委嘱曲

Laylat-l-Qadr

京都大学叡風会では、1998年定期演奏会(11月27日)の大合奏曲を生田流箏曲家・池上眞吾先生に委嘱・作曲していただき、初演いたしました。曲名は「Laylat-l-Qadr」(アラビア語・ライラトルカドル)、編成は箏・十七絃・三絃・尺八です(箏・尺八はA・Bの2パート)。三楽章構成で、曲の長さは約15分です。

1999年12月には女子美術大学箏曲部の定期演奏会で演奏されたそうです。これからも多くの場で演奏されることを望んでおります。以下は1998年定期演奏会のパンフレットに掲載した楽曲解説です。

    日本人はしばしば、オリエンタルな音の響きに心地よさを感じる。この曲はそうした感覚を純粋にまとめたものである。曲に使用される邦楽器は、民族音楽に用いられる4分の1音(クォーター)と呼ばれる微妙な音程を再現することも可能であるが、あくまでもファンタジックな曲想を前提として描きあげている為、基本的には平均律の調弦法を用いている。なお、曲名の決定は委嘱者(京都大学叡風会)におまかせした。    1998年7月作曲

作曲者:

池上眞吾 先生

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