社 会 貢 献
関係者の皆様へ
1)メディアの皆さんへ
”野生動物の生態や、保護管理に関わる正確な情報を広く社会へ発信すること”を目的とした報道や番組作りは重要であると私も考えています。そのため、時間の許す範囲内でご協力します。ただし、上記の目的以外のメディア対応についてはお断りする場合があります。たとえば、写真や動画の提供だけを目的としたものや、下調べなしの唐突な取材申し込み(適切な報道や番組作りがなされるとは思えないため)などがそれに該当します。
※2021年2月3日追記・改変
(特に)新聞記者さんへ
ここのところ、取材時に私が回答した内容と、掲載された記事の内容に、重大なギャップや無視できない誤解がみられる事例が散見されています。そこで、掲載予定の内容に不明点がある場合、必ず事前にご相談ください。確認不足によって掲載記事に問題が生じた場合、当該メディアからの取材対応をその後お断りする場合がございます。
2)行政の皆さんへ
鳥獣対策にかかわる研修会や現場での技術指導の依頼は近年急増しており、個々に対応することが困難な状況になっております。そのため、研修会や技術普及を担える指導者育成を目的とした研修指導のみ、「兼業」としてお受けします。被害農家さんを対象にした個別指導については、関連する民間業者さんにぜひご依頼ください。
各種委員会業務の依頼も近年増加しています。そのため、私の専門性を生かしてご協力できるもの、できるだけ近隣(東北圏内)のもののみを、年数件程度を上限にお受けしております。
3)高校関係者の皆さんへ
高校からの出前講義のご依頼は年に1~2件程度をお受けしております。詳細は山形大学の窓口までご相談ください。
4)市民の皆さんへ
市民講座の講師等のご依頼は年に1~2件程度程度をお受けしております。個別にご相談ください。
社会貢献として実施した委託研究
1)山形県みどり自然課委託「大型野生動物生息動向調査」(2013年度~)
県内の中大型哺乳類の分布動向、被害状況、対策実施状況、対策の効果測定などを行っています。
平成25年度(2013)から毎年発行している報告書、およびそれらに掲載されている地理情報データ(shpまたはkmlファイル)はここからすべてダウンロードできます。kml形式の地理情報データをグーグルアース(無料ソフト)などで手軽に閲覧する方法については平成26年度報告書に添付した「別紙3」をご参照ください
【注意】報告書及び地理情報データは関係者間の情報共有を促進するために掲載されているもので、閲覧自由です。ただし、商業目的や研究目的によるデータ使用に関しては、山形大学農学部江成研究室および山形県環境エネルギー部みどり自然課まで必ず事前にお問い合わせください。
2)山形県みどり自然課委託「絶滅危惧種保全・外来種防除対策事業(外来種侵入状況調査)」(2018年度~)
県内のアライグマとハクビシンの分布状況について評価しました。
最近の社会貢献一覧
1)講演・研修会、調査協力など
平成24年度福島県における野生鳥獣の生息状況等に関する調査業務報告書.自然環境研究センター(当該環境省事業において、ニホンザルに関する情報提供を行った)
山形大学農学部公開講座「里山再生の科学」 演題:里山の動物達とどうつきあうか?(2013年7月6日)
出前講義:山形県立南陽高校 演題:野生動物との共存に必要な視点(2013年7月10日)
JA鶴岡 獣害対策研修会 (2013年12月2日)
長崎県 サル対策研修会 (2013年12月20日)
鶴岡市 サル対策研修会 (2014年1月9日)
南奥羽鳥獣害防止広域協議会 研修会 (2014年2月26日)
山形県鶴岡市ほとりあ 「里地里山学講座」において「野生動物との共存に必要な視点」という講演を実施(2014年11月8日)
山形県農林水産部 鳥獣被害指導者養成研究会 (2014年5月29日、2014年9月26日、2015年5月29日、2015年10月5日、2016年6月15日、2017年6月12日、2018年6月8日、2019年6月7日、2020年7月20日、2021年12月2日)※2019年より実施主体は環境エネルギー部に変更
ゆうキャンパス 大学コンソーシアムやまがた 「やまがた夜話 山形の森の力」において「山の動物たちとどう付き合うか?」という講演を実施 (2015年6月10日:)
環境省「特定鳥獣保護・管理計画作成のためのガイドライン(ニホンザル編)」の策定に際して、委員として協力しました(2016年3月)
