[ 分 析 ](A4横)

全学期の観点別評価と5段階評価の分布をグラフで表示します

[スライサー]を活用すれば、クラス単位でのカウントも表示できます。このシートでは、データの操作はできません。

評定の分析について(学校DXの推進)

このシステムを学校単位で導入することで、それぞれの学年や教科で算出した評価を、統一の形式で出力することができるようになります。この効果は「学校DX」の考え方の導入につながります。

例えば、学期末にそれぞれの教科から提出されたシートをファイリングしておけば、学校単位での評価の記録データベースが完成します。これにより、成績情報に関するガバメンス体制が整うことになります。

実は、「学校DX」の推進には、学校のガバメンスを確立する観点からの業務の見直しが重要です。そのためには新しい手続きの導入が必要なのですが、そのための手続きを増やすと、逆に業務量が増えてしまうという本末転倒が起きてしまいます。

実は、この点が「学校DX」が進まない根本的な原因でもあります。

例えば、シートの提出に関しては、PDFで出力したファイルをNAS等の共有クラウドに保管することで、ペーパレスの実現が確立します。また、ファイルの管理体制を構築することで、今まで個別に行っていた印刷やファイリングの手間がなくなります。

つまり、業務体制の統一を目指すことで、それまで個別に行っていた様々な「すりあわせ業務」を一気に削減することができるのです。

このように、【校内で行われている様々な業務をデジタルを用いて統一すれば、結果的に業務の効率化が進む】という実感を、個別の先生が体験を通して持つことが必要なのです。

その入り口として、すべての教員が行っている「成績処理」を活用することは理にかなっているといえるのです。

「単純明快」が、「学校DX」の推進に少しでもつながることを期待しています。

2024/1/1