「悠里」とは?
世界としての「悠里」、そして我々の生きるこの「現世」における「悠里」という団体について説明します。
「悠里」とは?
「悠里」は、正式名称を『総合創作界隈「悠里」』といい、2014年頃に結成され活動を始めた創作者集団です。
「悠里世界」と呼ばれる相互につながりのある複数の世界を創作し、後述するいくつかの原則に従って所属する創作者たちそれぞれが自分たちの「やりたいこと」を実現しています。
悠里創作の原則
悠里は、創作者たちができるだけ思いのままに創作することを応援しますが、複数の人間が一つの世界の創作に参加している以上、自由は衝突してしまいます。これを防ぐために、悠里ではいくつかのルールを定めています。
独立性
悠里世界は、我々の生きているこの世界(我々はこの世界のことを「現世」と呼んでいます)との関わりを持っていません。
日本机戦連盟やAIL MO LETI CEPのようなサイトは存在しますが、これらはあくまで現世の人間が悠里世界の住人を演じているだけであり、悠里世界が現世に干渉することも、現世から悠里世界に干渉することもできません。
悠里における創作とは、悠里世界という手出しのできない世界を観察し、演じることを通して悠里世界のあらゆる事象を記録することに他ならないのです。
悠里世界における各種法則
いかに現世との関わりがないとはいえ、現世の人間が世界を演じることで記録を行う以上、悠里世界にはいくつかの前提、すなわち約束事が存在します。
これによって悠里世界と現世との間にある共通点と相違点が明らかになり、演じる時に何に気を付ければよいかが明確になります。
物理法則
手から離れたリンゴは落ち、温められた氷は水になって蒸発し、波は直進し、時間は一方向に進み、原子は陽子・中性子の核の周りを電子がまわってできています。こういった基本的な物理法則において悠里世界と現世では差がありません。ウェールフープ
謎概念です。自然界に存在し物理法則に反しない振る舞いをする、物を移動させることができる何らかのエネルギーであると考えられています。ウェールフープは生物が意図的に操ることもでき、操れるヒトの体にはウェールフープを生み出すためにモーニ体という器官が存在することが知られています。生物たちの構造
ヒトをはじめとする動物、植物、微生物、ウイルスの各種構造は基本的に現世のものと同じです。ただし、上記モーニ体の存在などによって必ずしも同一ではありません。
「万物に終わりはある」
現世であらゆるものに終わりがあるように、悠里世界においてもすべての人は死に、国は滅び、建物は崩れ、文書は燃えます。
これに反する創作をすることは、悠里においては認められていません。
「人はかくも美しく、かくも醜い」
生物たちの構造が基本的に同じであることは上で述べましたが、構造というハードだけでなく、思考というソフトにもまた本質的な差はありません。
悠里世界の人間も、現世の人間と同じように生まれ育ち、ものを食べ、泣き、笑い、遊び、眠り、人を愛し、子を産み育てるという行いを繰り返します。同時に、人間は互いに争い、憎み、傷つけ、殺し、書物を焼き、妬み、騙しあう生き物でもあります。
悠里の創作は悠里世界における人間の行いのすべてを見つめ、演じることで成されます。こうした人間の美しさ、醜さのどちらが存在しないものとして創作をすることも、悠里では同等に忌避されます。
総合創作サークル「悠里」について
2020年の末頃から現在に至るまで、 『総合創作サークル「悠里」』(以下、彼ら)を名乗り、 『総合創作界隈「悠里」』(以下、我々)の派生サークルであると主張している団体が存在します。彼らは、悠里を脱退した fafs falira sashimi によって我々悠里と関係なく結成されたものであり、悠里世界に酷似した世界を創作する悠里ではない組織です。