山形県高等学校教育研究会理科部会田川地区研究会(@鶴岡市中央高校)において「森林動物の生態を知り、保護管理に生かす」という講演を実施(2016年5月18日)
自然保護協会、環境省モニタリングサイト1000里地調査「里山の長期モニタリングからみえた生態系の変化と市民調査の可能性」@山形大学理学部において「東北での野生動物の現状と生態系への影響」という講演を実施(2017年7月22日))
環境省主催:東北地方ニホンジカ勉強会において「ボイストラップ法によるニホンジカの検知技術の開発」について話題提供、および有識者アドバイザーとして参画(2018年12月21日、2019年3月6日、2019年10月29日、2019年12月17日)
環境省主催:白神山地ニホンジカ対策検討業務 有識者ヒアリング(2019年10月1日~10月2日)
岐阜大学主催:岐阜大学70周年記念シンポジウム「野生動物管理の推進を担う地方大学の取り組み」において「縮小社会における野生動物とのつきあい方:東北地方を事例に」という講演を実施(2019年10月5日)
日本技術士会(東北本部宮城県支部環境委員会 )主催:環境対応セミナー @仙台「森林動物との共存を科学する」という講演を実施(2019年10月25日)
岐阜大学主催:2019年度連続講座 「野生動物を知る」第5回 「縮む社会におけるサルとの付き合い方」という講演を実施(2019年11月9日)
出前講義:鶴岡東高等学校 演題:野生動物との共存を考える(2020年2月12日)
鶴岡市鳥獣対策研修会「野生動物と無理なく付き合う視点と技術」(2020年10月12日、2021年6月18日)
環境省主催:「十和田八甲田地域ニホンジカ越冬適地分析業務」に関する有識者ヒアリングへの対応(2021年12月20日)
環境省主催:「東北地方ニホンジカ勉強会 」への有識者アドバイザーとしての参画(2022年1月27日)
環境省の「特定鳥獣保護・管理計画作成のためのガイドライン(ニホンザル編・令和6年度)」の改訂に向けた検討会(2022~2023年)に参画し、2024年5月31日に公表されました
2)メディア協力
2013/6/17: TUY Nスタやまがた ニホンザル対策に関する解説
2013/10/6 NHKニュース において、白神山地で撮影されたのニホンジカ映像の提供 ※同様のニュースは以下の新聞にも取り上げられました。毎日新聞、河北新報、秋田魁新報社、陸奥新報、東京新聞、東奥日報、日本農業新聞 (2014年4月15日追記)
2013/12/31: ATV 青森テレビ 「白神山地~世界遺産登録から20年~」 白神に進入するシカに関する情報提供・写真提供
2017/5/14: 朝日新聞(全国版朝刊)において、「ジビエー鳥獣害の万能薬」という特集に際して、私のコメントが紹介されました
2017/7/7: 山形新聞、朝日新聞、日本経済新聞、毎日新聞、河北新報、読売新聞、YBC山形放送、NHKにおいて、シカの音声を利用した新しいモニタリング手法が紹介されました
2018/9/20: 日本経済新聞において東北のイノシシに関する情報提供
2018/10/17: 河北新報において山形のイノシシに関する情報提供
2018/12/27: 河北新報において山形のシカに関する情報提供
2019/1/18: 読売新聞(秋田版)秋田のイノシシに関する情報提供
2019/1/28: NHK ワイルドライフ「世界遺産白神山地 雪解け水が育むブナの森の物語」における情報提供
2019/2/15: 読売新聞(山形版)論文発表内をもとに「鳴き声識別 シカ獣害防ぐ」という比較的大きな記事を掲載してもらいました
2019/3/27: 山形新聞の提言のコーナーにおいて、「人と動物 共存のヒント」というコラムを掲載してもらいました
2019/7/11: The Economist (イギリスの経済紙)の電話取材をもとに、記事「In Japan, fewer people means more animals」が掲載されました
2019/12/10:日本経済新聞において「イノシシ、都会へ猛進? 街中で相次ぎ出没、けが人も」という記事に対する情報提供
2020/1/10:TUYにおいて「暖冬の影響か 小学校そばでクマ目撃」という報道に対する情報提供
2020/7/1: 山形新聞と庄内日報において、鶴岡市の鳥獣対策関連の情報提供
2020/10/13: 山形新聞において、鶴岡市の鳥獣対策研修会にかんする情報提供
2020/10/14:読売新聞、荘内日報において、鶴岡市の鳥獣対策研修会にかんする情報提供
