このシステムでは、マクロ(VBA)を利用しています。素点の入力のみの利用ではマクロの有効化は必要ありませんが、設定変更や連続印刷などはマクロを有効化しなければ利用できません。なお、ダウンロードしたファイルには、自動でロックがかかっていますので、ファイル自体のロック解除を行わなければなりません。(初期設定→)
また、このバージョンでは利用が推奨されていない【共有(レガシ)】を利用しています。ファイル利用時に忠告メッセージが表示されることがありますが、無視していただいて結構です。
<追加注釈>(2025/7/10)
2025/7/10 「簡単明瞭」の公開を停止しました。
システムの運用上、大きな障害となるバグを発見したため、アプリの公開を一時的に停止しました。現在修正中ですが、エクセルの仕様上、回避しきれないバグも含まれており、大幅な修正が必要のようです。再掲載まで、いましばらくお待ちください。
学級数の上限は15クラスです。これを超えると正しく処理ができません。また、アルファベットの大文字と小文字の区別はできません。
学級名にはA/B.C等のアルファベット以外に、A-1/A-2/A-3など複数文字を組み合わせた名前の設定が可能です。また、学級数は名簿に入力されている学級名から自動抽出されますので、特別の設定は必要ありません。
1学級数の生徒数上限は45名です(法律上は40名)。「簡単明瞭」は転出処理に対応していないため、同一学級で転出入が繰り返された場合、名簿上生徒数の合計が40名を超える場合があります。そのため、最大数を45名と設定しています。
[簡単明瞭] はPDF出力には対応していません。どうしてもPDF出力を行いたいというのであれば、プリンターの設定を Microsoft Print to PDF に設定すれば不可能ではありませんが、ファイル保存の手間が非常に大きくなります。
「単純明瞭」は、生転出生徒の名前を削除する機能には対応していません。もちろん、名簿上から [組・番・氏名] を消去すれば、処理対象からは外れますが、行の削除はできないためデータは残り続けます。
これらを考慮し、転出生に関しては、個票印刷をスキップする機能を追加しています。名簿の [SKIP} 欄に〇を入れることで、当該生徒の行に [網がけ] がされ、個票印刷がスキップされるようになります。ただし、一覧表には残り続けるため、転出入が繰り返された場合、1学級の生徒数が40名を超える場合が発生します。(処理上限は45名)
「単純明瞭」は、転入生のための名簿行挿入には対応していません。そのため、名簿作成時点で転入生対策として、予め学級間や男女間に空白行を設定しておく必要があります。(空白行に後から氏名を追加することは問題ありません)
空白行がない場合は、名簿の最終行以降に氏名を追加することでデータ処理は問題なく行えますが、素点入力のミスには十分な配慮が必要になりますので、ご注意ください。
名簿を作成する際、学級名のみ設定し氏名欄を空白にするとエラーが表示されます。ただし、空白行を作ることは問題ありませんので、名簿には転入生に対応するための空白行をあらかじめ設定しておいてください。
また、性別も必須項目です。性別不定の場合は [・] を必ず設定してください。
素点入力表や素点一覧表の [総合計] の欄は、4教科のいずれかの教科が実施されていない場合には表示されません。また、試験実施教科数は自動的に検出されるため、すべての教科を受験していない(素点が入力されていない)生徒に関しては、[総合計] は表示されません。そのため、学級により実施した教科に違いがある場合には、全員の総合計が表示されなくなります。(このような状況には対応していません)
「簡単明瞭」では、様々な関数計算が予め設定されています。これらの式を変更した場合、思わぬ誤作動を起こす場合があるため、入力可能なセル以外には<変更禁止>が設定されています。そのため、誤って関数を削除したり、変更することはできなくなっています。
ただし、<変更可能>なセルの場合でも、シート上でカット&ペーストを行うと、計算式が壊れる可能性があります。シート上でのデータの移動には十分ご注意ください。
マクロを使わない印刷においては一時的に印刷式の変更はできますが、マクロを使うと印刷形式はアプリの設定に自動的に戻ります。また、パンチの使用を想定し、[メニュー] 画面の左上に、左端マージンの有無を設定するラジオボタンを設置しています。
システム管理上必要な設定事項をまとめた [SET] シートは非表示に設定されています。通常、このシートの内容を直接変更する必要はありません。また、内容を強制的に変更したりシートの削除を行うとシステムにエラーが発生するので、不用意な変更や削除は行わないでください。
エクセルには、クラウド処理を前提とした高度なファイル共有システムが存在しますが、教育データのクラウド処理には制限がかけられているためりようできません。よって、従来のファイルサーバー(NAS)上でのファイル共有機能(レガシ)を用いてファイル共有機能を実現しています。なお、共有機能を利用しないバージョンのファイルも同時に公開していますので、必要に応じて使い分けていただければと思います。