今回は、福山市立大学教育学部准教授の野口啓示先生をお迎えして、“思春期の子どもへの対応”について学びました。
野口先生は、児童養護施設神戸少年の町の児童指導員、施設長を経て、現在は、福山市立大学で教鞭をとられながら、みずからも里親として、ご夫婦でファミリーホームを運営されています。さまざまな課題を抱えた思春期の子どもへの対応について、実践にもとづく具体的なお話をうかがうことができました。
特に、“子どもをコントロールしようとするのではなく、やる気を引き出すこと”が対立を避けるために大切であること。そのためのペアレントトレーニングのテクニックをいくつか紹介していただきましたが、特に思春期の子どもの場合は、面倒くさがらずに子どもの話に耳を傾けること、理由をわかりやすく説明することでした。
研修会の最後に、参加者同士で感想を述べあったり、実際のケースの相談をしたりと大変有意義な議論を深めることができました。
あらため、野口先生をはじめ、参加頂いた皆さまに深くお礼申しあげます。
子ども家庭支援センターぎふ「はこぶね」(岐阜市)を会場としてお借りし、岐阜大学教育学部助教の板倉憲政先生をお招きし、「家族療法」について学びました。
これまでも、家族療法に関する研修は行ってきましたが、若い職員も増えてきましたので、改めて家族療法について学ぼうということで企画しました。
板倉先生は、家族療法やブリーフセラピーがご専門ですが、もともと宮城県のご出身で、東日本大震災でのこころのケアや宮城県の児童相談所と連携して、児童虐待で保護した家庭の家族再統合に取り組んだ経験がおありだそうです。
例外探しやコンプリメントなどの技法を演習(ロールプレイ)を通じて、わかりやすく丁寧に、そして、時に笑いをまぜながら、楽しく学ばせていただきました。
システムの変化を促すために、家族や支援者など、周囲の関わり方の変化を促すこと、とりわけ今うまくいっていることをヒントにして、少しでも“できそうだ”と思えることを試してみることが重要であることを教えていただきました。
参加者からも、「4時間の演習が、あっという間でした。もっと教えていただきたいと思いました。」「グループワークが楽しかった。」「今後の支援に活かせそうです。」等と、とても有意義だったという意見をいただきました。
平成30年度1回セミナーに先立ち、規約の改正及び前年度の事業報告・会計報告と今年度の事業計画・会計予算を報告し、承認されました。
主な規約の改正内容としては、これまで名称を「岐阜県児童相談研究会」としていたところ、県を省き「岐阜児童相談研究会」としました。
これは、自主研究グループである児相研が県の組織と混同されやすいためです。その他、事務局の新役員が選任されました。