。チケットは、今後しばらく自分の主催する公演では一般¥2,000でやっていきたいと思っています。安いほうが幸せなので。普段演劇を観ない方にもご覧いただける機会かもしれないので、演劇そのものを面白く感じていただけますようにの想いも込めながら、古典戯曲とのデビュー戦。投げる球は変化球なんですが、本気勝負よろしくおねがいします。昨春から制作を進めてきた芸術実験もまもなく開幕。こちらもコラボレーションですし美術の文脈の展覧会ですが、やはり本気ド真ん中。われわれはベンチを出展しています。演劇をオブジェクトとして出力することに全力で挑むことができました。もっともっとやっていきたい!まずは会場で、その初戦の様子をご覧いただけますと幸いです(2025.02.27)
2025.1
年末年始は「つくらないアーティスト・イン・レジデンス」に参加し、柳川で豊かな時間を過ごしました。そこで「やりたいのにできていないこと」にも挙げたハラスメント相談窓口の開設もようやくできました。夏に認定を受けてからだいぶ時間が経ってしまいましたが、やはり不安のないなかで演劇をやっていきたい。今年のスローガンは「身軽’25」です。物質的豊かさをできるだけ手放していきたい。リサーチと構想に捧げた2024年を糧に、今年は作品をぼんぼこ発表していきたいと思っています。福岡だけでなくほかの土地(特に横浜)でも2つくらい発表したい。12月の「シアターホームステイ」もとても良い時間を過ごしました。滞在レポートがそのうち全国小劇場ネットワークのnoteに掲載されるかと思います。そこで書いていることですが、今年からの心がけに「福岡をもっと面白がろう」が加わりました。まだ会ってない人がたくさんいるし、見たことのない場所、できていない体験がまだまだあるな、と、横浜で滞在しているなかでハッとしました。在住10年にしてすでに“分かった”気でいた自分がなんだかつまらなく感じられたのでした。最近は手始めとして、通ったことのない道を積極的に通ったり、行ったことのない飲食店を開拓したりしています。活動情報をお知らせするツールとして、嫌になって辞めたFacebookをもう一度始めようかと思っていたんですが、昨今のmeta社の動向的に保留…。ということで、ブログよりももっと軽く、しかし少し長めに最近の考えや心の態度を記す取り組みとして日記ならぬ月記を始めます。月に一度更新。2025年もよろしくおねがいします(2025.01.12)