全国自治体病院協議会
副会長 松本 昌美
全国自治体病院協議会 病院福祉部会のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
超高齢社会が進展する我が国において、医療は「治す医療」から「支え続ける医療」へと大きく転換しています。その中で、患者さんやご家族の生活背景、社会的課題、心理的側面に寄り添いながら医療・介護をつなぐ役割を担っているのが、介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士の3つの福祉専門職(3福祉士) であり、会員病院においても増加しています。
自治体病院における3福祉士は、急性期から包括期、慢性期医療、在宅医療・介護への移行支援、さらには生活困窮、認知症、精神疾患、家族支援といった複合的課題に対応するなど、医療の質と地域包括ケアシステムの実効性を支える重要な存在となっています。病院福祉部会は、こうした3福祉士の専門性をさらに高め、情報を共有して、連携を強化することにより、自治体病院における福祉部門の発展と地位向上を目的として活動しています。
具体的には、オンラインセミナーを中心とした研修事業、ホームページなどでの広報活動、協議会雑誌への協力と「福祉の窓から」コーナーでの情報発信、全国自治体病院学会における福祉部門の研究発表支援、診療報酬対策委員会への参画を通じた福祉部門の政策提言、福祉部門に関する調査事業などを通じて、実践と制度の両面から福祉専門職の役割を社会に発信してまいります。
今後も病院福祉部会は、「患者さんの暮らしを支える視点」と「医療現場を持続可能にする視点」の双方を大切にしながら、全国の自治体病院、関係団体、そして福祉専門職の皆さまと共に歩んでいきたいと考えております。
病院福祉部会の活動へのご理解とご参画を心よりお願い申し上げます。
病院福祉部会
部会長 竹内 嘉伸
病院福祉部会部会長に選任されました竹内嘉伸です。
病院をとりまく現代の変化は、少子高齢化と人口減少の進行、また、単身世帯の増加、日常の様々な場面におけるつながりの希薄化など、社会構造の変化が進み、身寄りのない高齢者の方への対応や、人口減少下での在宅医療・介護サービス提供体制、災害時の福祉的支援の在り方など、福祉分野の取り組みが求められています。
VUCA(ブーカ)「変動性・不確実性・複雑性・曖昧性」など予測困難で変化が激しい現代を象徴する言葉に表されるように、患者の生活は、不安とともに生活を継続している現状があります。
病院福祉部会は、環境に応じて調整する適応力、多分野協働による共創、曖昧さを受け入れる受容の姿勢が、大切な資質と考え、揺らく地域医療福祉のなかに新たな秩序を見いだす活動が、求められると思っています。
病院と患者の未来への扉をそっと開く案内役として、活動していきたいと考えております。当部会の活動へのご理解とご参画をお願い申し上げます。