2020/11/8: 山形新聞において、県内の鳥獣対策に関する情報提供
2021/1/28: 山形新聞において、アライグマに関する情報提供 記事はこちら(いつかリンクは切れてしまうかもしれません)
2021/1/29: 荘内日報において、「アライグマは見た目と裏腹”どう猛” 山大農記者懇 野生動物の現状と課題」という記事に関する情報提供
2021/2/2: 読売新聞(山形県版)において、「アライグマ広範囲に生息」という記事の情報提供
2021/3/23: NHK山形の「おはよう山形、及び、やままる」において、イノシシ対策に関する情報提供
2021/4/5: 朝日新聞において、「夜の繁華街でイノシシ猛進4キロ 曲がったフェンスの跡」という記事の情報提供
2021/6/19: 山形新聞において、「イノシシ増加 対応策を解説」という記事の情報提供
2021/6/23: 日本テレビの番組 ZIP! において、サル対策の解説
2021/7/27: 読売新聞において「電気柵設置 地域ぐるみ」という記事に関する情報提供
2022/7/27: The New York Times において「A Marauding Monkey Was Killed in Japan. Others Will Take Its Place.」という記事に関する情報提供
2022/7/27: NBC NEWS(北米の主要メディアの一つ)において 「Monkey suspect killed in Japan after spate of attacks — but others may still be on the loose」という記事に関する情報提供
2022/11/11: メディアリリースに基づき、山形新聞において「個体群のつながり マップに示す:ニホンザル捕獲参考に」という記事を掲載して頂きました
2022/11/15:メディアリリースに基づき、 山形放送において「ニホンザル捕獲と保護の選択に分布や移動のマップ作製」を報道していただきました
2022/12/11: メディアリリースに基づき、朝日新聞(全国版)において「捕獲か?保護か? サルの行動解析」を報道して頂きました
2023/1/8: 山形新聞において、イノシシの人身事故の発生に伴い「身近に迫る危険性」という記事に関する情報提供
2023/1/15: 読売新聞において、「「害獣」イノシシ・ニホンジカの目撃急増、増える農作物の被害…他県から北上か」という記事に関する情報提供
2023/1/15: 山形新聞の日曜随想において、「森の『新しい日常』と生きる」というコラムを掲載
2023/1/18: メディアリリースに基づき、荘内日報において「厄介者の外来種 ハクビシンだけど・・・」を掲載して頂きました
2023/2/2: メディアリリースに基づき、河北新報において「ハクビシン 森では益獣 生態系に好循環」を掲載して頂きました
2023/2/2: メディアリリースに基づき、読売新聞において「サルの群れ関係を示す地図:捕獲や保護 判断材料に」を掲載して頂きました
2023/5/4: 読売新聞(全国版)において、研究室の研究成果である「種の運び屋ハクビシン、自然界では森林の守り役?」という記事を掲載して頂きました。
2023/6/23: NHK山形の「やままる」において、クマの市街地出没に関する取材のサポートをしました
2023/9/18: 東奥日報において、事前取材に基づき「『白神の現在』人を知らぬニホンザルの群れ」という記事を掲載して頂きました
2023/12/28: TUYテレビユー山形が製作する「報道特別番組 Nスタやまがたこの1年 未来へのステップ」において、県内の野生動物問題について解説しました
2024/3/24: メディアリリースに基づき、山形新聞において「野生動物 豪雪耐性は?」という記事を掲載して頂きました
2024/4/5: メディアリリースにもとづき、科学新聞において「豪雪に見舞われる哺乳類」という記事を掲載して頂きました
2024/5/16: JSTが運営するScience Japanというポータルサイトで研究成果「Mammals affected by extreme snowfall — Body size and dietary habits determine tolerance」を公表して頂きました(英語のみです)。
2024/5/31: 旭硝子財団から研究成果に関するインタビュー記事「人口減少社会における、ヒトと野生動物の共生とは? ニホンザルのマネジメントから考える」を掲載して頂きました