団体の歴史
豊橋手話通訳学習者の会(以下、本会という)の前身である豊橋手話通訳者の会が設立された1980年代前半は、聴覚障害者に対する理解もあまりされておらず、手話に対する理解もありませんでした。ましてや手話通訳者派遣制度もありません。聴覚障害者の情報保障についての認識などは、ほとんどありませんでした。
そのため、当時の聴覚障害者は、一部の手話サークル会員や聴覚障害者と同じ職場で働く者達の個人的支援に頼らざるを得ない状況でした。本会は、本会会員や市からの要望を受けて手話を学習した者とともに、手話通訳を担う手話通訳者を派遣するというボランティア活動を開始しました。
1982年(昭和57年)4月 『豊橋手話通訳者の会』として設立
・手話通訳を担うことのできる者を中心に組織。
〔主な活動〕
①手話通訳者派遣
②手話通訳学習
③聴覚障害者協会と合同での聴覚障害者運動(ろう運動)
※『アイ・ラブ・コミュニケーション』パンフ120万部普及運動に協力
2001年(平成13年)4月 『豊橋手話通訳学習者の会』へ名称変更 ※現在に至る
・手話通訳士・手話通訳者などの有資格者のみが入れるグループではな
く、手話学習途上者や、手話入門・基礎講習会修了者など、手話通訳
活動や聴覚障害者運動、聴覚障害者福祉に興味のある者なら、誰でも
入会出来る組織となる。
〔主な活動〕
①手話学習
②手話や手話通訳の普及
※各種福祉イベントでの手話通訳活動やボランティア活動
③小中学校で行われる福祉実践教室への手話通訳者派遣
④豊橋市聴覚障害者協会と合同での聴覚障害者運動
⑤定例学習会や外部講師を招いての研修会の開催
2018年(平成30年)12月 豊橋手話ネットワークに参加
豊橋手話ネットワークは、「手話は言語である」と定義した「障害者権利条約」が2006年12
月13日の国連総会において全会一致で採択されたことを契機として、日本国内でも広まりつ
つある「手話は言語」と認める様々な聴覚障害者福祉向上に向けた事業に対する理解を広め
るために、これに関する様々な企画を実施することを目的として、豊橋市を拠点として活動
する団体の連合組織です。
構成団体:豊橋市聴覚障害者協会、豊橋手話通訳学習者の会、愛知県手話通訳士協会豊橋
愛知県手話通訳問題研究会東三河班豊橋、豊橋市内手話サークル4団体
2021年(令和3年)1月1日 豊橋手話通訳学習者の会のホームページを開設しました。