本研究室では,人間にとって使いやすく快適な機械システムの実現を目指し,システム論/機械学習などの情報技術を活用した人間の感覚/運動制御特性の理解と,これに基づく機械システム(ロボット,自動車など)の知能化に関する研究を行っています.
これらの研究を通じ,例えばリハビリテーションロボット,義足,自動車・建機等の操縦型機械など,人間とインタラクションを有する知能機械システム,ロボットにおいて,「快適な車両運動とは何か?」「操作しやすい自動車/建機とは?」など,快適で使いやすい機械システムの実現を目指しています.
人間の巧みな感覚情報処理,運動機能を,実験および計算論的研究を通じてシステム論的理解に理解するための研究を行います.特に機械(道具)を扱う人間の特徴の理解に焦点
機械オペレータモデル,多リンク構造体の運動情報,動揺病(乗り物酔い),触力覚快適性,biological cybernetics
ヒューマンモデリング,ロボット技術を統合し,人間にとって使いやすいヒューマンマシン(ロボット)システムを実現
Haptic shared control,リハビリテーションロボティクス,動揺病低減インタフェース
搭乗型ロボットの例としての自動車を対象とした研究
快適な自動運転車両の実現(手動運転への円滑な引継ぎ,乗物酔い低減技術,車内作業効率化インタフェース,運転技量や車両操作性のシステム論的理解
[NEWS]
2025. 2.13 微小重力飛行(パラボリックフライト)実験を実施しました.科研費挑戦的研究(開拓)「有人宇宙活動に向けた重力方向知覚に基づく宇宙酔いモデリングへの挑戦」に関する実験.人の重力方向知覚のモデリングに必要なデータを計測することを目的としており,動揺病の研究は宇宙酔いのモデリングの基礎となるものです.
2024.12.20 【招待講演】デルフト工科大学主催の自動運転の乗り心地等に関する勉強会"Motion Comfort Talk"に招かれ,和田が"Computational Models of Motion Sickness based on Subjective Vertical Conflict Theory and Their Possibilities"というタイトルで講演しました
2024.11.11 【招待講演】和田が,自動車技術会 車両運動性能部門委員会主催 シンポジウム「Vehicle Dynamics再考」にて,「運動知覚Digital Human Modelに基づく乗物酔い・車両運動評価・設計の可能性」について招待講演を行いました.
2024. 11.6-7 【ワークショップ開催】和田がOrganizing committeeをつとめる,EU project "Hi-Drive"関連ワークショップ,3rd Workshop on “Motion Comfort in Automated Driving”がバルセロナで開催されました.
2024.10.19 【招待講演】奈良先端大と生駒市が共催する公開講座2024「SDGsを支える情報科学:持続可能な未来への貢献」にて,「乗員のための自動運転技術」という演題で講演します.
2024.10.1 D2 2名,M1名,フランスからのインターンシップ生1名が研究室に加わりました.Welcome!
2024.9.28 【招待講演】 和田教授,劉准教授が,中国上海で開催された,国際智慧出行设计大会暨CCDIS中国汽车设计(国际)峰会」に招かれ講演を行いました.
2024. 6.2 【ワークショップ企画】劉准教授がIEEE Intelligent Vehicles Symposiumにおいて,国際ワークショップ Are You Happy with AV ? User Experience (UX) in AV-Human Interactionを企画し,採択されました(Organizer: Hailong Liu, (NAIST), Hao Cheng (U of Twente), Kai Tian (U of Leeds), Cristina Olaverri-Momnreal (Johannes KeplerUniv. Linz), Fernando Garcia Fernandez (U. Carlos II de Madrid) ) .和田教授が,Motion Comfort in Vehicles based on Computational Understanding of Human Motion Perception & Sicknessについて招待講演を行いました.
2024. 4. 1 M1 6名が研究室に加わりました.Welcome!
2023.10.1 修士院生2名、博士院生 1名が研究室に加わりました.Welcome!
