導入手順

初期設定

①名簿作成([1学期]シート)

C4th等から、生徒名簿をコピーし[1学期]のシートの名簿欄に貼り付けてください。このとき転入生対策として、男女間やクラス間に「空白行」を作っておくことをおすすめします。

②評定計算表を設定([設定]シート)

各学校の評価基準に従い[評定換算表]を設定してください。評定換算に素点平均を加味すると、より公正な評価ができますが、学校の規定内での利用に留めてください。なお、各観点の重みを変えることはできません。

③ 観点のしきい値(A基準・B基準)を設定

各観点は、自動で100点満点に換算されます。100点満点でのしきい値を設定します。規定値では、A基準が80点以上、B基準が40点以上に設定されています。しきい値は後でも設定できます。

※ファイル名は自由に変えても問題ありません。

素点入力

項目名は、成績の計算には一切影響を及ぼしません。自由に設定することができます。

項目の満点は、[-100~100点]の間で設定することができます。配点次第で、それぞれの評価への影響力(重み)がかわります。

各個人の素点を入力します。空欄の場合は、その項目の評価は0点で計算されるため、見込み点を入力するか、事後に成績の調整を行う必要があります。また、満点で設定した点数を超える値を素点欄に入力した場合、素点欄のセルの色が変わります。

計算方式(例)

[単純明快]では、素点を入力するだけですべての計算を自動で行います。ここでは、内部で行われている計算をできるだけ詳しく解説します。

①入力した素点を100点満点に換算

素点は、各観点ごとに合計点が計算され、総合計が100点換算されます。

このとき、各項目の満点の設定を変化させることで、項目それぞれの[重み]を変化させることができます。(この例では、[ 小テスト:レポート:作品  = 1:1:2 ] の比率になっています。)

なお、このシステムでは素点のABC入力ができないため、各項目をABCで評価している場合には、【 A→3点・B2点・C1点 】と、数値で入力することで評価の計算が行われます。

②観点別評価に換算

[しきい値設定] の設定にしたがい、ABCが判定されます。なお、しきい値は、100点換算(100点満点)された点に対しての値です。

自動計算された値は、[評価表]と[コピー&ペースト用欄]の2箇所に表示されます。

[しきい値] は、学期ごと・観点ごとに設定変更ができます。(各シートに設定欄があります)

1学期のシートでは、評価の右側に得点(百点換算)左側に全体に対する素点の順位が表示されます。また、2学期以降のシートでは、左側に前学期の評価に対する変化が矢印で表示されます。


<観点別評価の [修正] について>

 自動計算された観点別評価は、素点と関係なく修正(強制的に変更)することができます。

これは、様々な理由による成績の変更を許容するための仕組みです。算出された評価([評価表]内の色付きの列)を手作業で修正することで、評価を変更することができます。([コピー&ペースト用欄]は自動更新されます)

 このとき、素点の変更は行われていませんので、学年末の総合評価の計算には元の素点が利用されることになります。(素点の改ざんを認めない仕様です)

 また、[しきい値]の評価基準と差異が発生した場合、そのセルには自動で色がつく仕組みになっています。([しきい値表]の下のチェックをはずすと、この機能はOFFになります)

③5段階評定を算出

 [評定換算表](別記) で設定した基準にしたがい、観点別評価の組み合わせから5段階評価が判定されます。

自動計算された値は、[評価表]と[コピー&ペースト用欄]の2箇所に表示されます。

 判定基準は、①各観点のABCの組み合わせ、②各観点の平均点、③ABCの組み合わせと平均点の総合判定の3種類があります。(この例は①の組み合わせでの判定です)


5段階評定の [修正] について>

 自動計算された5段階評定は、観点別評価と関係なく修正(強制的に変更)することができます。

これは、様々な理由による成績の変更を許容するための仕組みです。算出された評定([評価表]内の色付きの列)を手作業で修正することで、評価を変更することができます。([コピー&ペースト用欄]は自動更新されます)

 このとき、素点の変更は行われていませんので、学年末の総合評価の計算には元の素点が利用されることになります。(素点の改ざん認めない仕様です)

 また、[しきい値]の評価基準と差異が発生した場合、そのセルには自動で色がつく仕組みになっています。([しきい値表]の下のチェックをはずすと、この機能はOFFになります)