二つの失った世界を見たことはあるだろうか。
帰ってこられたことはあるだろうか。
3月2日のことである。
某高校に通っていた少女と少年は、卒業式に出席後近くの海へと向かった。海岸手前に広がる横断歩道。午後5時過ぎ。不慮の事故。これが「後の卒業事件」の始まりである。
我々は後の卒業事件に関して警察機関へ協力し、解決に少しでも助力すべく情報発信に努めている。
行方不明者が連続してタマキの記録と共に発見される。また、ほぼ同時期にタスクの所持していた硬貨が見つかる。これらを条件に我々は「後の卒業事件」と名付け連続怪奇事件として調査を進めている。
なぜこのようなことが起きているのか、目的は何なのか――。疑問は数多くあるが、最も大きな疑問は被害者たちによる容疑者・証拠品の隠匿行為である。
事件を一日でも早く解決し、これ以上の被害者を出さないためにもどうか協力いただきたい。
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