講演のご案内

2月8日(土)

大会長講演 「これからの学校の幸福追求へ ―13年の区切り―」

高木 亮(就実大学)

司会: 篁 宗一(静岡県立大学)


講師紹介

高木 亮

就実大学教育学部初等教育学科准教授。岡山県津山市生。博士(学校教育学)。北神正行氏(現国士舘大学教授)、田中宏二氏(現広島文化学園大学学長)、大藤吉夫氏(元中国短期大学部長)及び露口健司氏(現愛媛大学教職大学院教授)に師事。「教師のキャリア」が主要研究テーマだが、教職教養領域は広く授業担当。


司会紹介

篁 宗一

静岡県立大学看護学部教授。鳥取市生まれ。博士(精神保健学)。地域で精神障害者支援に従事した経験から、学校教育でのメンタルヘルスの教育が早期介入やアンチスティグマにつながると実感。学校の「メンタルヘルスリテラシー教育」の開発が主要テーマだが、看護職育成のための精神看護学領域を担当。

2月9日(日)

公開対談 「学校メンタルヘルスを支える仕事の光と影 」

山本 力(就実大学)元永拓郎(帝京大学)

司会藤原忠雄(兵庫教育大学)


講師紹介

山本 力

就実大学大学院教育学研究科教授(岡山大学名誉教授)。専門は心理臨床学で、「悲嘆カウンセリング」と「教育臨床」の領域が主なフィールドです。臨床実践ではスクールカウンセリングの他、岡山大学や共済病院で教職員のメンタルヘルス相談に細々と長く関わってきました。その臨床経験から対話を試みたいと思います。

元永拓郎

帝京大学文学部心理学科教授、同大学心理臨床センター長。日本学校メンタルヘルス学会理事長。臨床心理士、公認心理師。宮崎県生まれ。宮崎県立宮崎西高等学校卒業。「植物から生きること学びたい」と入学した東京大学では植物学を志す。学部時代に始めたボランティア活動の影響も受け、大学院からは、「人の生活の営みから生きることを学びたい」と考え精神保健学を専攻する。大学院時代に始めた大学受験予備校生むけの心理カウンセリングを皮切りに、一貫してコミュニティにおける心の支援活動のあり方を実践かつ研究している。著書に「受験生、こころのテキスト」(共著)、「新しいメンタルヘルスサービス」(単著)、「明解!スクールカウンセリング」(共著)、「関係行政論」(共著)などがある。


司会紹介

藤原忠雄

兵庫教育大学大学院学校教育研究科教授。博士(学校教育学)。26年余りの教職及び教育行政職を経て現職。専門は学校心理学・学校教育相談。最近の研究テーマは児童生徒のストレスマネジメント教育及び教職員のメンタルヘルス。日本学校教育相談学会(副会長)、日本ストレスマネジメント学会(常任理事)。学会賞4度(実践者・研究者・功労者・指導者)受賞。

記念講演 「発達障害とトラウマについて今、学校に伝えたいメッセージ 」

青木省三(慈圭会精神医学研究所・川崎医科大学)

司会: 門原眞佐子(就実大学)


講師紹介

青木省三

公益財団法人 慈圭会精神医学研究所所長、川崎医科大学名誉教授。慈圭病院で青年期外来を担当。多職種でのチームアプローチを行っている。1977年、岡山大学医学部卒業。1990-1991年、ロンドン大学精神医学研究所、ベスレム王立病院青年期ユニットに留学。1993年より、岡山大学医学部神経精神医学教室助教授。1997年より、川崎医科大学精神科学教室主任教授。2018年より、現職。

司会紹介

門原眞佐子

就実大学教育学部初等教育学科教授・学科長。公認心理師。臨床心理士。本学教育学部は、保育者、小学校教諭、特別支援学校教諭、養護教諭、臨床心理士、公認心理師等、対人援助に携わる人材を養成しています。今回、岡山県の教育にも深く関わりのある青木省三先生や本大学の山本力先生にご登壇いただけることを心から嬉しく、楽しみにしています。