金鍾成さんの声

私を共著者らは、「より多くの読者に私たちの研究を読んでもらいたい」という思いからJSSEA (Vol. 7)に「A Framework for Controversial Issue Gatekeeping within Social Studies Education:The Case of Japan」を投稿・出版しました。

論争問題学習に悩みを抱える教育者であれば国を問わず参考になると思い、英語で論文を出版することを決めました。

複数ある英文雑誌おなかでもJSSEAを選んだ理由は、雑誌のオープン・アクセスの方針でした。多くの英文雑誌は掲載されている論文を販売していますが、JSSEAはだれでもいつでも論文を無料で読めるシステムを構築していることが魅力的でした。

投稿してから出版までは半年以上の時間がかかりました。三人の査読者からの鋭い指摘もありましたが、そのコメントに答えていく中で論文の質が向上させることができました。

日本語と英語のニュアンスの違い、日本語論文とは異なる英語論文の構造、JSSEAが定めている引用方式(APA)などを考慮しながら論文を執筆することは、たしかにたくさんのエネルギーを要する作業です。

しかし、この作業を乗り越えたおかげで、世界の読者に上記の論文を読んでいただき、複数回の引用をもしていただいています。今後は、論文出版回数を1年に2回に増やすなど、投稿から出版までのプロセスをより早めることが必要になるかもしれません。

これからのJSSEAの発展を願います。