「とっておきの日しか食べられないものはありましたか?」
「ンムクジアンダーギー」や「ポーポー」などは、特別(とくべつ)なときだけ作られる料理(りょうり)です。
沖縄には、節日(シチビ)というお祝(いわ)いの行事(ぎょうじ)や、折り目(ウユミ)という季節(きせつ)のかわりめに食べる特別な料理(りょうり)があります。たとえば、冬至(とうじ)の時には「トゥンジージューシー」という固(かた)い炊(た)きこみご飯(はん)のようなものを食べます。
また、夏(なつ)や正月(しょうがつ)など特別な時には、近所の人たちが集(あつ)まって豚(ぶた)を一頭(いっとう)殺(ころ)して分け合います。そして、それを料理したり、残(のこ)ったものは塩(しお)づけにして保存(ほぞん)します。
さらに、田植(たう)えや稲(いね)かりがおわった時には、家で飼(か)っているやぎを殺して食べることもあります。これは農家(のうか)の人たちが集まって一緒(いっしょ)に作業(さぎょう)をする「イーセー」という行事です。
やぎを調理(ちょうり)して、シンメーナービに入れて炊(た)きます。やぎ汁(じる)はとても特別な料理で、やぎの肉(にく)をたくさん使います。すきな人は6杯(はい)や7杯も食べる人もいます。
このように、特別な日にはちゃんとしたご飯(はん)が食べられるんで、朝からワクワクしていましたね。
地域(ちいき)によって行事(ぎょうじ)や行事食(ぎょうじしょく)には違(ちが)いがあります。
昔(むかし)は、行事以外(いがい)でお米やおもち、たくさんの肉(にく)を食べることはほとんどないため、行事食はとっておきのごちそうでした。
沖縄には、この他(ほか)にもたくさんの行事が残(のこ)っています。あなたが住(す)んでいる地域には、どんな行事がありますか。
ラフテー
くふぁじゅーしー
とぅんじーじゅーしー
鬼むーちー
重箱料理(じゅうばこりょうり)
もち重箱(じゅうばこ)
ふちゃぎもち
ぽーぽー