障碍・社会的マイノリティを抱える方や周りの方へ…

身体障碍(先天性脳性麻痺、平衡機能・体幹障碍、視覚障碍)、精神障碍(解離性同一性障碍<多重人格・DIDとも>、性同一性障碍、うつ、恐怖症など)、発達障碍など障碍と枠付けられるもの、LGBT・感覚過敏など、社会的マイノリティと呼ばれるようなものを抱えてきた(その上、複雑な事情によりグレーゾーンとして扱われ生きてきた)私が生きてきて、つくづく思うことは、


得手不得手や、社会の中で適応が難しいことは、誰にでも、ある。そして、多かれ少なかれ、みんな、違う、ということ。

その上で、確かに少しばかり、多くの人が思わぬところで、支えや助けが必要であったりする部分があるかもしれない。

そして、それは、例え家族でも、わからないことは多いもの。

だったら、だからこそ、

当人(自分)が社会の中でうまく生きていくために、自分にとって必要なことや手助けを、求めることができるようになること。

そして、サポーターや親御さんも、「本人のやり方でできること」は、やっていいんだよ、と、本人が引け目なくできるように見守ったり、何より「本人が自分に必要な支えや助け、知ってもらいたいことを自分でしっかりと伝えることができるようになるよう」、何か困った局面が訪れたときにどうしたらいいか、自分で考えるまたは方法(手段)を得ることができるように、そのための「支え」で、在ることができること…


ではないか、と、痛感しています。


これから「自分の人生を生きていく術」を学ぶ(自分で考えられるようになるための)機会・過程は、誰にとっても、重要だろうと思う。 


社会では、ただでさえひとりひとり違う、あらゆる人たちに対応しきれないのに、

これが更に個別に大きな(しかも思わぬ)差がある、人たちに、必要な支えを自然と行うことは、なかなかできない。

そして、これは実は家族でも同じで…

家族だからこそ、自分が生んだ子供で生まれた時からずっと一緒にいるからこそ、実際わかることもあるし、わかっているしわかってあげられると思いたい。

しかし、親子でも別々の人間。しかも、ご自身が体験したことのない症状やマイノリティ、人生路線を持った人間であることも、確か。そして、言語化できないような複雑な絡み合った事情をどうしても抱えてしまうもの…(本人も、ご家族やサポーターの方も)。

そんな障碍やらマイノリティと言われるものをあからさまに持っていなくても、核家族化が進んでいる現代の世の中、本人たちにはそのつもりがないのだけれどもついついいつの間にか、「家族なんだから、家族のことは自分はよくわかっている…」という前提の思い込みのゆえに、水面下ですれ違って苦しむ、ご夫婦や親子の方々も非常に多くいらっしゃるようになっています。

私自身、物凄く受け止めよう、わかろうとしてくれる家族に対して、その思いが強いがゆえにわかっているつもりになられてしまっている部分に葛藤したり、逆に「私たちにはわからないものをこの子は背負っているんだな、と感じている」という部分に対して、話せなくなったり、これまた言葉でうまく表現することができませんが、社会に対していつの間にか「助けが必要なところが自分でわからない」状態になっていたり「助けや支えを求めてはいけない」「自分の状態を話してはいけないんだ」と、本当に自分でも無自覚のところで思い込んでしまってどうしたらいいかわからないまま葛藤したり劣等感や罪悪感の塊になってしまったり、そのままいつの間にか更に希死念慮を常に抱くようになって、しかしそれすらも誰にも相談できなかったり…そのままあれやこれや絡み合って複雑化してしまった問題をどんどん深い部分で抱えながら、自分の人生の可能性を閉ざす方向へと突き進んでしまっていたり…

そんな、いろいろを、体験もしてきました。


精神障碍を抱えたお子さんを持ち、その障碍というもの自体には何となく気付いたり聞いたりはしていたけれど、お子さんをすぐそばで見ているがゆえにわかっているつもりで良くわからず、しかし親なのだから自分が対処せねばという思いもどこかにあり、一生懸命に優しく辛抱強く、対応していた、親身になっているのだからこれで大丈夫なはずと思いきや、実はその障碍の症状を悪化させてしまう対応を長年してきてしまっていた…(本人もご家族も専門家ではないのですから、これは本当にどうしようもないことです)、それで本人もわからずに本人の苦しみが酷くなる一方で、藁をもすがる思いで遂に相談していらした…というようなクライアントさんとそのご家族にも出会いました。

