監事 藤澤哲史 ご挨拶

世界の産業界において、日本型経営は1970年代から一貫して世界をリードし、注目を集めてきました。日本人に合った、世界最高の経営手法が日本型経営だったのです。

日本はその後、バブルとその崩壊、リベラリズムとグローバリズムの浸透、そして失われた30年という大きな荒波に飲み込まれてきました。日本型経営の素晴らしい精神も失われつつあるという指摘も聞かれます。

しかし、それでも日本型経営は日本の土壌に脈々と生き続けて、世界トップの技術を支え続けています。日本人のDNAだからです。日本型経営に対する世界の期待も失われることはありません。

このたび水上治先生が、篠浦伸禎先生、井上肇先生、古鳥史康氏らとともに一般財団法人国際健康医療研究所を設立され、日本人に合った、日本型医療の確立と世界への発信を高らかに宣言しました。

これは経済人の立場から見ても理に適った快挙です。本財団が、医療界において、世界をリードしていくことを確信するものであります。


監事 藤澤哲史