古画 庶民の日々

庶民の日々の生活江戸時代の古画 額装は自作。縁が無く表装裂地で全体をマット仕上げにしました。

扁額「獅子奮迅」山野井珠几筆

作者の先生より、行間を詰めるように依頼があり、突き合わせで縮めました。支給材の帯を円の柄がまっすぐになるよう裏打ちを施した、柄が中心に入るよう配慮しました。

鹿の絵

薄く削った杉を裏打ちしました。雪の中を歩く鹿の絵なので鹿をイメージして筋を入れました。

古代文字「飲」海野 裕筆

海野先生の作品は、酒樽の酒を神に捧げるように来た神との交感をイメージされて描いています。裂地を縦と横で貼り分けて、繋ないでいくイメージで作りました。額縁は紙で巻いてあります。

丸額パネル hananoiroha

「花の色はうつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに」 小野小町の歌をモチーフに、西陣織の帯に使われる引箔を用いレーザーカットし貼り付け、花びらが色褪せて朽ちていく様子を表しています。

般若心経 三宅墨僮筆

作品が従来からある、般若心経なのであまり佛仕様にならないように、洋額にして佛物に使わない紋様を使用しました。

古代文字「火」夜天筆

古代文字におけるこの字は神との交信、祭事に関係の深い字である。力強いその勢いや揺らぎをそのまま表現しました。

秋萩 太田成美筆

夏から咲きはじめ秋に見ごろを迎える、秋の七草の一つに数えられるハギ。細く枝垂れる枝が風にそよぐ姿が美しく、季節の移ろいを感じます。控えめながらも優しい花の姿に魅力を感じその魅力をより一層引き立たせられるような額に仕立てました。

古画兎図

兎の白と黒塗縁を対比させて際立たせました。