STD検査(性病検査)

性器クラミジア感染症

若い女性によく見られます。

クラミジアとは細菌とウイルスの中間の性質を持つClamydia trachomatisによって感染します。

症状があっても軽いことが多く、脚の付け根(鼠径部)のやや上部の痛み・違和感、左右の下腹痛が特徴です。

女性が感染すると不妊、子宮外妊娠、流産の原因となります。

子宮頸管炎や卵管炎を起こすこともありますが、子宮頚管炎を起こしてもほとんどが無症状であり、検査しなければ感染していることにも気がつかず、治療も不完全なまま放置され、新しい感染源となります。

妊娠中に認められれば新生児に産道感染をおこし,クラミジア結膜炎・肺炎を発症する場合がありますので治療が必要です。

またピンポン感染といって、パートナーの一方が治療しても、もう一方のパートナーが治療しないとまたうつります。 

男性は尿道炎や副睾丸炎を起こし、男性不妊の原因となります。

症状は比較的軽く、水様~粘液性の分泌物と、尿道の痛み・かゆみや、会陰部の不快感が出現します。

進行すると前立腺炎や副睾丸炎を起こします。

男性の方は泌尿器科を受診するようにしてください。 

発見されれば治療は簡単です。

クラミジアによるいろいろな影響が起きる前にきちんと治療しておきましょう。

淋病

感染して2~7日で症状が出始めます。

約8割の女性が無症状です。

子宮頚管から上行性に子宮、卵管を経由して腹腔内へ感染が波及します。

原因不明の下腹痛や発熱の原因になっていることがあります。

卵管周囲の癒着や、卵管通過性の障害が起こり子宮外妊娠や卵管性不妊症の原因となります。

時には、膣から黄色いおりものが出るようになり、外陰部が 赤く腫れたり、かゆくなったりするケースもあります。

初期の感染に気づかずに症状が進んでしまうと、 淋菌性膣炎、子宮内膜炎、卵管炎をおこし、下腹痛を起こします。

のどに感染した場合は咽頭炎を起こします。

おりものの状態がおかしいと感じたら検査を受けましょう。

検査方法は、おりものを検査し、淋菌の有無を確認します。

男性は尿道口がただれてウミが出たり、排尿の時に激 しい痛みを感じたりします。

治療法は、抗菌剤、ペニシリンを主体とする抗生物質を投与します。

約1~2週間で治ります。

尖圭コンジローマ

性器や肛門のまわりにイボができる性行為感染症です。

外陰部の様々な場所にイボが発生します。

イボの色は白、ピンク、褐色、黒色、大きさは径1~3ミリ前後から数センチ大まであります。

イボは乳頭状(乳首のような形)のほか、ニワトリのトサカやカリフラワーのような状態になることもあります。

自覚症状がほとんどないといわれていますが、かゆみや痛みを感じることもあります。

尖圭コンジローマが起こる原因は、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染です。

HPVにはさまざまな種類があり、尖圭コンジローマを引き起こすタイプのウイルスは主に、セックスやそれに類似する行為により感染します。

尖圭コンジローマは、原因であるウイルスが感染してもすぐにイボがあらわれるわけではありません。

ウイルスが感染してからイボが確認できるようになるまで、3週間以上かかるといわれています。

かゆみや痛みなどが無い場合が多く、いつ発病したかをはっきり覚えていない人もいます。

したがって、感染した時期や誰から感染したかを特定するのは難しいです。

治療は電気メスで焼く方法、液体窒素で凍結する方法、薬を塗る方法などがありますが、それぞれの状態に応じた治療が必要です。

性器ヘルペス

外陰部に痛みを伴う水疱ができます。

疲れたときや抗生物質を使ったときなど、免疫機能が落ちたときにできやすくなります。

塗り薬や、点滴などで治療します。

B型肝炎

血液検査でわかります。

発熱や全身倦怠感、食欲不振、悪心・嘔吐が出現します。

黄疸(皮膚や目が黄染されてくる)になることもあります。

C型肝炎

血液検査でわかります。

母子感染はほとんどなく、性行為による感染もごくわずかです。

通常の生活で感染することはありません。

HIV感染症

血液検査でわかります。

エイズが発症する前に発見できれば薬を使って症状発現を遅らせることができます。


クラミジア(血液またはおりもの検査)

淋菌(おりもの検査)

その他膣内細菌、カンジダおりもの検査

HIV(血液検査)

B型肝炎(血液検査)

C型肝炎(血液検査)

梅毒(血液検査)

性器ヘルペス(視診)

尖圭コンジローマ(視診)



セット料金

27,000円~30,000円

不要な項目は省くことができます。

省いた項目に関しては料金はかかりません。

その他希望の検査があればお申し出ください。