交流会・セミナーの報告

2021年2月6日(土)オリゾンZoom交流会のご報告

オリゾンとしては3回目になるZoomによる交流会で、参加者はこれまでで最高の26組(30人)でした。ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

最初は全体会として参加者の皆さんに簡単な自己紹介をしていただきました。

次いで、参加者のお一人のKさんが、最新の医療情報についてお話をしてくださいました。骨髄腫だけでなく新型コロナウイルスのワクチン関連を含め、スライドを駆使して20分近くの詳しい解説でした。

その後は休憩をはさんで2回のグループ別交流会(1回目3グループ、2回目5グループ)を行いました。それぞれのグループ内では病気への不安、医療費、MRD、再発治療、新型コロナウイルスのワクチン等々、いろいろな話が活発に行われました。

再び全員が集まって約10分の交流を行い、終了のあいさつ。その後は三々五々解散の形としました。

パソコンやスマホなどに不慣れな(とくに高齢の)方々には操作が難しい面もあったようです。運営を工夫すれば、皆さんがもっと快適に参加できるはずで、Zoom運営を担当した私としては反省しきりです。研鑽を重ね、マニュアルも改善してご提供するつもりでいます。次回もZoom上でお会いすることになるとしたら今回よりは参加しやすく、また、参加中も快適に交流できるような環境を準備します。

反省点が多くある一方、関東・関西を含む遠方の方や身体がご不自由な方など、実際の会場に集まる交流会では参加が困難な方々にもご参加いただけました。不十分な中でもオンライン開催の利点はあると考えています。

昨今、「ソーシャルディスタンス」の語が強調されています。けれども本来なら人間は社会的存在のはず。人と人は繋がるべきなのに、人と人との社会的な結びつきが弱くなっているようにも思われます。

できれば一堂に会してもっと結びつきを深くしたいところですが、それが叶わない今。ともすれば病の中で孤立感に襲われそうになる私たちですが、けっして一人ではありません。たとえ人と人との物理的距離(フィジカルディスタンス)は遠くても、心と心の距離は近くありたいものです。今回のZoomを使った交流会がその一助になれたなら幸いです。

(オリゾンスタッフ ハカセ記)

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