無催芽乾籾播種
無催芽乾籾播種
稲の移植栽培の場合、育苗箱に種をまきます。種の発芽をそろえるため、一般的には催芽器に浸種をして1週間ほどかけて催芽をし、発芽を揃えます。催芽の作業は、浸種中の温度管理や催芽後の脱水に、気づかいや手間がかかります。
岩城農場は催芽をせず、乾籾のまま播種する播種技術の開発に取り組んでいます。
種子モミにキヒゲンを塗抹する
播種する
冷暗所に保管する
発芽が確認出来たら育苗ハウスに並べる
以降、通常の育苗と同様に管理する
催芽の工程が不要
催芽後の籾の脱水が不要
いつでも播種できる
種子籾をキヒゲンR-2フロアブルで塗抹
一般的な播種機で播種
乾籾で220g/箱で播種
播種後は冷暗所に保管
シルバーラブをかけて乾燥を防ぎ、温度を一定に保つ
発芽し土が盛り上がり始めたら育苗ハウスに移動
(播種から5日程度)
育苗ハウスの様子
育苗箱にはシルバーラブをかけ、育苗ハウス屋根には遮光ネットをかけて温度管理する(水やりは不要)
芽が十分に伸びたら水をかけて土を落とす
育苗ハウス屋根の遮光ネットを外す
土を落とした次の日には緑化する
以降、通常の育苗管理と同様に行う
播種後15日後
播種後15日後
田植え当日(播種後29日後)