「北辰」(ほくしん)とは北極星のことで、地球上から見ればほとんど動かず、周囲の星は全て北極星を中心にその周りを回転しているように見える特別の星の名前です。
そのため歴史的に教育の世界において、「不動の理念・信念」を象徴する言葉となっており、私塾などの教育機関に使われています。私たちも先人にあやかりこの言葉を塾名に使うことにしました。
公教育であろうと私教育であろうと、常に現場には良き教師が力を尽くしていることを私たちは知っていますが、いかんせん、公教育はあまりに大きな組織の欠点が、私教育は、要は私企業ですから、商業主義の悪弊である利潤優先主義の欠点が見られます。私たちも私企業ですから利潤を無視できないという難問と格闘し続けています。
では私達の譲れない「理念・信念」とは何か?それは、どんなに科学が発達し、IT技術が進歩しようと、「教育は教師の質で決まる」という事です。私たちが今痛感することは、端的に言うと、公私を問わず、質の高い教師があまりにも少ないのではないか?という事です。国語の教師が本を読まない、歴史の教師が大学受験レベルの知識すら持っていない、授業が仕事なのに話術が未熟、など挙げ出したらきりがありません。
長年この問題と取り組み、まずは優れた人材の発掘と教育の世界への勧誘、何よりも徹底した研修の研究と実践などを行い、いよいよその成果を世に問いたい、という壮大な夢と希望をもって、この桜木町に新しい塾を開校することになりました。
地域の皆様におかれましては、ひとりでも多くの方の厳しい吟味と叱咤激励をいただければ幸いです。実は塾を最も良くする条件は生徒・保護者の叱咤激励である、ということも私達の信念のひとつです。
平成31年4月