2023. 9.24 劉海龍助教が,以下のワークショップを企画しました.IEEE ITSC 2023 2ND WORKSHOP ON ARE YOU HAPPY WITH AV ? USER EXPERIENCE (UX) IN AV-HUMAN INTERACTION
劉助教,和田教授が招待講演を行います.
2023. 7.13 【招待講演】 和田が,自動車技術会主催シンポジウム Cars that think and communicate II - 高度自動運転へ互いにわかりあえるクルマを目指して II -において,"動揺病モデリングと自動運転車への応用"について講演を行いました.
2023. 6.23 カールスルーエ工科大学(ドイツ)のYang LI氏がインターンシップ生として研究室に加わりました.Welcome!
2023. 4.24 トゥールーズ第3 ポール・サバティエ大学(ドイツ)のArnaud Grondin氏がインターンシップ生として研究室に加わりました.Welcome!
2023. 4.1 レーゲンスブルク大学(ドイツ)のLennart Moritz氏がインターンシップ生として研究室に加わりました.Welcome!
2023. 4.1 M1 5名が研究室に加わりました.Welcome!
2022. 9.5 Sweden KTH Royal Institute of Technology, Volvo carsのIlhan Yunus氏が,Human Robotics研究室に滞在し,動揺病研究を実施します.Welcome!
2022. 6.5 劉海龍先生が企画したワーックショップ IEEE International Symposium on Intelligent Vehicles 2022,Workshop on Are You Happy with AV ?
User Experience (UX) in AV-Human Interactionが採択されました.
2022. 6.1 ESIGELEC(フランス)のAime Kazuki Mitteau氏がインターンシップ生として研究室に加わりました.Welcome!
2022. 4.15 ミュンヘン工科大学(ドイツ)のJoao Pedro Jantalia氏がインターンシップ生として研究室に加わりました.Welcome!
2022.4.1 M1 11名が研究室に加わりました.Welcome!
2022.4.1 助教 織田泰彰先生が着任されました.Welcome!
2022. 2.17 和田教授が,産業技術総合研究所 デジタルヒューマン技術協議会にて招待講演を行います
2022. 1.28 和田教授が,自動車技術会中部支部技術交流会にて"車両乗り心地に向けた動揺病の計算モデル"について招待講演を行います.
2022.1.17 KTH Royal Institute of Technology, Swedenとの共同研究が,STINT Project (Sweden政府からの助成金)に採択.www.stint.se/en/2022/01/17/7-projekt-har-beviljats-medel-for-nya-samarbeten-genom-initiation-grants/
2021.12. 本田倫子さんが,研究室秘書として着任されました.Welcome!
2021.12. 和田教授が,国土交通省 第7期先進安全自動車(ASV)推進検討会 将来技術実用化分科会 委員に就任しました.
2021.11.27 和田教授が,"搭乗型・操縦型機械における運動快適性向上に向けて"と題した基調講演を第42回バイオメカニズム学術講演会にて行います
2021.11.1 特任助教 劉海龍先生が着任されました.Welcome!
2021.10.1 マレーシアからの研究生 Muhammad Akmal Bin Mohammed Zaffirさんが研究室メンバーに加わりました.Welcome!
2021.9.13 研究室秘書(事務補佐員)募集中(適任者が見つかったので公募を停止しました)
2021.9.1 和田教授が, " Modeling Motion Sickness and Its Application to Automated Driving"と題したキーノートプレゼンテーションを, 欧州人間工学協会主催のThe 2nd Workshop on Motion Comfort in Automated Driving(自動運転における快適性ワークショップ)にて行いました.
2021.7.17 博士研究員(or 特任助教)募集中 (適任者が見つかったので公募を停止しました)
2021.4.23 M1(5名)が配属されました.Welcome!
2021.4.1 NAIST ヒューマンロボティクス研究室が立ち上がりました.