加茂慶太郎
『ちょうどいい入り口』
加茂慶太郎
『ちょうどいい入り口』
「世界、あるいは未来の入り口としての他者」だとしたら──
わたし は、どう入る? まだ、入りなおせる?
人と出会うとき、わたしたちは互いに探り合い、そして見定めるようなまなざしを向けることがある。そこで自分は相手から何を受け取り、何に照らして判断をしているだろうか。
この作品は「出会い」の場面に手を加えて、そうした心の動きに敏感になってみる試みから始まる。出演者たちはまず、「人にそう見られたくない」自分のネガティブなイメージをあえて言葉にして、名札のように身につけて舞台上に集まる。そこにはすぐに関係性が生まれ、小さな社会が形成されていく。言葉を交わし何かをする、一つひとつの行為が出来事として連なってゆく上演という空間で、まなざしは交錯する。
加茂慶太郎が活動10周年の節目に放つ新作は、世界との関係を避けられないわたしたち一人ひとりの美意識に光を当て、より良い未来への”入り方”を探る演劇。
出演
片山桃子
上条拳斗
内藤ゆき
味園晶
加茂慶太郎
日時
2025年
8月26日(火) 20:00〜
27日(水) 13:00〜/18:30〜
受付開始・開場は開演の30分前
上演時間約75分 + 終演後Q&A約20分
会場
ぽんプラザホール
福岡市博多区祇園町8-3 4F
福岡市地下鉄七隈線 櫛田神社前駅すぐ
福岡市地下鉄・JR 博多駅徒歩約12分
料金
一般チケット ¥2,000
学生&U22割 ¥1,000
応援チケット ¥4,000
- 学生&U22割は、学生もしくは22歳以下の方が対象です。当日受付にて年齢の確認できる身分証明書の提示を求める場合があります
- 応援チケットは、特典つきのチケットです
《特典:『ちょうどいい入り口』全3日程フリーパス+公演パンフレット》
全3日程フリーパス - 追加料金無しで本公演の別日程をご覧いただけます(購入者本人のみ利用可能)
公演パンフレット - 会場で販売するものと同一の内容です(定価 ¥500:A5版32ページ程度)
チケットお取り扱い
チケット販売サイト teket から、ご希望の回をお求めください
電話でも承ります
teket
>> https://teket.jp/13342/51597
電話
>> 080-5240-3514(担当:アナイ)
- ご利用可能なお支払い方法 -
Web上でお支払い - クレジットカード
会場でお支払い - 現金・クレジットカード(※タッチ決済のみ)・交通系IC・iD・QUICPay
構成・演出 - 加茂慶太郎
制作 - 穴井豊太郎
演出助手 - 河村映楽
協力 - 阿佐ヶ谷スパイダース、劇団言魂、FOURTEEN PLUS 14+
主催 - 加茂慶太郎
後援 - 福岡市、福岡市文化芸術振興財団
※会場に駐車場・駐輪場はございません。公共交通機関もしくは周辺の駐車場等をご利用ください。
※未就学児をお連れのお客様、車椅子でご来場のお客様、鑑賞にあたりサポートが必要なお客様はチケットをお求めの前にご連絡をお願いいたします。
お問い合わせ
メール kamokeitaro.info@gmail.com
電話 080-5240-3514(制作)
プロフィール
加茂慶太郎 - 構成・演出/出演 -
1996年生まれ。演劇作家。神奈川県川崎市出身、福岡県福岡市在住。演劇をできごととして捉え、その場に立ち会うこと、またそれをデザインすることを活動の主としている。作品づくりは主に構成と演出によっておこない、存在や行為の組立てからフィクションを生じさせる手法をとる。2023年よりブルーエゴナクメンバー。
過去の上演・参加作品に、『人形の家をたずねて』(演出・出演/2025年 福岡)マルレーベル『一等地』(演出・出演/2023年 福岡・大阪・横浜)、ブルーエゴナク『たしかめようのない』(出演/2024年 京都・横浜)、東京デスロック『再生 北九州Ver.』(出演/2022年 北九州)など。
片山桃子 - 出演 -
北九州を拠点とする劇団言魂に所属する俳優。北九州市立大学卒業、24歳。アマチュア芸人コンビ「関節ペンネ」や、コントユニット「モモノセック」としても北九州・福岡を中心に活動中。好きな食べ物はブロッコリー。
演劇を通じて交わされるコミュニケーションについて関心があり、ワークショップなどに積極的に参加。現在は大学院進学のために勉強中。
上条拳斗 - 出演 -
2016年より福岡を拠点に活動。2019年、時々自動×KAAT神奈川芸術劇場『コンサート・リハーサル』を皮切りに他県にも活動の幅を広げ、空宙空地、下鴨車窓、第七劇場のクリエイションに参加。2023年、FOURTEEN PLUS 14+のメンバーとなる。
近年の出演作に、ニットキャップシアター 第44回公演『よりそう人』(作:ごまのはえ/演出:西村貴治)、JMSクリエイティブセッション『誰がために泣く蝉とvol.2』(作/演出:福名理穂)、明後日の方向 行き先を探すための公演#3『赤目/長い墓標の列』(作:斎藤憐、福田善之/演出:黒澤世莉)など。
内藤ゆき - 出演 -
2月生まれ水瓶座。俳優。劇団・阿佐ヶ谷スパイダース所属。noteにて文章も書いています。好きな物は珈琲とお寿司。自主企画・炊飯器でお米を炊いて炊けたら終わる演劇『夏の毛になる』にて初めて本も書きました。第2弾も考えています。
味園晶 - 出演 -
福岡県福岡市在住、ときどき東京。「描かれ/描かせる」美術モデル。ストリップ劇場の演者(踊り子)と客における、「みる/みられる関係性のゆらぎ」に魅了されたスト客。
過去の出演に花野組福岡『黒蜥蜴』(2019、2022年)など。舞台から手芸、料理まで、誰かと一緒につくるという愛を生きる。zineもつくるクィア。ままならない心身をもつ存在たちが、場を共にすることで起こる、主体と客体の境界が混ざり合う瞬間を味わうのが好き。
穴井豊太郎 - 制作 -
1996年生まれ。佐賀県出身、東京都在住。大学在学中、落語研究会で活動したことをきっかけに、舞台芸術の公共性や社会的役割について関心を持つ。
大学卒業後、公立文化施設の職員として主に伝統芸能・演劇分野における自主事業の企画・制作を経験した後、2025年4月よりフリーランスとして活動。社会と舞台芸術により多くの接点を見出すことができるアートマネージャーを目指し、日々活動の幅を広げている。
河村映楽 - 演出助手 -
2000年生まれ、長崎県出身。福岡県在住。大学卒業後、就職をきっかけに長崎から福岡へ移住。会社員として働く傍ら、以前から関心のあった演劇を始める。活動を重ねるうちに舞台の魅力に惹かれ、2025年4月より役者としての活動に専念。
現在は福岡を拠点に、フリーの役者として舞台を中心に活動中。