シルバールトン

2014年。マレーシアにて。撮影者:田中

ボートで探索中に頭上に現れました。動物の保全のために架けられた吊り橋を利用していました。

2017年。マレーシア、ボルネオ島サバ州スカウ村周辺キナバタンガン川にて。撮影者:飼育員・石田(2021年度まで在籍)


シルバールトンの群れが1つの樹木で採食をおこなっていた。なかにはオトナ個体と同程度のサイズ感でありながら体毛が金色のままの個体がいた。


2017年。マレーシア、ボルネオ島サバ州スカウ村周辺キナバタンガン川にて。撮影者:赤見

大きな木でシルバールトンの群れが採食しています。

通常、シルバールトンの色は、オトナはシルバー(グレー)で、赤ちゃんは金色(オレンジ)。

でもあれ!?オトナなのに金色の個体がいるではないですか。


実はボルネオでは、シルバールトンのオトナでも金色の個体がまれにいることが知られています。しかし、金色の親から金色の子が生まれてくるわけでもなく、また地域によってはっきりと分かれているわけでもなく、さらに金色であることに何のメリットがあるのかも、よくわかっていません。オランウータンやカニクイザルに擬態しているのではないかと書いてある本もありますが、真偽のほどはわかりません。

2019年。マレーシアにて。撮影者:舟橋

ボルネオ島、インドシナ半島のどちらでも、水辺やマングローブ林の周辺でよく観察できた。カニクイザルと並んでよく見られる種らしい。葉を食べている様子が見られたが、体毛の異なる幼い個体を見ることはできなかった。


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※映像が揺れます。ご注意ください。

2019年。マレーシア、マレー半島にて。撮影者:林

オランウータンのリハビリ施設にて。野生のシルバールトンが観察された。

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