地球システム・倫理学会の「研究例会」
地球システム・倫理学会の「研究例会」
■日 時:2025年03月15日(土)16時00分〜18時00分(開場:15時45分)
■会 場:麗澤大学新宿キャンパス(東京・西新宿「新宿アイランドタワー」4階)およびZoom
■テーマ:グローカルな時代の道徳思想 ― モラロジーの現代的意義
■講 師:中山 理(なかやま おさむ) 麗澤大学特別教授・前学長
■略 歴:1952年三重県生まれ。上智大学文学博士。麗澤大学前学長。現在、麗澤大学大学院特別教授、モラロジー道徳教育財団特任教授・生涯学習本部副本部長、道徳科学研究所客員教授、フィリピン・パーペチュアルヘルプ大学院名誉教授。著書にImages of their glorious Maker : Iconology in Milton's Poetry (2002, Macmillan Languagehouse 単). Happiness and Virtue Beyond East and West: Toward a New Global Responsibility. (Tuttle Publishing, 2012 共).『人生100年の時代を楽しむ技術』(扶桑社 単)、『日本人の博愛精神』(祥伝社 単)、『イギリス庭園の文化史』(大修館書店 単)、『読書こそ人生をひらく』『人間力を伸ばす珠玉の言葉』『荘子に学ぶ明鏡止水のこころ』『運命を開く易経の知恵』(いずれもモラロジー研究所 共)、翻訳書にR.F.ジョンストン著『紫禁城の黄昏 上・下 完訳』、ヒレア・ベロック著『ユダヤ人 なぜ、摩擦が生れるのか』、原勝郎著『原勝郎博士の「日本通史」』、ジェニファー・スピーク著『キリスト教シンボル辞典』(筑摩学術文庫)など多数。
■要 旨:現代社会を生きる私たちが抱える最大の問題のひとつは、精神文明と科学文明の間に深刻な対立が生じていることではないだろうか。というのも、世界の宗教的叡智と近代の科学的知性とがうまく融合できていないため、現代人の意識に深刻なマイナスの影響が及んでいるように思えるからである。その意味で、現代ほど両文明の間に「新たな架け橋」を構築することが求められている時代はないと言えるだろう。そのような精神文明と乖離した近代文明の欠陥を百年も前から憂慮していたのが、モラロジーという学問を創設した廣池千九郎であり、廣池はこの問題を解決するために世界の諸聖人の精神的価値を科学的に再評価するという試みに挑戦したのであった。廣池のいう聖人とは、ソクラテス、イエス・キリスト、仏陀、孔子であり、ある意味でグローバルな広がりと深みをもった哲学者や宗教家、すなわち故伊東俊太郎先生のいう「精神革命」の時代の原点となった人々である。ただし廣池は、哲学者ヤスパースが「枢軸の時代」と呼んだ、人類の大きな精神的転換期の思想に勝るとも劣らない高度な思想が、日本独自の精神的伝統にも見いだせるという。それは、ある意味でローカルな道徳思想の発掘であると言えよう。地域性を考慮しながらも、地球規模の視点で物事を考え行動することを要求される現代社会において、グローカルな視点をもとうとするモラロジーにどのような意義があるのかを管見してみたい。
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■「研究例会」には、当学会に未加入の方も、来場ないしはオンラインで参加頂けます。当学会に未加入の方が来場して参加される場合は、当日、会場受付にて資料代として1,000円お支払いください。(ただし学生・院生は無料です)
■「研究例会」への出欠をこちらのフォームで、2025年03月07日(金)までにご回答下さい。(03月08日(土)以降に参加を申し込まれる場合は、学会事務局長(犬飼孝夫)宛にメールでご連絡ください。)メールアドレス:tinukai@reitaku-u.ac.jp
■オンライン(Zoom)で参加希望の方には、開催前日までにZoomのURLとパスコードをお届けします。前日までにURLとパスコードが届かない場合は、学会事務局長(犬飼孝夫)宛にメールでご連絡下さい。メールアドレス:tinukai@reitaku-u.ac.jp
■来場に際しては感染症防止に十分ご留意下さいますようお願い申し上げます。
■「研究例会」に先立ち、14時30分から15時30分まで「理事・評議員会」を開催します。「理事・評議員会」は、当学会の役員(理事・評議員)のみの参加となります。
更新日:2025年02月03日