(しかし、実際のところこれと似たケースで、ご本人が言語化できない水面下で非常に苦しみを深める一方で、このままの人生では死ぬしかないとまで思い詰めている方、実は多くいらっしゃいます…)


また、ご家族や周りにはそういう人がいないけれど、社会で、道端で困っている人を見かけた時、自然とサポートできるようになりたい、自分も支えられているのだから、…というような人たちとも、出会ってきました。


だからこそ、何にしてもご本人が、少しでもご自身に必要なことをご自身から発することができるように、そして大人になって社会に出ることになってから、自分の力で自分の可能性を切り拓いていくことができるように、道筋をひとつでも多く作っておく、可能性をひとつでも多く知っておくことが、非常に本人の人生で重みを持つと、私自身が肌身で、そして当事者としてもセラピストとしても、痛感し続けてきました。


また、それと同時に、ご本人がお子さまであったなら、お子さまが大人になった時、相談したり頼ることのできる道筋、人を、ひとつでも、確保しておくことも、後から大きく意味を持つかもしれません。少なくとも、私は、欲しかった…。


そんな思いで、このページを作りました。

社会では障碍と言われる特性(特徴)、社会的マイノリティと言われるような状態、症状などを抱えておられる方、また、そのご家族ご親族さまや、パートナー、サポーターの方…

今、特に多様化の時代、社会の中でもなるべくオープンに、そしてご自身(ご本人)に無理のない形で、生きやすい形で、社会で過ごしてゆくことができるために、何をどうしたら良いか、言語化できている問題、できていない問題、今抱えている問題、今後や将来のための策…

ご一緒に、考えませんか?


また、私は、こんな思いもあり、お互いが自然に支え合い補い合うことができる社会の輪を少しでも広げたいという理念のもと、コミュニティも運営しております。

もちろんもし必要だと思われた方は、ですが、コミュニティの中でいざという時、相談することができる場や人をひとつ、ひとりでも増やしておいたり、お子さんが成長してきた時にご本人が相談できる関係性を作ることができるひとつの候補とする…などという使い道も、可能と思っています。

(コミュニティに関してご興味があれば、こちらもしくは直接、ご相談ください。)


個別に相談するにはまだどうしたら良いかわからないし…という方には、よろしければまずは、毎月、企画をしている交流会もご利用ください。(ご参加予約は、開催日3日前18:00まで)


他、障碍理解の啓蒙活動の一端としても行っております。街でこんな人を見かけたら、どういう手助けが必要とされるのだろう、どう助け合うことができるのだろう…ということに興味がある方も、どうぞお気軽にお声かけください。


※脳性麻痺・運動失調系統・視覚障碍・発達障碍・解離性同一性障碍・神経症・恐怖症・性同一性障碍・LGBTなどは、私自身に当事者経験もありますので、いろいろな角度からのお話がしやすいかもしれません。また、私自身が白杖使用者でもありますので、実際の対面では私自身を例えとして、実践的に説明もしやすいです。


~個別相談~

2時間 オンライン¥3,000- 対面¥4,000-


<EGLCメンバー>

2時間 オンライン・対面ともに¥2,000-


⭐対面の場合は、東京都台東区の浅草周辺(詳細はお問い合わせ時のメールにて)、オンラインの場合は、ZOOMによるビデオ通話となります。

⭐対面の場合、私が可能と判断する場所ならば浅草以外でも可能ですが、駅周辺となることと、+¥1,000-となります。


~ご予約方法~

このWebsiteの「ホーム」下部にある「お問い合わせフォーム」より、

必要事項を記載の上、件名に「マイノリティ相談」と入力して、ご送信ください。

この際、@gmail.comからのメールを受信できるよう設定をご確認ください(いつの間にか迷惑メールフォルダに入っていたり、そもそも弾かれて、こちらからの連絡が届いていない…ということがしばしば発生しております)